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【保存版】参議院事務局(総合職)の採用試験まとめ!難易度や倍率は?面接ではどんなことを聞かれるの?

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◆参議院事務局の受験体験談をご紹介

参議院事務局や参議院法制局、衆議院事務局、衆議院法制局、国立国会図書館など国会職員の試験、採用、倍率などに興味がある方に向けて様々な情報をご紹介

当記事では参議院事務局(総合職)に関する情報をまとめていますが、その他国会職員の試験を受験する方にもおすすめの記事となっております(特に面接で聞かれる内容)。

参議院事務局(総合職)とは?

参議院で開かれる本会議・委員会など、会議における適正な手続の確保と活発な論議のために、会議運営、調査、総務などを職務とする国会職員のことを指します。

参議院事務局の職員になるためには、「三権分立」や「権力分立」の建前から、行政・司法が行っている国家公務員採用試験とは別個に、立法機関として独自に行っている採用試験を受験する必要があります。

 

受験資格

21歳から27歳までの方*1

 

採用予定者数

15名程度

 

試験日程

申込期間 2018年3月12日(月)~4月10日(火) (消印有効)

※持参も可

第一次試験日 2018年5月4日(金・祝)

第一次試験合格発表日 2018年5月10日(木)

第二次試験日(専門) 2018年5月21日(月)

第二次試験日(人物) 2018年5月20日(日)~6月2日(土)のいずれかから指定される1日

第二次試験合格発表日 2018年6月19日(火)以降

第三次試験 2018年7月以降のいずれかから指定される1日

最終合格発表日 2018年7月31日(火)以降

内定 2018年10月1日(月)以降

採用

2018年度は、第三次試験は7月7日(土)~7月8日(日)に行われました。 

 

受験者数・倍率

申込者数 600人前後
受験者数 400~500人前後
第一次試験合格者数 160人程度
第二次試験受験者数 100人程度(第一次試験合格者の6~7割)
第二次試験合格者数 80人程度
第三次試験受験者数 70人程度(第二次試験合格者数の9割前後)
最終合格者数 15人前後

実際に受験した身として感じた人数は上記の通りです。

第一次試験の倍率は約3倍第二次試験の倍率は約1.25倍第三次試験の倍率は約4.6倍最終合格倍率(受験者数÷最終合格者数)は約30倍でした。

※上記の数字は個人の見解であり、参議院事務局が公表したものではありませんのでご注意ください。

 

試験科目

第一次試験、第二次試験、そして第三次試験が課されます。

第一次試験

第一次試験では、基礎能力試験(教養試験)専門試験(どちらも多肢選択式)が行われます。

基礎能力試験(多肢選択式)

試験時間 3時間

問題数 50題

解答数 50題

社会科学(時事を含む)から5題、人文科学から13題、自然科学から7題、文章理解から9題、判断推理・数的推理・資料解釈から16題の計50題出題されます。

専門試験(多肢選択式)

試験時間 3時間30分

問題数 80題

解答数 40題

選択問題 以下の11科目80題から計40題となるように任意の科目を解答

  • 憲法 5題
  • 行政法 10題
  • 民法 10題
  • 刑法 5題
  • 労働法 5題
  • 経済政策 10題
  • 経済理論 10題
  • 経済事情・経済史 5題
  • 財政学 10題
  • 国際関係 5題
  • 政治学・行政学 5題

他の公務員試験と異なり、基礎能力試験は人文科学・自然科学系の問題の後に文章理解、数的処理という構成になっています。

専門試験は他の公務員試験とほとんど同じですが、ややマニアックな知識が問われる場合もあります。

私は憲法、経済政策、経済理論、経済事情・経済史、財政学を選択しました。

なお、問題を持ち帰ることはできませんのでご注意ください。

POINT

問題の難易度は国家総合職よりも簡単で、国家一般職より難しい程度!

第一次試験に合格したあとは、二次試験の前に業務説明会が行われます。

この説明会では、職員による業務説明及び講演、質疑応答が行われます。

出席又は欠席が採用試験の合否に影響することはないと説明されますが、参議院事務局の仕事内容への理解を深めるためにも極力参加されることをお勧めします。

 

第二次試験

第二次試験では専門試験(論文式)面接試験(集団面接)が行われます。

専門試験(論文式)
法律部門

試験時間 3時間

問題数 4題

解答数 3題(うち必須問題1題)

必須問題 憲法1題

選択問題 以下の3題から任意の計2題解答

  • 行政法 1題
  • 民法(総則、物権) 1題
  • 民法(債権、親族・相続) 1題
経済部門

試験時間 3時間

問題数 3題

解答数 3題(うち必須問題3題)

必須問題 経済理論1題、財政学1題、経済政策1題

専門試験に関しては、ホームページ上に過去問が掲載されていますので、そちらを参考にしてください。

私は経済部門を選択し、2完1半の出来でした。個人的には、国家総合職試験よりもやや簡単だと感じました。

 

人物試験(集団面接)

集団面接は、6人1グループで行われました。(30分前後)

主に聞かれた(そして今後も聞かれる可能性が高い)質問は以下の通りです。

なぜ国家公務員ではなく、国会職員を志望しているんですか

なぜ衆議院ではなく、参議院なんですか

参議院事務局で、どんな仕事をやってみたいですか

これまでの経験の中から身に着いた力で、参議院事務局で活かせる力はありますか

周りからどんな人だと言われますか

今興味のあるニュースは何ですか

など、様々です。また典型的なコンピテンシー面接で、深堀りされます。

POINT

コンピテンシー面接とは、

なぜその行動をとったか

なぜその考えに至ったのか

その結果どのような力が身についたか」など、

過去の経験を徹底的に深く掘り下げて質問を繰り返す面接のことです。

これによって、受験者のアピールに再現性があるかどうかを判断されます。

ここでは、「大会で優勝した」「売上○○万を達成した」など結果よりも、

「優勝できたのは何故か」「どうやって売り上げ○○万を達成できたか」など、結果に至るまでの過程が重要視されます。

個人的に、「AIなどが発展しても今後ずっと残り続けるものは何だと思いますか」という質問が印象に残っています。

周りは「議会制民主主義」「責任」などそれっぽいことを言っていて非常に感心した記憶があります。(私は「はさみ」しか思いつきませんでした。)

また、後半は集団討論が行われます。

「働き方改革に賛成か、反対か」などのテーマに対し、賛成・反対の立場がランダムに割り振られます

その割り振られた立場に立って別の立場の3人とディスカッションを行いました。発言は挙手制なので、アイデアが思いついたら積極的に発言するようにしましょう。

 

二次試験に合格したあとは、三次試験の前に個別業務説明会が行われます。

この説明会は、原課職員との1:1での個別形式です。また、原課職員との説明会の後は、人事課による意向調査が行われます。

出席又は欠席が採用試験の合否に影響することはないと説明されますが、意向調査で参議院事務局の志望度などが問われる場合があるので、極力参加することをお勧めします。

 

第三次試験

第三次試験では人物試験(個別面接)が行われます。

三次試験は個別面接です。面接官が6人ほどいて威圧感がありますが、緊張しすぎず、自然体で臨みましょう。

ここでは志望動機や携わりたい仕事、自己PRなど、身上書に書かれた内容を中心に質問されます。参議院事務局の志望度が見られますので、入念に準備しましょう。

POINT

身上書とは、俗にいうエントリーシートのことです。

A3片面手書きで、志望動機や学生時代力を入れたこと、自己PR、今後の目標などが問われます。

書き損じのないように注意しましょう。

また、任意でTOEICやTOEFL、英検など英語試験のスコアの提出ができます。加算される点数は不明ですが、自信のある方は必ず提出しましょう。

 

配点比率

試験全体を10とした場合、

基礎能力試験 1/10

専門試験(多肢選択式) 1/10

専門試験(論文式) 4/10

人物試験 4/10

第一次試験の合格は基礎能力試験および専門試験(択一式)の結果によって決定します。専門試験(記述式)と人物試験は一次試験合格者を対象として評定した上で、第二次試験合格者の決定に反映されます。

最終合格者は、第三次試験の結果のみに基づいて決定されます。

 

まとめ

参議院事務局含め国会職員の採用試験は非常に狭き門です。「国家公務員のすべり止め」 と楽観視していると普通に落とされます。覚悟して臨むようにしましょう。

国会職員の仕事はヴェールに包まれている部分もあり、具体的なイメージがわきにくいと思います。積極的に説明会に参加したり、OB・OG訪問をしたりして情報収集をしましょう。

POINT

なぜその組織で働きたいのか、その組織でどのような力を活かせるのかを自分の言葉で話すことができれば、必ず内定をもらうことができるでしょう。

*1: 1.平成3年4月2日から平成9年4月1日までに生まれた者 2.平成9年4月2日以降生まれた者で次に掲げるもの a.大学を卒業した者及び平成31年3月までに大学を卒業する見込みの者 b.参議院事務局がaに掲げる者と同等の資格があると認める者