【出題ミス】2022年度国家一般職試験のある問題が正答なし…4年前も出題ミス

国家一般職試験で出題ミスが判明

2022年6月12日（日）に行われた2022年度国家公務員採用一般職試験（大卒程度試験）の第１次試験において、出題ミスがあったことが外部からの指摘で判明しました。

人事院は翌13日に出題ミスを認め、全員を正解すると発表しました。

どのような問題だったか？

出題ミスがあったのは基礎能力試験（択一式）の問題で、「与えられた条件の下で確実にいえること」を選ぶ設問でしたが、選択肢に正答がありませんでした。

該当の問題は設問No.14の判断推理で、以下のとおりでした。

【問題】
A~Hの８人が，カウンターに横一列に座って飲み物を飲んでいる。次のことが分かっているとき，確実にいえることとして最も妥当なのはどれか。

〇A~Hの８人がそれぞれ飲んでいる飲み物は，紅茶，コーヒー，ジュースのいずれか一種類であり，各飲み物を飲んでいる者の数は，飲み物の種類ごとに全て異なる。
〇隣り合って座っている者どうしは，互いに異なる種類の飲み物を飲んでいる。
〇Aは紅茶を飲んでおり，Aとの間に３人を挟んで座っている者はコーヒーを飲んでいる。
〇Bはコーヒーを飲んでおり，また，BとCの間には２人が座っている。
〇Dと，Dとの間に３人を挟んで座っている者は，異なる種類の飲み物を飲んでいる。
〇Eとの間に３人を挟んで座っている者の両隣の者はジュースを飲んでいる。
〇３種類の飲み物のうち，飲んでいる者の数が最も多いのはジュースであり，最も少ないのは紅茶である。

【選択肢】
１．Aは，Cの隣に座っている。
２．Cは，ジュースを飲んでいる。【想定正答】
３．AとEの間には，３人が座っている。
４．BとHの間には，３人が座っている。
５．紅茶を飲んでいる者は，２人である。