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明日5月9日(土)は、2026年度(令和8年度)裁判所職員採用試験の第1次試験日です。
裁判所事務官を第一志望にしている方もいれば、国家一般職、地方上級、専門職試験などとの併願の一つとして受験する方もいると思います。
いずれにしても、明日受験する以上は、できるだけ落ち着いて、今の実力を出し切ることが大切です。
例年と重なる部分もありますが、試験前日に確認しておきたいことをいくつか書いておきます。
まずは試験日程を確認しておきましょう
2026年度の裁判所事務官大卒程度区分は、5月9日(土)に第1次試験が実施されます。
裁判所事務官試験では、教養試験、専門試験に加えて、同じ日に論文試験も行われます。論文試験は第2次試験の筆記試験として扱われますが、実施日は第1次試験日と同じです。
つまり、明日は単にマーク式の試験を受けて終わりではありません。午前から午後まで、集中力をどう残すかも含めて、試験全体を考える必要があります。
前日にやることは、勉強よりも確認です
試験前日になると、どうしても不安になって、あれもこれも確認したくなります。
もちろん、最後に暗記カードや条文、重要判例、時事のメモを見返すことは悪くありません。ただ、前日に新しいことを大量に詰め込もうとすると、かえって頭が疲れてしまいます。
今日は、勉強量を増やす日というより、明日の試験時間に気力、体力、集中力のピークを持っていく日と考えた方がよいです。
受験票、筆記用具、時計、身分証、昼食、飲み物、交通系ICカード、現金など、必要なものは今日のうちにそろえておきましょう。
特に、普段行かない試験会場の場合は、最寄駅、出口、会場までの道順、所要時間を確認しておくことが大切です。当日は少し早めに出るくらいでちょうどよいと思います。
教養試験は、解く順番と見切りが大事です
裁判所事務官試験の教養試験では、文章理解、数的処理、知識分野などが出題されます。
この種の試験では、同じ実力でも、解く順番、時間配分、難問を見切るタイミングで点数が変わります。
分からない問題に長くこだわるより、取れる問題を確実に取りに行く方が、結果として点数は安定しやすいです。
特に数的処理や判断推理で詰まったときは、「もう少し考えれば解けそう」と思って時間を使いすぎることがあります。試験本番では、粘る問題と飛ばす問題を分けることも実力のうちです。
専門試験は、正答が分かったら先に進みましょう
専門試験では、憲法、民法、刑法など、これまで勉強してきた科目が出題されます。
注意したいのは、過去問演習のときの癖を本番に持ち込みすぎないことです。
普段の勉強では、すべての選択肢について、どこが正しく、どこが誤っているのかを確認することが大切です。
ただし、本番では、正答を選べれば次に進んでよい場面があります。すべての肢を完全に分析しようとしていると、時間が足りなくなることがあります。
本番で必要なのは、学習としての納得ではなく、制限時間内に点を取ることです。
論文試験まで集中力を残すことも大切です
裁判所事務官試験では、同じ日に論文試験も行われます。
マーク式試験で疲れた後に、文章を書く試験が残っているという点は、かなり大きな負荷です。
そのため、教養試験や専門試験で熱くなりすぎて、午後の論文試験の前に集中力を使い切らないようにしたいところです。
論文試験では、難しい表現を使うことよりも、問われていることに正面から答えること、論理の流れを崩さないこと、読み手に伝わる文章にすることが大切です。
最後まで書き切るためにも、試験全体を通じて、体力と集中力の配分を意識しましょう。
休憩時間は感想戦をしない
試験当日の休憩時間に、終わった試験の答え合わせをしたくなる気持ちは分かります。
ただ、休憩時間の感想戦は、あまり得になりません。
できたと思っても油断につながりますし、間違えたかもしれないと思うと、次の試験に引きずります。
終わった科目は、いったん切り離しましょう。
休憩時間は、トイレに行く、飲み物を飲む、軽く食べる、目を休める、次の試験の時間配分だけ確認する。そのくらいで十分です。
合格発表後の準備も少しだけ意識しておく
第1次試験に合格すると、その後は人物試験に向けた準備が必要になります。
裁判所事務官は、筆記試験だけで終わる試験ではありません。裁判所で働きたい理由、裁判所事務官としてどのように関わりたいのか、自分の経験をどう説明するのかも、後で問われることになります。
もちろん、明日の時点で面接のことを深く考えすぎる必要はありません。
ただ、筆記試験が終わったら、できるだけ早めに自分の志望動機や経験を整理しておくと、その後の準備が少し楽になります。
明日受験する方へ
明日受験する方の中には、万全の状態で臨める方もいれば、不安を抱えたまま会場に向かう方もいると思います。
ただ、試験本番では、完璧な状態で受けられる人ばかりではありません。
大切なのは、分からない問題が出ても崩れないこと、終わった科目を引きずらないこと、最後の試験まで投げずに受け切ることです。
裁判所事務官が第一志望の方にとっては、もちろん大事な試験です。
併願で受ける方にとっても、明日の経験は、その後の国家一般職、地方上級、専門職試験などに必ず生きます。
今日は早めに準備を済ませて、できるだけ休みましょう。
明日の健闘を期待しています。頑張ってください。
