公務員の給料・福利厚生

公務員の「号俸」とは

この用語のポイント

・「号俸」=同じ級の中での“位置”を表す番号

・毎年の昇給で上がっていくのが号俸、役職レベルが上がるのが級

・公務員の基本給は、俸給表で機械的に決まる仕組み

30秒でわかる解説!

号俸(ごうほう)とは、公務員の基本給(俸給)を決めるときに使われる

同じ職務レベル(級)の中で、どの位置にいるか

を示す番号です。

たとえば

6級5号俸

と書いてあったら、

  • 6級 = 職務のレベル
  • 5号俸 = その級の中での段階

という意味になります。

給料は、この「級」と「号俸」の交差点で決まります。

より深く理解したい方へ

公務員の給料は何でできている?

まず全体像です。

公務員の給与は、大きく分けると

  • 俸給(基本給)
  • 諸手当(地域手当・通勤手当など)
  • 期末・勤勉手当(ボーナス)

で構成されています。

このうち、すべての土台になるのが「俸給」です。

そして、この俸給は

俸給表

と呼ばれる表で一覧になっています。

俸給表は給料一覧表

俸給表(ほうきゅうひょう)は

公務員の基本給が書いてある表

です。給料表って言ったりもします。

公務員の給料は、上司の気分で決まったり、「今年はなんとなくこれくらい」で決まったりはしません。
ちゃんとしたルールで決まっています。
そのときに使われるのが、俸給表です。

俸給表には、

  • 職務の級
  • 号俸

がずらっと並んでいて、
その交差したマスに「毎月の基本給の金額」が書いてあります。

「職務の級」は、

その人が担当している仕事のレベル

を表します。

仕事の

  • 複雑さ
  • 困難さ
  • 責任の重さ

などを基準にして決められます。

たとえば、
・決まった仕事を担当する段階
・チームをまとめる段階
・組織全体を考えて判断する段階
のように、仕事にはレベルがあります。

この「仕事の段階ごとのランク分け」が、職務の級です。

イメージとしては

  • 係員
  • 主任
  • 係長
  • 課長補佐
  • 課長 …

と上がっていくにつれて、級も上がっていく感じです。

「号俸」は

同じ職務の級の中での、給料の位置

です。

もう少しやさしく言うと、

同じレベルの仕事をしている人たちの中で、
「どのあたりの給料か」
を表す番号です。

例えば、こんな感じです。

ある職場に、1級の人が3人いました。

みんな、仕事のレベルとしては同じです。
ただし、経験や評価には差があります。

  • 今年入ったばかりの人
  • 5年目の人
  • 10年目の人

では、給料がまったく同じでは不自然ですよね。

そこで登場するのが、号俸です。

○級の中には、

1号俸
2号俸
3号俸

30号俸

のように、
という細かい段階が用意されています。

この
「どの段階にいるか」
を表すのが、号俸です。

構造イメージとしては、五十音表とほぼ同じです。

五十音表は、
たてに母音、よこに子音が並んでいて、
交わったところに「音」が書いてあります。

それと同じで、

  • 号俸

を当てはめると、
「この人の基本給」が1つに決まります。

言い方を変えると

公務員の基本給は、表で機械的に決まる

という仕組みです。

ざっくりまとめ!

「号俸」とは

同じ級の中で、今どの位置にいて、給料表のどこに座っているかを示す番号

と覚えておきましょう。