2026年の国家総合職・基礎能力試験について、KomuInfoに投稿された回答データと正答番号を照合し、設問別の正答率を整理しました。
この記事では、平均正答率やランク別の問題数に加えて、どの問題で正答率が低めに出たか、どこで解答が割れたか、最多解答と正答が一致しなかった問題はどれかを確認します。
なお、本記事はKomuInfoに投稿された回答データをもとにした参考分析です。公式の合格最低点やボーダー、合否可能性を予想・断定するものではありません。
投稿データ上では、全体は標準寄り。ただし割れた問題も目立つ
今回の基礎能力試験は、投稿データ上では平均正答率52.3%、中央正答率53.3%でした。全体としては「標準寄り」と見るのが自然です。
一方で、正答率40%未満のCランク問題が7問、解答割れ問題が10問ありました。特にNo.25とNo.27は、最多解答と正答が一致していません。
| 全体感 | 平均正答率52.3%、中央正答率53.3%。投稿データ上では標準寄り |
|---|---|
| ランク構成 | Aランク7問、Bランク16問、Cランク7問 |
| 正答率30%未満 | 2問 |
| 最多解答と正答の不一致 | 2問 |
| 解答割れ | 10問 |
| 総評 | 投稿データ上では標準寄り。ただし、一部で判断が分かれやすい問題があった可能性 |
低正答率の問題だけを見ると難しめに感じられますが、正答率60%以上のAランク問題も7問あります。極端に難しい試験と断定するより、取りやすい問題と差がつきやすい問題が混在していた試験と整理するのがよさそうです。
結論:正答率は50%台前半で、差がつく問題が点在した
2026年の国家総合職・基礎能力試験は、KomuInfoの投稿データ上では標準寄りです。平均正答率は52.3%、中央正答率は53.3%で、全体の中心は50%台前半にあります。
ただし、Cランク問題は7問あり、正答率30%未満の問題も2問ありました。特にNo.25とNo.27は、最多解答と正答が異なっており、投稿データ上では回答が割れやすかった問題といえます。
一方で、No.02、No.01、No.15などは正答率が高く出ています。Aランク問題も一定数あるため、全体が極端に難しかったとは言い切れません。基本的な問題を確実に取りつつ、割れた問題でどこまで積み上げられたかが、得点差につながった可能性があります。
この分析で使ったデータの前提
本記事では、KomuInfoに投稿された回答データをもとに、2026年国家総合職・基礎能力試験の設問別正答率を集計しています。
対象としたのは、最低投票数が30票以上ある問題です。投稿された回答と正答番号を照合し、各設問の正答率を算出しました。
この集計は、受験者全体を代表する統計ではありません。投稿者の得点層や回答傾向によって、実際の受験者全体の正答率とは差が出る可能性があります。
そのため、この記事の数値は、当該年度の試験の性格を考えるための参考値としてご覧ください。
正答率60%以上は7問、40%未満も7問あった
設問別の正答率を、A・B・Cの3つのランクに分けて整理します。今回最も多かったのは、正答率40%以上60%未満のBランク問題でした。
| ランク | 基準 | 問題数 | 読み取り方 |
|---|---|---|---|
| Aランク | 正答率60%以上 | 7問 | 投稿データ上では比較的正答率が高かった問題 |
| Bランク | 正答率40%以上60%未満 | 16問 | 得点状況に差が出やすい中間層の問題 |
| Cランク | 正答率40%未満 | 7問 | 投稿データ上では正答率が低めに出た問題 |
Bランクが16問と最も多く、AランクとCランクがそれぞれ7問でした。正答率の高い問題と低い問題が同じ数だけあり、全体としては中間層の問題が中心だったと考えられます。
No.25とNo.27は正答率30%未満だった
投稿データ上で正答率が低かった問題を、正答率の低い順に5問整理します。ここでは「難問」と断定せず、あくまで投稿回答と正答を照合した結果として見ています。
| 順位 | 問題番号 | 正答 | 最多解答 | 正答率 | 回答傾向 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | No.25 | 1 | 4 | 24.6% | 三つ巴 |
| 2位 | No.27 | 1 | 3 | 28.0% | 三つ巴 |
| 3位 | No.30 | 5 | 5 | 34.5% | 三つ巴 |
| 4位 | No.09 | 3 | 3 | 34.8% | 三つ巴 |
| 5位 | No.16 | 2 | 2 | 36.6% | 三つ巴 |
No.25は24.6%、No.27は28.0%で、いずれも正答率30%未満でした。どちらも回答傾向は三つ巴で、特定の選択肢に大きくまとまるというより、複数の選択肢に回答が分かれています。
No.30、No.09、No.16も正答率40%未満で、Cランクに入ります。これらの問題は、投稿データ上では受験者の判断が分かれやすかった問題群として確認できます。
最多解答と正答が一致しなかったのは2問
最多解答と正答が違った問題は、No.25とNo.27の2問です。これは、投稿データ上で最も多く選ばれた選択肢が、正答とは異なっていたことを意味します。
| 問題番号 | 正答 | 最多解答 | 正答率 | 上位差 |
|---|---|---|---|---|
| No.25 | 1 | 4 | 24.6% | 11.3pt |
| No.27 | 1 | 3 | 28.0% | 6.1pt |
No.25は最多解答が4、正答が1でした。上位差は11.3ptで、正答の選択肢も一定数選ばれていたものの、最多解答とは一致していません。
No.27は最多解答が3、正答が1で、上位差は6.1ptでした。上位差が小さいため、投稿データ上ではかなり回答が割れた問題と見られます。
ここで確認しているのは、あくまで多数派の回答と正答の関係です。「多くの受験生が間違えた」と断定する趣旨ではありません。
No.27、No.09、No.30は上位差が10pt未満だった
解答が割れた問題では、最多解答と次点の差が小さくなります。今回の集計では、解答割れ問題が10問ありました。ここでは、そのうち上位差が小さい問題を中心に整理します。
| 問題番号 | 正答 | 最多解答 | 次点 | 上位差 | 回答傾向 |
|---|---|---|---|---|---|
| No.27 | 1 | 3 | 1 | 6.1pt | 三つ巴 |
| No.09 | 3 | 3 | 4 | 7.4pt | 三つ巴 |
| No.30 | 5 | 5 | 3 | 9.8pt | 三つ巴 |
| No.25 | 1 | 4 | 1 | 11.3pt | 三つ巴 |
| No.24 | 2 | 2 | 5 | 13.5pt | 三つ巴 |
No.27は上位差6.1ptで、今回示された解答割れ問題の中でも特に差が小さくなっています。No.09とNo.30も上位差が10pt未満で、投稿データ上では回答がかなり分散しました。
「三つ巴」は、回答が1つの選択肢に大きく集中せず、複数の選択肢に分かれた状態を表すためのラベルです。必ずしも問題の難易度を直接示すものではありませんが、判断が分かれた設問を確認する手がかりになります。
一方で、No.02は正答率85.1%と高かった
低正答率の問題や解答割れ問題だけを見ると、試験全体を必要以上に難しく捉えてしまう可能性があります。正答率が高かった問題もあわせて確認します。
| 順位 | 問題番号 | 正答 | 正答率 | 回答傾向 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | No.02 | 5 | 85.1% | 決着気味 |
| 2位 | No.01 | 1 | 75.7% | 決着気味 |
| 3位 | No.15 | 3 | 71.2% | 決着気味 |
| 4位 | No.22 | 4 | 67.4% | 決着気味 |
| 5位 | No.06 | 3 | 66.8% | 決着気味 |
No.02は正答率85.1%で、今回の集計対象の中では最も高い正答率でした。No.01とNo.15も70%を超えています。
Aランク問題が7問あることを踏まえると、基礎能力試験全体としては、正答率の高い問題を確実に取る余地もありました。Cランク問題で差がついた可能性はありますが、同時にAランク問題を落とさず積み上げることも重要だった試験といえます。
2026年の基礎能力試験はどう見るべきか
平均正答率52.3%、中央正答率53.3%という数字を見る限り、今回の基礎能力試験は、投稿データ上では標準寄りと整理できます。平均と中央値が近いため、極端な偏りがあるというより、50%台前半を中心に正答率が分布していたと考えられます。
ただし、ランク構成を見ると、Aランク7問、Bランク16問、Cランク7問です。Bランクが中心でありつつ、正答率の高い問題と低い問題が同じ数だけありました。
このことから、2026年の基礎能力試験は、全体としては標準寄りでありながら、問題ごとの差が比較的見えやすい構成だった可能性があります。特にNo.25、No.27、No.30、No.09のように解答が割れた問題は、得点差を考えるうえで注目しやすいポイントです。
ただし、これは投稿データ上の分析です。実際の年度全体の難易度は、受験者層や他科目の得点状況も含めて見る必要があります。
ボーダーを考える材料にはなるが、断定はできない
正答率分析は、当該年度の試験の重さや、設問ごとの回答傾向を確認する材料になります。特に、正答率30%未満の問題数、Cランク問題数、最多解答と正答が一致しなかった問題数は、年度ごとの特徴を把握するうえで参考になります。
一方で、正答率分析だけでボーダーや合格最低点を判断することはできません。ボーダーは、採用予定数、受験者数、他科目の得点状況、年度ごとの受験者層などによって変わります。
本記事の数値は、合否を判断するためのものではなく、基礎能力試験の難易度感や設問ごとの特徴を整理するための参考資料としてご覧ください。
まとめ:標準寄りの中で、割れた問題が得点差の材料になりそう
- 2026年国家総合職・基礎能力試験は、投稿データ上では標準寄り
- 平均正答率は52.3%、中央正答率は53.3%
- Aランク7問、Bランク16問、Cランク7問で、Bランクが最多
- 正答率30%未満の問題はNo.25とNo.27の2問
- 最多解答と正答が一致しなかった問題もNo.25とNo.27の2問
- 解答割れ問題は10問あり、複数の選択肢に回答が分かれた問題も見られた
- 一方で、正答率60%以上のAランク問題も7問あった
今回の分析は、KomuInfoに投稿された回答データをもとにした参考値です。自己採点分布や他科目の状況とあわせて確認することで、2026年国家総合職試験の全体像をより立体的に振り返ることができます。
