2026年の国家総合職・大卒・法律区分の専門試験(多肢選択式)について、KomuInfoに投稿された回答データと正答番号を照合し、設問別の正答率を整理しました。
今回の分析では、平均正答率やランク別の問題数に加えて、正答率が低めに出た問題、解答が割れた問題、最多解答と正答が一致しなかった問題を中心に見ています。
本記事は、KomuInfoに投稿された回答データをもとにした参考分析です。公式の合格最低点、ボーダー、合否可能性を予想・断定するものではありません。
投稿データ上では、やや難しめと見る余地がある
今回の専門試験(多肢選択式)は、投稿データ上では平均正答率49.6%、中央正答率50.0%でした。全体の中心は50%前後で、総評としては「やや難しめ」と見る余地があります。
特に、正答率30%未満の問題が6問、最多解答と正答が一致しなかった問題が6問、解答割れ問題が20問ありました。複数の選択肢に回答が分かれた設問が多く、判断に迷いやすい問題が一定数あった可能性があります。
| 全体感 | 平均正答率49.6%、中央正答率50.0%。投稿データ上ではやや難しめ |
|---|---|
| ランク構成 | Aランク13問、Bランク15問、Cランク13問 |
| 正答率30%未満 | 6問 |
| 最多解答と正答の不一致 | 6問 |
| 解答割れ | 20問 |
| 総評 | 低正答率問題と解答割れ問題が目立ち、投稿データ上ではやや難しめ |
一方で、正答率60%以上のAランク問題も13問あります。全体が一様に難しかったというより、取りやすい問題と差がつきやすい問題がはっきり分かれた試験と見るのが自然です。
結論:低正答率問題と解答割れ問題が得点差の材料になりそう
2026年の国家総合職・法律区分の専門試験(多肢選択式)は、KomuInfoの投稿データ上ではやや難しめと整理できます。平均正答率は49.6%、中央正答率は50.0%で、全体の中心は50%前後でした。
特に目立つのは、Cランク問題が13問あることです。正答率30%未満の問題も6問あり、No.12、No.16、No.13、No.15、No.23などは、投稿データ上で正答率が低めに出ています。
ただし、No.46、No.36、No.48、No.19、No.33のように正答率が高かった問題もあります。したがって、試験全体を「難問ばかり」と見るより、確実に取れる問題を拾いながら、割れた問題でどこまで積み上げられたかが得点差につながった可能性があります。
この分析で使ったデータの前提
本記事では、KomuInfoに投稿された回答データをもとに、2026年国家総合職・法律区分の専門試験(多肢選択式)の設問別正答率を集計しています。
対象としたのは、最低投票数が30票以上ある問題です。投稿された回答と正答番号を照合し、各設問の正答率を算出しました。
この集計は、受験者全体を代表する統計ではありません。投稿者の得点層や回答傾向によって、実際の受験者全体の正答率とは差が出る可能性があります。
そのため、本記事の数値は、当該年度の専門試験の性格を考えるための参考値としてご覧ください。
Aランク13問、Cランク13問で、問題ごとの差が出た
設問別の正答率を、A・B・Cの3つのランクに分けて整理します。今回最も多かったのはBランクの15問ですが、AランクとCランクもそれぞれ13問ありました。
| ランク | 基準 | 問題数 | 読み取り方 |
|---|---|---|---|
| Aランク | 正答率60%以上 | 13問 | 投稿データ上では比較的正答率が高かった問題 |
| Bランク | 正答率40%以上60%未満 | 15問 | 得点状況に差が出やすい中間層の問題 |
| Cランク | 正答率40%未満 | 13問 | 投稿データ上では正答率が低めに出た問題 |
Bランクが最多である一方、AランクとCランクが同数です。正答率の高い問題と低い問題がともに一定数あり、問題ごとの差が見えやすい構成だった可能性があります。
No.12は正答率11.1%と低めに出た
投稿データ上で正答率が低かった問題を、正答率の低い順に5問整理します。ここでは「難問」と断定せず、投稿回答と正答を照合した結果として見ています。
| 順位 | 問題番号 | 正答 | 最多解答 | 正答率 | 回答傾向 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | No.12 | 3 | 5 | 11.1% | 三つ巴 |
| 2位 | No.16 | 1 | 3 | 15.7% | 決着気味 |
| 3位 | No.13 | 2 | 5 | 20.8% | 三つ巴 |
| 4位 | No.15 | 5 | 2 | 25.7% | 三つ巴 |
| 5位 | No.23 | 3 | 3 | 27.9% | 上位4択が接戦 |
No.12は正答率11.1%で、今回示された問題の中では最も低い正答率でした。最多解答は5、正答は3で、回答傾向は三つ巴とされています。
No.16、No.13、No.15、No.23も正答率30%未満です。これらの問題は、投稿データ上では回答が伸びにくかった問題群として確認できます。
最多解答と正答が一致しなかった問題は6問
最多解答と正答が違った問題は、年度サマリー上で6問ありました。これは、投稿データ上で最も多く選ばれた選択肢が、正答とは異なっていたことを意味します。
| 問題番号 | 正答 | 最多解答 | 正答率 | 上位差 |
|---|---|---|---|---|
| No.05 | 3 | 2 | 37.0% | 8.7pt |
| No.11 | 4 | 3 | 32.9% | 5.5pt |
| No.12 | 3 | 5 | 11.1% | 13.9pt |
| No.13 | 2 | 5 | 20.8% | 7.0pt |
| No.15 | 5 | 2 | 25.7% | 4.3pt |
No.12は上位差13.9ptで、最多解答が正答を上回っていました。一方、No.15は上位差4.3pt、No.11は5.5pt、No.13は7.0ptで、差が比較的小さくなっています。
ここで確認しているのは、多数派の回答と正答の関係です。「多くの受験生が間違えた」と断定するものではなく、回答が分かれやすかった可能性のある問題として見るのが適切です。
No.23とNo.06は上位差が小さく、回答がかなり割れた
解答が割れた問題では、最多解答と次点の差が小さくなります。今回の集計では、解答割れ問題が20問ありました。ここでは、上位差が特に小さい問題を整理します。
| 問題番号 | 正答 | 最多解答 | 次点 | 上位差 | 回答傾向 |
|---|---|---|---|---|---|
| No.23 | 3 | 3 | 2 | 1.4pt | 上位4択が接戦 |
| No.06 | 2 | 2 | 5 | 2.5pt | 上位4択が接戦 |
| No.18 | 4 | 4 | 1 | 2.9pt | 三つ巴 |
| No.37 | 3 | 3 | 4 | 3.7pt | ほぼ二択 |
| No.15 | 5 | 2 | 5 | 4.3pt | 三つ巴 |
No.23は上位差1.4ptで、上位4択が接戦でした。正答と最多解答は一致していますが、次点との差が小さく、投稿データ上では回答がかなり分散しています。
No.06も上位差2.5ptで、上位4択が接戦です。「ほぼ二択」「三つ巴」「上位4択が接戦」といったラベルは、問題の良し悪しを示すものではなく、回答がどの程度集中したかを確認するための目安です。
No.46は正答率89.2%と高かった
低正答率の問題や解答割れ問題だけを見ると、試験全体を必要以上に重く捉えてしまう可能性があります。正答率が高かった問題もあわせて確認します。
| 順位 | 問題番号 | 正答 | 正答率 | 回答傾向 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | No.46 | 3 | 89.2% | 決着気味 |
| 2位 | No.36 | 1 | 73.2% | 決着気味 |
| 3位 | No.48 | 4 | 72.3% | 決着気味 |
| 4位 | No.19 | 5 | 71.6% | 決着気味 |
| 5位 | No.33 | 3 | 68.8% | 決着気味 |
No.46は正答率89.2%で、今回示された問題の中では最も高い正答率でした。No.36、No.48、No.19も70%を超えています。
Aランク問題が13問あることを踏まえると、専門試験全体としては、得点しやすい問題も一定数ありました。Cランク問題で差がついた可能性はありますが、同時にAランク問題を落とさず積み上げることも重要だった試験といえます。
2026年の専門試験はどう見るべきか
平均正答率49.6%、中央正答率50.0%という数字を見る限り、今回の専門試験(多肢選択式)は、投稿データ上ではやや難しめと見る余地があります。
ただし、ランク構成を見ると、Aランク13問、Bランク15問、Cランク13問です。Bランクが最多であり、Aランク問題も一定数あります。
このことから、2026年の国家総合職・法律区分の専門試験は、全体としてやや重さがありつつ、取りやすい問題と差がつきやすい問題が分かれた構成だった可能性があります。
実際の年度全体の難易度は、受験者層、他科目の得点状況、採用予定数なども含めて見ていく必要があります。正答率分析は、そのための材料の一つです。
過去の公式ボーダーと比べるときの注意点
過去の公式値を見ると、直近の2025年は第1次試験合格点が216.0点、最終合格点が538.0点でした。
| 直近の第1次試験合格点 | 2025年:216.0点 |
|---|---|
| 直近の最終合格点 | 2025年:538.0点 |
| 過去3年平均 | 第1次216.3点/最終545.0点 |
| 過去5年平均 | 第1次215.8点/最終520.4点 |
| 過去最高 | 2020年:291.0点 |
| 過去最低 | 2016年:213.0点 |
| 前年比 | -2.0点 |
| 最終合格点の前年差 | -16.0点 |
これらの過去公式値は、年度ごとの水準を把握する材料にはなります。ただし、過去の合格点は、今年の合格最低点や合否を示すものではありません。
正答率分析や自己採点分布とあわせて読むことで、年度の特徴を考える参考にはなりますが、単純に過去の点数へ当てはめる読み方は避けたほうがよいです。
過去の公式平均点・標準偏差と比べるとどうか
専門試験(多肢選択式)の公式統計を見ると、直近年度である2025年の公式平均点は17.0点、標準偏差は5.0でした。
| 直近年度の公式平均点 | 2025年:17.0点 |
|---|---|
| 直近年度の標準偏差 | 2025年:5.0 |
| 過去3年平均 | 18.2点 |
| 過去5年平均 | 18.6点 |
| 過去3年の標準偏差平均 | 5.5 |
| 過去5年の標準偏差平均 | 5.5 |
| 平均点の最高年度 | 2020年:20.9点 |
| 平均点の最低年度 | 2018年:15.1点 |
公式平均点と投稿データの正答率分析は、母集団が異なります。KomuInfoの投稿者には、自己採点に関心が高い層や得点が高めの層が多く含まれる可能性があります。
そのため、投稿データだけを見て「今年は簡単だった」「今年は難しかった」と断定するのは避けるべきです。公式統計は、過去の得点水準やばらつきを知るための参考材料として扱うのが適切です。
ボーダーを考える材料にはなるが、断定はできない
正答率分析と過去公式値の比較は、当該年度の試験の重さや、設問ごとの回答傾向を考える材料になります。特に、正答率30%未満の問題数、Cランク問題数、最多解答と正答が一致しなかった問題数は、年度ごとの特徴を把握するうえで参考になります。
一方で、ボーダーは、採用予定数、受験者数、他科目の得点状況、年度ごとの受験者層などによって変わります。正答率分析だけで合格最低点や合否を判断することはできません。
本記事の数値は、合否を判断するためのものではなく、専門試験(多肢選択式)の難易度感や設問ごとの特徴を整理するための参考資料としてご覧ください。
まとめ:やや難しめの中で、割れた問題が多かった
- 2026年国家総合職・法律区分の専門試験(多肢選択式)は、投稿データ上ではやや難しめ
- 平均正答率は49.6%、中央正答率は50.0%
- Aランク13問、Bランク15問、Cランク13問で、Bランクが最多
- 正答率30%未満の問題は6問
- 最多解答と正答が一致しなかった問題も6問
- 解答割れ問題は20問あり、複数の選択肢に回答が分かれた問題が目立った
- 一方で、正答率60%以上のAランク問題も13問あった
今回の分析は、KomuInfoに投稿された回答データをもとにした参考値です。自己採点分布や基礎能力試験の状況、過去公式値とあわせて確認することで、2026年国家総合職試験の全体像をより立体的に振り返ることができます。
