ボーナス

【2019年冬】国家一般職の冬のボーナスは結局いくらなのか?!【額面と手取り掲載】

12月10日、国家公務員の冬のボーナス(期末・勤勉手当)が支給されました。

 

管理職を除く一般行政職(平均年齢35.0歳)の平均支給額は68万7700円とのことです。

 

この数字は一般職と総合職を合わせた平均なので、国家一般職単体でみた平均支給額はこれより若干少なくなると思われます。

 

今回は国家一般職に絞ってボーナスを推定してみましょう。

 

国家一般職の冬のボーナスはいくらか?

国家一般職の冬のボーナスは額面で

新卒(23歳)で約42万円

30歳で約58万円

35歳で約67万円

40歳で約79万円

45歳で約90万円

50歳で約98万円

です。

手取りに換算すると、

新卒(23歳)で約34万円

30歳で約46万円

35歳で約54万円

40歳で約63万円

45歳で約72万円

50歳で約78万円

と推定します。

※手取りは額面の0.8倍で計算

 

以下、算出方法です。

 

国家公務員(高卒)の平均給与月額から推測

2019年度の人事院勧告*1によると、国家公務員(高卒)の年齢別平均給与月額は以下の通りです。

年齢階層 人員 平均給与月額
20歳未満 482 162423
20歳以上 24歳未満 2910 189139
24歳以上 28歳未満 871 233426
28歳以上 32歳未満 921 278693
32歳以上 36歳未満 1527 320834
36歳以上 40歳未満 2137 354757
40歳以上 44歳未満 4027 393966
44歳以上 48歳未満 9315 426495
48歳以上 52歳未満 8402 456308
52歳以上 56歳未満 9865 478249
56歳以上 60歳未満 9807 495369
60歳以上 161 437001

(注1)平均給与月額は、俸給及び諸手当(地域手当、広域異動手当、俸給の特別調整額、本府省業務調整手当、扶養手当、住居手当、単身赴任手当(基礎額)、寒冷地手当、特地勤務手当等)の合計です。

 

ボーナスの算出には住居手当等が含まれないことをふまえると、国家公務員(高卒)の平均ボーナスは以下の通りとなります。

年齢階層 額面 手取り
20歳未満 30.8万円 24.6万円
20歳以上 24歳未満 36.9万円 29.5万円
24歳以上 28歳未満 47.0万円 37.6万円
28歳以上 32歳未満 57.3万円 45.8万円
32歳以上 36歳未満 66.8万円 53.5万円
36歳以上 40歳未満 74.6万円 59.7万円
40歳以上 44歳未満 83.5万円 66.8万円
44歳以上 48歳未満 90.9万円 72.7万円
48歳以上 52歳未満 97.7万円 78.1万円
52歳以上 56歳未満 102.7万円 82.1万円
56歳以上 60歳未満 106.6万円 85.2万円
60歳以上 93.3万円 74.6万円

 

高卒区分で採用された方はみんな一般職なので、大卒の国家一般職も似たような数字になるでしょう。

 

ボーナスの算出方法

月額平均給与から住居手当や本府省業務調整手当等を差し引いたもの×2.275

(期末手当1.3か月、勤勉手当0.975か月の計2.275か月で計算)

上記より、国家一般職の冬の平均ボーナスは額面で、

新卒(23歳)で約42万円

30歳で約58万円

35歳で約67万円

40歳で約79万円

45歳で約90万円

50歳で約98万円

で、

手取りに換算すると、

新卒(23歳)で約34万円

30歳で約46万円

35歳で約54万円

40歳で約63万円

45歳で約72万円

50歳で約78万円

と予測できます。

 

上記の数字は公表されている35歳で67.77万円より若干少なくなっており、国家一般職の実情にかなり近い結果ではないでしょうか。

今後の人事院勧告について注目して見ていきたいと思います。

 

参考

*1:〔参考1〕行政職俸給表(一)の年齢階層別、給与決定上の学歴別人員及び平均給与月額