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参議院事務局職員採用試験を受験して落ちた男の体験談

令和2年7月豪雨により被災された皆様とそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
現在も救出活動にご尽力いただいている方々に深く感謝するとともに、一人でも多くの命が救われることを強く願っています。

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参議院事務局職員採用試験とは、その名のとおり参議院事務局の職員になるための試験のことです。

 

三権分立の建前から参議院が独自に実施している試験であり、

人事院が実施する国家総合職試験とは異なるので注意。

 

試験内容は国家総合職試験をやや簡単にした程度で、待遇も総合職と同等です。

 

採用数15人弱に対して600人前後が受験するため、かなりの高倍率になっており、倍率だけで見れば公務員試験の中で最難関と言えます。

 

しかしながら、受験者の大半は省庁志望か記念受験なので、ここが第一志望という人はほとんどいないでしょう(失礼)

 

そんな事情もあってほとんどの受験生が面接で志望動機を詰められて撃沈します。

 

逆に志望動機を説得力を持って説明できたら、自己PRがダメダメでも受かりやすいです。

ある意味穴場のような試験です。

 

第一次試験 

 

 

試験は三段階あります。

 

まず最初の第一次試験では教養試験と専門試験が行われます。

 

会場は例年東大駒場キャンパスです。

 

法律区分と経済区分で教室が分かれていたかどうかは忘れてしまいましたが、3分の1くらいが欠席していた印象です。

 

 

試験の内容は総合職試験とほとんど同じ形式です。

 

教養試験の試験時間は3時間で、社会科学(時事を含む)から5題、人文科学から13題、自然科学から7題、文章理解から9題、判断推理・数的推理・資料解釈から16題の計50題出題されます。

 

特徴的なのはいきなり社会科学が出題されることです。

 

総合職試験は文章理解から始まりますが、この試験はやや異なります。

 

内容は総合職をやや簡単にした程度ですが、癖のある問題も出題されます。

 

総合職試験の対策をしていれば十分対応可能です。

 

 

 

専門試験の試験時間は3時間30分で、80題中40題回答します。

 

こちらもややマニアックな問題が出題されますが、総合職試験の対策をしていれば十分対応可能。むしろそれ以外の対策方法を知りたいレベルです。

 

 

 

第一次試験の合格者数は150〜160人程度です。

 

600人のうち3分の1が欠席していることをふまえると、倍率は大体2.5倍弱です。

 

私は自信がありませんでしたが、受かってました。予想以上に記念受験が多いのかも。

 

合格発表後には「業務説明会」が開かれます。

 

出席又は欠席が採用試験の合否に影響することはないです(信じるか否かはあなた次第)

 

私はめんどうなので出ませんでした

 

第二次試験 

 

第二次試験では専門試験(論文式)と面接試験(集団面接)が行われます。

 

 

専門試験は区分によって問題が異なります。

 

例に漏れず総合職試験より簡単で、私は2完1半の出来でした。

 

 

面接試験については、

専門試験の日に面接をやるグループと、後日面接をやるグループがあるが、大半は後日実施になります。

 

私は後日実施でした。

 

集団面接は、6人1グループで行われます。

前半・後半に分かれており、合わせて30分程度行われます。

 

前半は、受験生一人ひとりが、志望動機や自己PRなどを聞かれます。

 

「なぜ行政官庁ではなく、国会職員を志望しているんですか」

 

「なぜ衆議院ではなく、参議院なんですか」

 

「参議院事務局で、どんな仕事をやってみたいですか」

 

「これまでの経験の中から身に着いた力で、参議院事務局で活かせる力はありますか」

 

「周りからどんな人だと言われますか」

 

「今興味のあるニュースは何ですか」

 

など、典型的なコンピテンシー面接だが、対策しておけば問題ないです。

 

 

POINT

コンピテンシー面接とは、

 

なぜその行動をとったか

 

なぜその考えに至ったのか

 

その結果どのような力が身についたか」など、

 

過去の経験を徹底的に深く掘り下げて質問を繰り返す面接のことです。

 

これによって、受験者のアピールに再現性があるかどうかを判断されます。

 

ここでは、「大会で優勝した」「売上○○万を達成した」など結果よりも、

 

優勝できたのは何故か」「どうやって売り上げ○○万を達成できたか」など、結果に至るまでの過程が重要視されます。

 

 

個人的には「AIなどが発展しても今後ずっと残り続けるものは何だと思いますか」という質問が印象に残っています。

 

周りは「議会制民主主義」や「責任」などそれっぽいことを言っていたが、私は「はさみ」しか思いつきませんでした。

 

集団面接の後半は、集団討論が行われます。

 

「省庁の地方移転に賛成か、反対か」などのテーマに対し、賛成・反対の立場がランダムに割り振られます。(ここ重要)

 

その割り振られた立場に立って別の立場の3人とディスカッションを行いました。

 

発言は挙手制なので、アイデアが思いついたら積極的に発言するようにしましょう。

 

面接は本当にだめだめで、ところどころどもってしまったり、言っていることがしっちゃかめっちゃかになってしまったりと、終わった直後は不合格を確信したんですが、

まさかの合格でした。

 

二次試験はだいたい100人くらいが受験していて、80人程度が合格していたので、

実質フリーパスでした。

 

 

二次試験に合格したあとは、三次試験の前に個別業務説明会が開かれます。

 

この説明会は、原課職員との1:1での個別形式です。

 

また、原課職員との説明会の後は、人事課による意向調査(意味深)が行われます。

 

出席又は欠席が採用試験の合否に影響することはないと説明されますが、意向調査で参議院事務局の志望度などが問われる場合があるので、極力参加することをお勧めします。

 

今回はさすがに出席しました。

 

第三次試験

第三次試験では人物試験(個別面接)が行われます。

 

三次試験は個別面接です。面接官が6人ほどいて威圧感がありますが、緊張しすぎず、自然体で臨みましょう。

 

ここでは志望動機や携わりたい仕事、自己PRなど、身上書に書かれた内容を中心に質問されます。参議院事務局の志望度が見られますので、入念に準備しましょう。

 

余談ですが、集合時間から面接が始まるまで2時間弱も待たされました。

 

国会待機中の苦しみに慣れるための訓練なんでしょうか?

 

本とかゲームとか持っていっておくと暇つぶしになります。

 

案の定面接後には意向調査(意味深)があります。

 

面接が終わったからと言って気を抜かないようにしましょう。

 

POINT

身上書とは、俗にいうエントリーシートのことです。

 

A3片面手書きで、志望動機や学生時代力を入れたこと、自己PR、今後の目標などが問われます。

 

書き損じのないように注意しましょう。

 

また、TOEIC、TOEFL、英検、IELTSの4種類の英語試験のスコアを任意で提出できます。加算される点数は不明ですが、自信のある方は必ず提出しましょう。

 

そして内定へ・・・

 

最終合格者は、第三次試験の結果のみに基づいて決定されます。

 

だいたい70人くらいが受験して15人前後が合格するので、ここで一気に絞られます。

 

 

 

 

私は落ちました(泣)

 

 

 

まとめ

参議院事務局含め国会職員の採用試験は非常に狭き門です。「行政官庁の国家公務員のすべり止め」 と楽観視していると普通に落とされます。覚悟して臨むようにしましょう。

 

国会職員の仕事はヴェールに包まれている部分もあり、具体的なイメージがわきにくいと思います。

 

積極的に説明会に参加したり、OB・OG訪問をしたりして情報収集をしましょう。

POINT

なぜその組織で働きたいのか、その組織でどのような力を活かせるのかを自分の言葉で話すことができれば、必ず内定をもらうことができるでしょう。