刑務官採用試験は、刑務所、拘置所などで勤務する国家公務員を採用するための試験です。2026年度からは、従来の高卒程度試験に加えて、大卒程度試験も新たに実施されています。
刑務官を受験する場合、まず確認したいのは、試験日程、基礎能力試験の問題数、作文・論文の有無、正答番号が公表されるかどうかです。特に自己採点をしたい人にとっては、正答番号の掲載期間を見落とさないことが大切です。
刑務官試験は、区分によって試験内容が少し異なります。大卒程度試験では課題論文試験、高卒程度試験では作文試験が行われ、武道区分では実技試験も関係します。
ここでは、刑務官採用試験について、受験生が最初に確認したい日程、問題数、正答公表の有無を中心に整理します。
この記事のポイント
2026年度の刑務官試験日程
2026年度の刑務官採用試験は、大卒程度試験と高卒程度試験で日程が分かれています。大卒程度試験は春、高卒程度試験は秋に第1次試験が行われます。
日程を見るときは、第1次試験日だけでなく、申込期間、正答番号の掲載期間、第1次試験合格者発表日、第2次試験期間もあわせて確認しておくと安心です。
| 区分 | 申込受付期間 | 第1次試験日 | 第1次試験合格者発表 | 最終合格者発表 |
|---|---|---|---|---|
| 大卒程度試験 | 2026年2月19日(木)9:00~3月23日(月)受信有効 | 2026年5月24日(日) | 2026年6月24日(水)9:00 | 2026年8月12日(水)9:00 |
| 高卒程度試験 | 2026年7月10日(金)9:00~7月23日(木)受信有効 | 2026年9月20日(日) | 2026年10月14日(水)9:00 | 2026年11月24日(火)9:00 |
高卒程度試験のページでは、2026年度の受験案内は後日掲載予定とされており、今後変更となる場合がある旨も示されています。受験する年度の詳細は、必ず人事院の最新情報で確認してください。
刑務官試験の主な試験種目
刑務官採用試験では、第1次試験で基礎能力試験が行われます。あわせて、大卒程度試験では課題論文試験、高卒程度試験では作文試験が実施されます。
第2次試験では、人物試験、身体検査、身体測定、体力検査などが行われます。刑務官は職務上、一定の体力や健康状態も関係するため、筆記試験だけで完結する試験ではありません。
| 区分 | 第1次試験 | 第2次試験 |
|---|---|---|
| 大卒程度試験 | 基礎能力試験、課題論文試験 | 人物試験、身体検査、身体測定、体力検査 |
| 高卒程度試験 | 基礎能力試験、作文試験、武道区分は実技試験 | 人物試験、身体検査、身体測定、体力検査など |
大卒程度と高卒程度では、文章を書く試験の名称や内容が異なります。大卒程度は課題論文試験、高卒程度は作文試験として整理しておくと分かりやすいです。
基礎能力試験の問題数
刑務官試験の基礎能力試験は、多肢選択式で行われます。ただし、問題数や試験時間は、大卒程度試験と高卒程度試験で異なります。
| 区分 | 基礎能力試験 | 試験時間 | 内訳 |
|---|---|---|---|
| 大卒程度試験 | 30題 | 1時間50分 | 知能分野24題、知識分野6題 |
| 高卒程度試験 | 40題 | 1時間30分 | 知能分野20題、知識分野20題 |
大卒程度試験は、問題数が30題で、知能分野の比重が大きい構成です。一方、高卒程度試験は40題で、知能分野と知識分野がそれぞれ20題となっています。
単純に問題数だけを見ると高卒程度試験の方が多いですが、試験時間や出題分野の構成も違います。受験対策では、自分が受ける区分の問題数と時間配分を前提に考えることが大切です。
論文・作文試験の違い
刑務官試験では、基礎能力試験のほかに文章を書く試験もあります。大卒程度試験では課題論文試験、高卒程度試験では作文試験です。
| 区分 | 文章試験 | 題数 | 試験時間 |
|---|---|---|---|
| 大卒程度試験 | 課題論文試験 | 2題 | 3時間 |
| 高卒程度試験 | 作文試験 | 1題 | 50分 |
大卒程度試験の課題論文試験は、時事的な問題に関するものと、具体的な事例課題により刑務官として必要な判断力・思考力を問うものが示されています。
高卒程度試験の作文試験は、文章による表現力や課題に対する理解力などを見る試験です。どちらも、知識の多さだけでなく、刑務官としての考え方を文章で整理できるかが関係します。
正答番号は公表されるのか
刑務官採用試験では、第1次試験の基礎能力試験(多肢選択式)について、正答番号が人事院の国家公務員試験採用情報NAVIに掲載されます。
一方で、課題論文試験や作文試験は記述式の試験であり、多肢選択式のような正答番号で自己採点するものではありません。自己採点で確認できるのは、基本的には基礎能力試験の正答番号です。
| 区分 | 正答番号の掲載期間 | 対象 |
|---|---|---|
| 大卒程度試験 | 2026年5月25日(月)11:00~6月1日(月)17:00 | 基礎能力試験(多肢選択式) |
| 高卒程度試験 | 2026年9月24日(木)11:00~10月1日(木)17:00 | 基礎能力試験(多肢選択式) |
正答番号は期間限定で掲載されます。掲載直後はアクセスが集中することもあるため、つながりにくい場合は時間をおいて確認するとよいでしょう。
注意点
正答番号が公表されるのは、多肢選択式試験についてです。論文や作文の評価は、単純な正誤で自己採点できるものではありません。
また、試験日程や受験案内は年度によって変更されることがあります。特に高卒程度試験は、2026年度の詳細な受験案内が後日掲載予定とされているため、受験前に公式ページを再確認してください。
受験生はどこを優先して確認すべきか
刑務官試験を受ける人は、まず自分が大卒程度試験を受けるのか、高卒程度試験を受けるのかを確認しましょう。区分が違うと、試験日、問題数、文章試験の内容が変わります。
次に、第1次試験日と正答番号の掲載期間を確認します。自己採点をする場合、正答番号の掲載期間を過ぎると確認しにくくなるため、試験後のスケジュールにも注意が必要です。
最後に、第2次試験の日程や検査内容も見ておきましょう。刑務官試験は、筆記試験だけでなく人物面・身体面・体力面も関係する試験です。第1次試験後に慌てないよう、全体の流れを早めに把握しておくと安心です。
FAQ
刑務官試験の正答番号は公表されますか?
刑務官の大卒程度試験と高卒程度試験で問題数は違いますか?
作文や論文の正答も公表されますか?
出典・作成方針
- 人事院「刑務官採用試験(大卒程度試験)|国家公務員試験採用情報NAVI」
- 人事院「刑務官採用試験(高卒程度試験)|国家公務員試験採用情報NAVI」
- 人事院「刑務官採用試験(大卒程度試験)受験案内」
- 人事院「刑務官採用試験(高卒程度試験)受験案内」
- 法務省「刑務官採用試験(大卒程度試験・高卒程度試験)」
本記事は、2026年度の公表情報をもとに、刑務官採用試験の日程、問題数、正答番号の公表予定を受験生向けに整理したものです。試験日程、受験資格、試験地、受験上の注意は変更される場合があるため、出願・受験前には必ず人事院の最新の受験案内を確認してください。
