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【保存版】国家総合職(経済区分)の試験の流れや倍率は?二次試験で何点取ればいいの?実際の点数を教えます!

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◆国家総合職(経済区分)の体験談をご紹介

国家総合職(経済区分)の体験記、試験の流れ、採用に興味がある方に向けて様々な情報をご紹介

 

  • 最終合格するためには二次試験で平均点をとればよい
  • 専門記述は得点調整される可能性大
  • 最終合格=採用ではない

 

こんにちは!KomuInfo編集長のゴウダジュンジ(@KomuInfo)です。

筆者の詳しいプロフィールはこちら

 

私は平成30年度国家公務員総合職試験経済区分(大卒程度)を最終合格しました。

 

ネット上には経済区分の情報がほとんどなく、受験期に大変苦労したので、この度は筆を執らせていただきました。

 

以下では一次試験及び二次試験の得点の概略を記しています。受験生の皆様はぜひご参考下さい。

 

なお、特定を防ぐため得点は多少変えております。何卒ご了承ください。

 

国家総合職試験の詳細については以下の記事をご覧ください。

 

 

試験日程

申込みから採用までのおおまか流れは以下の通りです。

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詳細な日時は以下の通り。

 

※平成31年度

申込み期間 3月29日(金)~4月8日(月)

第一次試験日 4月28日(日)

第一次試験合格発表日 5月10日(金)午前9時

第二次試験日(筆記) 5月26日(日)

第二次試験日(人物) 5月28日(火)~6月14日(金)のいずれかから指定される一日

最終合格発表日 6月25日(火)

官庁訪問 6月26日(水)~7月9日(火)

内定 10月1日(月)以降

採用

合格者数・倍率

国家総合職全体

(単位:人)

※()の数字は、女性を内数で示します。

申込み者数 17,428(6,324)

第一次試験合格者数 2,354(647)

最終合格者数 1,158(330)

倍率 15.05倍(19.16倍)

経済区分

申込み者数 2,045(551)

第一次試験合格者数 426(82)

最終合格者数 194(40)

倍率 10.05倍(13.78倍)

私の受験地は東京都でした。

 

第一次試験・第二次試験(専門記述)共に欠席者は1~2割程度で、人事院面接は9割以上が出席していました。

 

採用について

採用予定数

平成31年度の経済区分の採用予定数は約65名です。

過去の採用予定数は以下の通りです。

平成30年度 70人

平成29年度 75人

平成28年度 85人

実際の採用数

平成30年度の経済区分で実際に採用されたのは58人(うち女性22人)でした。

過去の採用数は以下の通りです。

平成30年度 58人(22人)※採用予定数より12人少ない

平成29年度 63人(25人)※採用予定数より12人少ない

平成28年度 67人(20人)※採用予定数より18人少ない

 

経済区分

H30 H29 H28
会計検査院 2(1) - 2(1)
人事院 2(1) 2 -
内閣府 2(2) 4(2) 4
公正取引委員会 1(1) 1 1
警察庁 3(1) - 3(2)
金融庁 5(4) 3(1) 6(3)
消費者庁 - 1 -
総務省 3(1) 8(4) 9(1)
消防庁 - - -
法務省 - - -
公安調査庁 - 1(1) 1
外務省 2(1) 4(1) 3
財務省 10(3) 10(5) 15(4)
国税庁 3(1) 2 2(2)
文部科学省 3 3(2) 3(1)
厚生労働省 2(2) 1 3(1)
農林水産省 3(2) 5(2) 3(1)
経済産業省 9(1) 8(4) 6(1)
特許庁 - - -
国土交通省 4(1) 8(2) 4(2)
気象庁 - - -
海上保安庁 - - -
環境省 3 2(1) 1
原子力規制委員会 - - -
造幣局 1 - -
国立印刷局 - - -
防衛省 - - 1(1)
衆議院法制局 - - -
参議院法制局 - - -
合計 58(22) 63(25) 67(20)

 

試験科目

第一次試験と第二次試験が課されます。第二次試験は、第一次試験合格者のみが受験することができます。

第一次試験

基礎能力試験(多肢選択式)

試験時間 2時間20分

満点 40点

問題数 40問

解答数 40問

平均点推移

H30 16.563点

H29 18.792点

H28 17.584点

H27 20.231点

H26 16.093点

文章理解から11問、数的処理から16問(うち資料解釈3問)、人文科学・自然科学・社会科学(時事含む)から計13問出題されます。

 

国家総合職試験の問題は数ある公務員試験の中で最高難度と言われております。

 

対策としては、予備校の映像講座を受講し、

ひたすらクイックマスターを解いていました。

(数的処理、自然科学、人文科学は3周~5周、文章理解は1周)

 

教養の社会科学は専門科目の対策で十分だと思ったので、クイックマスターは特に解きませんでした。

 

 

例によってこの年(2018年)も難しく、特に数的処理が難化したため、平均点が大きく下落しました。

 

ちなみに私は16点でした。

 

専門試験(択一式)

試験時間 3時間30分

満点 40点

問題数 46題

解答数 40題(うち必須問題31題)

必須問題 経済理論15題、財政学・経済政策5題、経済事情5題、統計学・計量経済学5題の計31題解答

選択問題 以下の5科目15題から任意の計9題解答

  • 経済史・経済事情 3題
  • 国際経済学 3題
  • 経営学 3題
  • 憲法 3題
  • 民法(担保物権、親族及び相続を除く) 3題
平均点推移

H30 15.947点

H29 15.733点

H28 17.155点

H27 17.587点

H26 18.690点

私は経済史・経済事情、経営学、憲法を選択しました。

 

こちらも予備校の映像講座を受講し、ひたすらクイックマスターやLECが特別に作成した問題集を解いていました。

 

国際経済学や経済政策、経済史、統計学・計量経済学の過去問集はほとんど市販されていないため、LEC特製の問題集は本当に役立ちました。

 

とくに計量経済学・統計学は対策が難しく、他の公務員試験では出題されない科目のため捨てる方が多いと思います。

 

ただ、例年1問は分散や標準偏差を求める簡単な問題が出題されるので、基本的な問題は解けるようにしておいたほうがいいと思います。

 

こちらは例年並みの難易度で、私は26点でした。

 

第二次試験

第二次試験は専門試験(記述式)と政策論文試験、人物試験が課せられます。

専門試験(記述式)

試験時間 4時間

満点 60点

問題数 3題

解答数 3題(うち必須科目1題)

必須問題 経済理論

選択問題 以下の4題から任意の2題を解答

  • 財政学
  • 経済政策
  • 公共政策A
  • 公共政策B

※公共政策からはAかBのいずれか1題のみ選択可。

平均点推移

H30 30.997点

H29 29.997点

H28 30.239点

H27 31.142点

H26 30.876点

一般的に公共政策Aは法律区分向け、公共政策Bは経済区分向けと言われています。

私は経済理論・財政学・経済政策を選択しました。

 

こちらも予備校の問題集答案添削システムを使って学習をすすめました。

 

以下、私の手ごたえと自己採点です。各科目20点満点の計60点満点で計算しております。

 

経済理論

自己採点・・・10/20

 

大門(1)

自己採点・・・4/10

 

3種類の財を消費する消費者の効用関数に関する問題。難問。

小門が6つあったが、1と2までしか書けず。3は勘。4~6にいたっては白紙。

 

大門(2)

自己採点・・・6/10

 

総需要曲線と総供給曲線に関する問題。普通~やや簡単

小門1~3まで解答。4は白紙。

 

財政学

自己採点・・・8/20

 

大門(1)

自己採点・・・5/10

 

医療及び介護に関する問題。試験委員の先生の本を読んでいれば簡単だったらしい。

小門は半分以上わからず。一応すべて埋めたが自信なし。

 

大門(2)

自己採点・・・3/10

 

生産要素と固定資産税に関する問題。普通~やや難

すべて書いたが的外れ感が否めない。

 

経済政策

自己採点・・・9/20

 

大門(1)

自己採点・・・2/5

 

HHIに関する問題。難問

全く分からず。

 

大門(2)

自己採点・・・2/5

 

○×問題。簡単~普通。

 

大門(3)

自己採点・・・5/10

 

ソローの経済成長等に関する問題。簡単~普通。

 

27点/60点満点中という予想でした。

 

実際の点数(素点)

開示した結果、

 

  • 経済理論→約17点
  • 財政学→約14点
  • 経済政策→約13点

 

合計44/60

という結果でした。

 

自信がなかったのにも関わらず点数がとれていたことには驚きました。

 

おそらく得点調整が行われたのでしょう。

 

政策論文試験

試験時間 2時間

満点 10点

平均点推移

H30 5.945点

H29 6.021点

H28 5.916点

H27 5.968点

H26 5.962点

論文を書く上で資料がいくつか与えられますが、その資料の中に英文を含むことが特徴です。

 

出題内容はきわめて抽象的で、設問に対して具体的な意見をを論述する必要があります。

 

なお、資料すべてを使って論述することが前提条件です。

POINT

どうしても書き方がわからないという方は、

資料①の要約

問題提起①

資料②の要約

問題提起②

資料③の要約

問題提起③

問題①~③の共通項抽出

現状の分析

解決策の提示

という流れに沿って論述すれば、おそらく平均点は取れます。

 

私は7点でした。

 

人物試験(個別面接)

人物試験は人事院面接とも呼ばれ3:1の個別面接です。時間は15~20分程度です。

 

質問内容は主に面接カードから問われます。

ですので、面接カードに書いた内容のことはすべて自信をもって答えられるように準備しておきましょう。

POINT

 

面接カードには、

 

志望動機ゼミナール・研究の内容学生時代力を入れたこと最近関心のある話題趣味・特技自己PR

 

などを記入します。

 

主に聞かれる典型的な質問は以下の通りです。

 

なぜ地方公務員ではなく、国家公務員を志望しているんですか

国家公務員になったら、どんな仕事をやってみたいですか

1分間で自己PRをしてください

学生時代、力を入れたことを教えてください

ゼミナールでのあなたの役割を教えてください

今興味のあるニュースは何ですか

 

など、様々です。また典型的なコンピテンシー面接で、深堀りされます。

POINT

コンピテンシー面接とは、

 

なぜその行動をとったか

 

なぜその考えに至ったのか

 

その結果どのような力が身についたか」など、

 

過去の経験を徹底的に深く掘り下げて質問を繰り返す面接のことです。

 

これによって、受験者のアピールに再現性があるかどうかを判断されます。

 

ここでは、「大会で優勝した」「売上○○万を達成した」など結果よりも、

 

優勝できたのは何故か」「どうやって売り上げ○○万を達成できたか」など、結果に至るまでの過程が重要視されます。

 

ちなみに評価の割合ですが、

A評価3%

B評価17%

C評価60%

D評価17%

E評価3%

と言われております。(これは国家一般職の人事院面接でも同様のことが言えます。)

 

私の場合、過去の経験について掘り下げられ、ゼミでの役割やサークルでの役割についてよく聞かれました。

和やかに面接は進み、評価はでした(これは手応え通りでした)。

 

私は予備校で面接対策をしていたので、本番それほど緊張することはありませんでした。

 

配点比率

試験全体を15とした場合、

基礎能力試験 2/15

専門試験(択一式) 3/15

専門試験(記述式) 5/15

政策論文試験 2/15

人物試験 3/15

第一次試験の合格は基礎能力試験および専門試験(択一式)の結果によって決定します。

 

専門試験(記述式)と政策論文試験、人物試験は一次試験合格者を対象として評定した上で、最終合格者の決定に反映されます。

 

TOEICについて

国家総合職試験の場合、TOEICの点数が600点~725点の人は15点、730点以上の人は25点加算されます。

 

公務員試験の勉強でお忙しいとは思いますが、加算される点数の大きさやTOEICのコスパを考えると、受験を強くお勧めします。

 

私は15点の加点をいただきました。

 

TOEIC対策で使用した問題集

 

一次合格ラインボーダー

年度や試験区分によりますが、一般に、基礎能力試験と専門試験(択一式)でそれぞれ平均点+5~6点取れれば合格することができます。

 

経済区分の2018年度の一次合格ラインボーダー38~39点だったと予想されます。

 

基礎素点 専門素点 合計
12 40 52
12 39 51
12 38 50
12 37 49
12 36 48
12 35 47
12 34 46
12 33 45
12 32 44
12 31 43
12 30 42
12 29 41
12 28 40
12 27 39
12 26 38
13 25 38
14 24 38
15 23 38
16 22 38
17 21 38
18 20 38
19 19 38
20 18 38
21 17 38
22 16 38
23 15 38
25 14 39
26 13 39
27 12 39

 

最終合格=採用ではない?!

最終合格(二次試験に合格)した場合、官庁訪問と呼ばれる各府省庁の採用面接を経て内定者を決めるという仕組みになっています。

 

この官庁訪問では、各府省庁の人事担当者と15分~30分程度の面接を複数回行い、採用の可否が決まります。省庁によっては深夜まで時間がかかる場合があります。

 

説明会に参加してこまめに情報収集を行い、入念な準備を行いましょう。

 

予備校の先生や大学のキャリアセンターの方に面接対策を行ってもらうのも効果的です。

 

なお、例年採用漏れが一定数存在し、最終合格者の3人に2人は採用漏れになります。

 

席次について

上位3割でした。

 

出世しやすい省庁についてまとめた記事もぜひご覧ください。

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