航空管制官採用試験は、国家公務員の専門職試験の一つです。第1次試験から第3次試験まで段階的に実施され、筆記試験だけでなく、聞き取り、面接、適性試験、身体検査・身体測定も含まれます。
受験生がまず確認しておきたいのは、試験日程、各試験種目の問題数、そして正答番号が公表されるかどうかです。特に第1次試験は1日が長く、複数の試験種目が続くため、日程と出題形式を事前に整理しておくことが大切です。
ここでは、航空管制官採用試験について、受験案内に基づき、試験日程、問題数、正答公表の扱いをまとめます。年度により日程や採用予定数が変わる場合があるため、出願・受験前には必ず人事院の最新情報も確認してください。
この記事のポイント
航空管制官採用試験の日程
2026年度の航空管制官採用試験は、申込みから最終合格発表まで、おおむね2月から9月にかけて進みます。第1次試験だけで終わる試験ではなく、第1次試験、第2次試験、第3次試験を順に受けていく構成です。
主な日程は次のとおりです。試験地や集合時刻などの詳細は、受験票や合格通知書で指定されるため、日程だけでなく通知内容も必ず確認しましょう。
| 項目 | 2026年度の日程 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 受付期間 | 2026年2月19日(木)9:00〜3月23日(月) | インターネット申込み。期限内の受信が必要です。 |
| 第1次試験 | 2026年5月24日(日) | 受付開始8:50、試験開始9:20、試験終了18:00予定です。 |
| 第1次試験合格者発表 | 2026年6月16日(火)9:00 | 合格者発表後、第2次試験の案内を確認します。 |
| 第2次試験 | 2026年7月1日(水) | 外国語試験(面接)や人物試験などが実施されます。 |
| 第2次試験合格者発表 | 2026年8月12日(水)9:00 | 第3次試験の日時は合格通知書で指定されます。 |
| 第3次試験 | 2026年8月20日(木)〜8月21日(金) | 適性試験Ⅱ部、身体検査、身体測定が行われます。 |
| 最終合格者発表 | 2026年9月24日(木)9:00 | 合格者の受験番号はインターネットで確認します。 |
第1次試験は朝から夕方まで行われる長い試験日です。時間割を細かく覚えるよりも、まずは1日を通して集中力を保つ試験だと理解しておくと、準備の優先順位を決めやすくなります。
第1次試験の問題数と試験内容
第1次試験では、基礎能力試験、適性試験Ⅰ部、外国語試験(多肢選択式)、外国語試験(聞き取り)が行われます。このうち、正答番号の公表対象として明記されているのは、多肢選択式の試験です。
問題数を見ると、基礎能力試験は30題、適性試験Ⅰ部は60題、外国語試験(多肢選択式)は30題です。航空管制官採用試験では、一般的な公務員試験の基礎能力に加えて、記憶力や空間把握力、英語力も重要な位置を占めます。
| 試験種目 | 問題数・解答題数 | 解答時間 | 主な内容 |
|---|---|---|---|
| 基礎能力試験(多肢選択式) | 30題 | 1時間50分 | 知能分野24題、知識分野6題 |
| 適性試験Ⅰ部(多肢選択式) | 60題 | 記憶20分、空間25分 | 記憶力、空間関係についての検査 |
| 外国語試験(多肢選択式) | 30題 | 2時間 | 英文解釈、和文英訳、英文法など |
| 外国語試験(聞き取り) | 10題 | 約40分 | 英語のヒアリング |
基礎能力試験だけでなく、適性試験Ⅰ部と外国語試験も第1次試験の重要な要素です。特に適性試験Ⅰ部は、一般的な知識暗記とは違い、限られた時間で正確に処理する力が問われます。
第2次試験・第3次試験で行われる内容
第2次試験では、外国語試験(面接)と人物試験が行われます。外国語試験(面接)は英会話、人物試験は人柄や対人的能力などについての個別面接です。
第3次試験では、適性試験Ⅱ部、身体検査、身体測定が行われます。航空管制官は業務の性質上、身体面の基準も重要になります。受験案内では、視力、色覚、聴力などについて、不合格となる基準が示されています。
筆記試験の点数だけでなく、面接、適性、身体基準を含めて段階的に確認されるため、航空管制官採用試験は総合的な適性を見る試験と考えると分かりやすいです。
正答番号は公表されるのか
航空管制官採用試験では、第1次試験のうち、基礎能力試験(多肢選択式)、適性試験Ⅰ部(多肢選択式)、外国語試験(多肢選択式)について、正答番号が公表されます。
2026年度は、人事院ホームページの国家公務員試験採用情報NAVI「試験情報」に、2026年5月25日(月)11:00から6月1日(月)17:00まで掲載される予定です。
| 試験種目 | 正答公表の有無 | 補足 |
|---|---|---|
| 基礎能力試験(多肢選択式) | 公表あり | 第1次試験後、一定期間掲載されます。 |
| 適性試験Ⅰ部(多肢選択式) | 公表あり | 記憶・空間関係の検査が対象です。 |
| 外国語試験(多肢選択式) | 公表あり | 英文解釈、和文英訳、英文法などの試験です。 |
| 外国語試験(聞き取り) | 公表対象としては明記なし | 受験案内上、正答公表の対象は多肢選択式3種目です。 |
| 面接・人物試験・身体検査等 | 正答番号の公表対象外 | 択一式の正答番号とは性質が異なります。 |
正答番号の掲載期間は限られています。自己採点をする場合は、掲載開始直後のアクセス集中に注意しつつ、期間内に確認しておきましょう。
注意点
正答番号が公表されるのは、受験案内で示された第1次試験の多肢選択式試験です。すべての試験種目で正答や評価内容が公表されるわけではありません。
また、試験日程、採用予定数、正答番号の掲載期間は年度によって変わる場合があります。この記事では2026年度受験案内をもとに整理していますが、実際に受験する年度の公式案内を必ず確認してください。
日程と問題数をどう読めばよいか
航空管制官採用試験は、第1次試験の分量が比較的大きい試験です。基礎能力試験、適性試験Ⅰ部、外国語試験が同じ日に行われるため、単に知識量を増やすだけでなく、当日に集中力を維持する準備も必要になります。
問題数だけを見ると、適性試験Ⅰ部の60題が目立ちます。ただし、適性試験は通常の知識問題とは性質が異なります。記憶や空間把握の処理を、決められた時間内に進める必要があります。
一方で、外国語試験(多肢選択式)は30題で2時間と、英文を読み解く力が問われます。航空管制官を目指す場合、英語は単なる一科目ではなく、将来の業務とも関係する重要分野と捉えておくとよいでしょう。
受験前に確認しておきたいこと
受験前には、試験日程だけでなく、受験票の作成、試験地、集合時刻、持ち物、正答番号の掲載期間をあわせて確認しておきましょう。特に第1次試験は、受付開始から試験終了まで長時間になるため、当日の移動や昼食も含めて準備しておくと安心です。
また、正答番号は電話での照会に回答しない扱いとされています。自己採点をしたい場合は、人事院ホームページで公表される期間を確認し、掲載期間内に自分で確認することが基本です。
FAQ
航空管制官採用試験の第1次試験はいつですか?
航空管制官採用試験の第1次試験は何問ありますか?
航空管制官採用試験の正答番号は公表されますか?
出典・作成方針
- 人事院「2026年度 航空管制官採用試験 受験案内」
- 人事院「国家公務員試験採用情報NAVI」
- 人事院「正答番号の公表」掲載情報
本記事は、2026年度の航空管制官採用試験受験案内をもとに、受験生が確認しやすいよう試験日程、問題数、正答番号公表の有無を整理したものです。申込期間、試験日、正答掲載期間、試験地などは年度により変更される場合があるため、出願・受験時には必ず公式情報を確認してください。
