国税専門官採用試験は、国税庁や国税局、税務署などで税務の専門職として働く職員を採用する国家公務員試験です。大卒程度の専門職試験として実施され、法律、経済、会計などに関する専門知識が問われます。
受験生が最初に確認しておきたいのは、試験日程、問題数、試験時間、そして正答番号が公表されるかどうかです。特に第1次試験は、基礎能力試験、専門試験(多肢選択式)、専門試験(記述式)が同じ日に行われるため、全体の流れを早めに把握しておくことが大切です。
2026年度の国税専門官採用試験では、第1次試験日は2026年5月24日(日)です。正答番号は、第1次試験の多肢選択式試験について、人事院の国家公務員試験採用情報NAVIで一定期間公表されます。
ここでは、国税専門官試験の日程、問題数、正答公表の有無を、受験前後に確認しやすい形で整理します。
この記事のポイント
国税専門官試験の日程
2026年度の国税専門官採用試験は、インターネット申込み、第1次試験、第2次試験、合格発表という流れで進みます。第1次試験は1日で複数の試験種目を受けるため、日付だけでなく、受付開始時刻や試験終了時刻も確認しておきたいところです。
| 項目 | 2026年度の日程 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 受付期間 | 2026年2月19日(木)9:00〜3月23日(月) | インターネット申込み。受信有効期限に注意 |
| 第1次試験日 | 2026年5月24日(日) | 受付開始9:00、試験開始9:30、試験終了16:55 |
| 第1次試験合格者発表 | 2026年6月16日(火)9:00 | 合格者番号をインターネットで確認 |
| 第2次試験 | 2026年6月22日(月)〜7月9日(木) | 第1次試験合格通知書で指定された日時 |
| 最終合格者発表 | 2026年8月12日(水)9:00 | 最終合格後、採用候補者名簿に記載 |
日程を見ると、第1次試験から第1次試験合格者発表までは約3週間、その後すぐに第2次試験期間に入ります。第1次試験後に自己採点や振り返りをすることも大切ですが、合格発表後に慌てないよう、人物試験を見据えた準備も早めに意識しておくとよいでしょう。
第1次試験で実施される試験種目
国税専門官の第1次試験では、基礎能力試験、専門試験(多肢選択式)、専門試験(記述式)が実施されます。大きく分けると、一般的な公務員試験としての基礎力を問う試験と、国税専門官として必要な専門知識を問う試験に分かれます。
| 試験種目 | 形式 | 問題数・解答数 | 解答時間 |
|---|---|---|---|
| 基礎能力試験 | 多肢選択式 | 30題 | 1時間50分 |
| 専門試験 | 多肢選択式 | 58題出題・40題解答 | 2時間20分 |
| 専門試験 | 記述式 | 1題 | 1時間20分 |
第1次試験合格者は、基礎能力試験と専門試験(多肢選択式)の成績を総合して決定されます。一方、専門試験(記述式)は、第1次試験合格者を対象に評定され、最終合格者の決定に当たって他の試験種目の成績と総合されます。
つまり、第1次試験当日は多肢選択式だけでなく記述式も受けますが、合否判定の段階ごとに扱いが異なります。第1次試験では、まず多肢選択式で確実に得点を積み上げることが重要です。
基礎能力試験の問題数と出題内容
基礎能力試験は、公務員として必要な基礎的な能力を確認する試験です。2026年度の受験案内では、出題数は30題とされています。
内訳は、知能分野が24題、知識分野が6題です。知能分野には文章理解、判断推理、数的推理、資料解釈が含まれ、知識分野では自然・人文・社会に関する時事や情報が扱われます。
| 区分 | 出題予定数 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 知能分野 | 24題 | 文章理解、判断推理、数的推理、資料解釈 |
| 知識分野 | 6題 | 自然・人文・社会に関する時事、情報 |
| 合計 | 30題 | 1時間50分で解答 |
国税専門官試験では専門試験に注目が集まりやすいですが、基礎能力試験も第1次試験の合否に関わります。特に数的処理や文章理解は、当日の時間配分に影響しやすい分野です。難問に時間を使いすぎず、取れる問題を確実に拾う意識が大切です。
専門試験(多肢選択式)の問題数
専門試験(多肢選択式)は、国税専門官試験の中心になる試験種目です。2026年度は、国税専門A(法文系)と国税専門B(理工・デジタル系)の区分があります。
専門試験(多肢選択式)は、58題出題、40題解答です。すべての問題を解く形式ではなく、必須問題や選択問題を含む構成になっているため、自分が選ぶ科目と解答数を取り違えないようにする必要があります。
| 試験種目 | 出題・解答 | 解答時間 | 見方 |
|---|---|---|---|
| 専門試験(多肢選択式) | 58題出題・40題解答 | 2時間20分 | 必須問題と選択問題を確認して解答 |
国税専門Aでは、法律、経済、会計などの科目が中心になります。国税専門Bでは、理工・デジタル系に対応した出題が含まれます。区分によって出題内容が異なるため、受験する区分の問題構成を公式の受験案内で確認しておくことが欠かせません。
専門試験(多肢選択式)は、得意科目で安定して得点できるかどうかが大きく影響します。試験本番では、選択する問題を早めに見極め、解ける問題に時間を残すことが重要です。
専門試験(記述式)の問題数
専門試験(記述式)は、1題を1時間20分で解答します。国税専門Aと国税専門Bで内容が異なり、国税専門Aでは複数の科目から1科目を選択する形式、国税専門Bでは科学技術に関連する一般的な課題について論述する形式とされています。
記述式は、第1次試験当日に実施されますが、第1次試験合格者を対象に評定され、最終合格者の決定に当たって他の試験種目の成績と総合されます。この点は、多肢選択式との違いとして押さえておきたいところです。
記述式の位置づけに注意
専門試験(記述式)は第1次試験の日に受験しますが、第1次試験合格者を対象に評定されます。試験当日は多肢選択式の手応えだけで判断せず、記述式まで含めて最後まで受け切ることが大切です。
正答番号は公表されるのか
国税専門官採用試験では、第1次試験の基礎能力試験(多肢選択式)と専門試験(多肢選択式)について、正答番号が公表されます。
2026年度の受験案内では、正答番号は人事院ホームページの国家公務員試験採用情報NAVI「試験情報」に、2026年5月25日(月)11:00から6月1日(月)17:00まで掲載されるとされています。
| 対象 | 正答公表 | 掲載期間 |
|---|---|---|
| 基礎能力試験(多肢選択式) | あり | 2026年5月25日(月)11:00〜6月1日(月)17:00 |
| 専門試験(多肢選択式) | あり | 2026年5月25日(月)11:00〜6月1日(月)17:00 |
| 専門試験(記述式) | 正答番号の対象外 | 多肢選択式のような正答番号表では確認できない |
正答番号の掲載直後は、アクセスが集中してつながりにくい場合があります。表示されない場合でも、時間をおいて確認する、ブラウザを更新するなど、落ち着いて対応するとよいでしょう。
自己採点するときの注意点
正答番号が公表されると、基礎能力試験と専門試験(多肢選択式)は自己採点できます。ただし、自己採点の結果だけで合否を断定することはできません。
第1次試験の合否は、基礎能力試験と専門試験(多肢選択式)の成績を総合して決定されます。また、合格点や平均点は年度や受験者の状況によって変わります。自己採点は、あくまで現在地を確認するための材料として見るのがよいでしょう。
特に、SNSや掲示板で見かける得点分布は、投稿者の偏りが出る場合があります。得点が高い人ほど投稿しやすい可能性もあるため、周囲の数字だけで一喜一憂しすぎないことが大切です。
日程と問題数をどう読めばよいか
国税専門官試験は、1日で複数の試験を受けるため、単に問題数を知るだけでは不十分です。重要なのは、どの試験にどれくらいの時間があり、どこで集中力を使うかを考えておくことです。
基礎能力試験は30題ですが、文章理解や数的処理など、時間を使いやすい問題があります。専門試験(多肢選択式)は58題出題のうち40題解答で、問題選択の判断も必要です。専門試験(記述式)は1題ですが、答案構成に時間を使うため、書き始める前の整理が重要になります。
試験全体を見ると、時間配分と問題選択が得点に直結しやすい試験といえます。日程や問題数は、単なる基本情報ではなく、当日の動き方を決めるための情報として読んでおくと実戦的です。
受験票と当日の注意事項も忘れずに確認する
受験票は、パーソナルレコードからダウンロードし、A4サイズのコピー用紙に印刷して作成する必要があります。カラー・白黒のどちらでもよいとされていますが、貼合せ、穴開け、写真のアップロードまたは貼付など、指示どおりに作成したうえで第1次試験当日に持参します。
試験開始時刻に遅れた場合は、受験が認められません。試験場によっては、入口から受付場所まで距離がある場合もあります。受付開始時刻に合わせるだけでなく、会場到着には余裕を持たせるのが安全です。
電子機器の扱いに注意
スマートフォン、タブレット端末、スマートウォッチ、スマートグラス、電子辞書などの電子機器類は、試験実施中に操作しなくても、身に付けていたり机の上や机の中に置いていたりすると不正行為となる場合があります。当日の指示を必ず確認してください。
FAQ
国税専門官試験の2026年度第1次試験日はいつですか?
国税専門官試験の問題数は何問ですか?
国税専門官試験の正答番号は公表されますか?
出典・作成方針
- 人事院・国税庁「2026年度 国税専門官採用試験 受験案内」
- 人事院「国家公務員試験採用情報NAVI」
- 人事院「試験情報・正答番号の公表」
- 国税庁「国税専門官採用案内」関連情報
本記事は、2026年度国税専門官採用試験の公式受験案内をもとに、試験日程、問題数、正答番号公表の有無を受験生向けに整理したものです。日程や掲載期間、受験上の注意は変更される場合があるため、最終確認は必ず人事院・国税庁の公式情報で行ってください。
