2025年の国家一般職・大卒・基礎能力試験について、KomuInfoに投稿された回答データと正答番号を照合し、設問別の正答率を整理しました。
今回の分析では、平均正答率やランク別の問題数に加えて、正答率が低めに出た問題、解答が割れた問題、正答率が高かった問題を中心に確認します。
本記事は、KomuInfoに投稿された回答データをもとにした参考分析です。公式の合格最低点、ボーダー、合否可能性を予想・断定するものではありません。
投稿データ上では易しめ。正答率30%未満の問題はなかった
2025年の国家一般職・基礎能力試験は、投稿データ上では平均正答率65.0%、中央正答率62.1%でした。正答率を見る限り、全体としては「易しめ」と見る余地があります。
正答率60%以上のAランク問題は17問、正答率30%未満の問題は0問でした。最多解答と正答が一致しなかった問題もなく、全体として大きく荒れた試験とは言いにくい結果です。
| 全体感 | 平均正答率65.0%、中央正答率62.1%。投稿データ上では易しめ |
|---|---|
| ランク構成 | Aランク17問、Bランク10問、Cランク3問 |
| 正答率30%未満 | 0問 |
| 最多解答と正答の不一致 | 0問 |
| 解答割れ | 5問 |
| 総評 | 投稿データ上では易しめ。ただし、一部に回答が分かれた問題はあった |
ただし、正答率が低めに出た問題もあります。No.21、No.16、No.29はCランクに入り、複数の選択肢に回答が分かれました。全体としては易しめでも、一部の問題では判断が分かれたと整理するのが自然です。
結論:取りやすい問題が多く、一部で差がついた可能性
2025年の国家一般職・基礎能力試験は、KomuInfoの投稿データ上では易しめと見る余地があります。平均正答率は65.0%、中央正答率は62.1%で、全体の中心は60%台前半にあります。
特に、正答率60%以上のAランク問題が17問あり、正答率30%未満の問題はありませんでした。最多解答と正答が一致しなかった問題も0問で、投稿データ上では大きく回答が外れた設問は見られません。
一方で、Cランク問題は3問あります。No.21、No.16、No.29は正答率40%未満で、回答傾向も三つ巴でした。全体としては取りやすい問題が多い一方、一部の割れた問題でどこまで積み上げられたかが得点差につながった可能性があります。
この分析で使ったデータの前提
本記事では、KomuInfoに投稿された回答データをもとに、2025年国家一般職・基礎能力試験の設問別正答率を集計しています。
対象としたのは、最低投票数が30票以上ある問題です。投稿された回答と正答番号を照合し、各設問の正答率を算出しました。
この集計は、受験者全体を代表する統計ではありません。投稿者の得点層や回答傾向によって、実際の受験者全体の正答率とは差が出る可能性があります。
そのため、本記事の数値は、当該年度の基礎能力試験の特徴を振り返るための参考値としてご覧ください。
Aランクが17問。正答率の高い問題が多かった
設問別の正答率を、A・B・Cの3つのランクに分けて整理します。今回最も多かったのはAランクの17問で、正答率60%以上の問題が半数を超えました。
| ランク | 基準 | 問題数 | 読み取り方 |
|---|---|---|---|
| Aランク | 正答率60%以上 | 17問 | 投稿データ上では比較的正答率が高かった問題 |
| Bランク | 正答率40%以上60%未満 | 10問 | 得点状況に差が出やすい中間層の問題 |
| Cランク | 正答率40%未満 | 3問 | 投稿データ上では正答率が低めに出た問題 |
Aランクが17問、Cランクが3問という構成を見ると、今回の基礎能力試験は、投稿データ上では正答率の高い問題が比較的多かったといえます。
No.21、No.16、No.29は正答率40%未満だった
投稿データ上で正答率が低かった問題を、正答率の低い順に5問整理します。ここでは「難問」と断定せず、投稿回答と正答を照合した結果として見ています。
| 順位 | 問題番号 | 正答 | 最多解答 | 正答率 | 回答傾向 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | No.21 | 3 | 3 | 35.3% | 三つ巴 |
| 2位 | No.16 | 1 | 1 | 36.8% | 三つ巴 |
| 3位 | No.29 | 1 | 1 | 39.5% | 三つ巴 |
| 4位 | No.30 | 2 | 2 | 47.1% | やや割れ |
| 5位 | No.17 | 1 | 1 | 49.4% | やや割れ |
No.21は正答率35.3%で、今回示された問題の中では最も低い正答率でした。ただし、正答と最多解答は一致しています。
No.16とNo.29も正答率40%未満ですが、いずれも最多解答は正答と一致しています。つまり、これらの問題は、投稿データ上では正答率は低めでも、多数派の回答は正答だった問題と読めます。
最多解答と正答が違った問題はなかった
今回の集計では、最多解答と正答が一致しなかった問題は0問でした。これは、投稿データ上で最も多く選ばれた選択肢が、すべての対象問題で正答と一致していたことを意味します。
この点は、専門試験などで見られる「多数派の回答と正答がずれる」ケースとは異なる特徴です。少なくとも今回の投稿データ上では、大きく多数派が外れた問題は確認されませんでした。
ただし、最多解答と正答が一致しているからといって、すべての問題が簡単だったとは限りません。No.21のように、最多解答が正答でも正答率が40%未満の問題もあります。
No.21は上位差1.2ptで、回答がかなり割れた
解答が割れた問題では、最多解答と次点の差が小さくなります。今回の集計では、解答割れ問題が5問ありました。ここでは、上位差が小さい問題を整理します。
| 問題番号 | 正答 | 最多解答 | 次点 | 上位差 | 回答傾向 |
|---|---|---|---|---|---|
| No.21 | 3 | 3 | 5 | 1.2pt | 三つ巴 |
| No.29 | 1 | 1 | 5 | 12.2pt | 三つ巴 |
| No.16 | 1 | 1 | 4 | 14.7pt | 三つ巴 |
| No.30 | 2 | 2 | 4 | 19.4pt | やや割れ |
| No.17 | 1 | 1 | 3 | 21.4pt | やや割れ |
No.21は上位差1.2ptで、最多解答と次点の差がかなり小さくなっています。正答と最多解答は一致していますが、複数の選択肢に回答が分かれた問題です。
「三つ巴」「やや割れ」といったラベルは、問題の良し悪しを示すものではなく、回答がどの程度集中したかを確認するための目安です。
No.03、No.04、No.01、No.02は正答率90%超だった
今回の基礎能力試験では、正答率が高く出た問題も多くありました。特に上位4問は、投稿データ上で正答率90%を超えています。
| 順位 | 問題番号 | 正答 | 正答率 | 回答傾向 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | No.03 | 2 | 95.8% | 決着気味 |
| 2位 | No.04 | 1 | 93.4% | 決着気味 |
| 3位 | No.01 | 1 | 91.4% | 決着気味 |
| 4位 | No.02 | 5 | 90.5% | 決着気味 |
| 5位 | No.11 | 2 | 81.9% | 決着気味 |
No.03は正答率95.8%で、今回示された問題の中では最も高い正答率でした。No.04、No.01、No.02も90%を超えています。
Aランク問題が17問あることを踏まえると、基礎能力試験全体としては、多くの受験者が正答しやすかった問題も目立ったといえます。
2025年の基礎能力試験はどう見るべきか
平均正答率65.0%、中央正答率62.1%という数字を見る限り、今回の基礎能力試験は、投稿データ上では易しめと見る余地があります。
ランク構成も、Aランク17問、Bランク10問、Cランク3問で、Aランクが最も多くなっています。正答率30%未満の問題が0問だったことも、全体として回答しやすい問題が多かった可能性を示しています。
ただし、Cランク問題が3問あり、解答割れ問題も5問あります。したがって、全体としては易しめでありながら、一部の設問では回答が分かれ、得点差につながった可能性があります。
実際の年度全体の難易度は、受験者層、他科目の得点状況、採用予定数、地域ごとの状況なども含めて見る必要があります。正答率分析は、そのための材料の一つです。
過去の公式ボーダーと比べるときの注意点
今回の条件では、過去公式ボーダーの参考値は取得できませんでした。そのため、本記事では地域別・年度別の合格点との直接比較は行っていません。
ただし、過去公式値が確認できる場合でも、それはあくまで年度ごとの結果です。過去の合格点は、今年の合格最低点や合否を示すものではありません。
正答率分析や自己採点分布は、試験の特徴を考える材料にはなりますが、単独で合否や合格最低点を判断するものではありません。
過去の公式平均点・標準偏差と比べるとどうか
基礎能力試験の公式統計を見ると、2025年の公式平均点は18.9点、標準偏差は4.1でした。
| 直近年度の公式平均点 | 2025年:18.9点 |
|---|---|
| 直近年度の標準偏差 | 2025年:4.1 |
| 過去3年平均 | 20.9点 |
| 過去5年平均 | 21.4点 |
| 過去3年の標準偏差平均 | 4.4 |
| 過去5年の標準偏差平均 | 4.6 |
| 平均点の最高年度 | 2023年:24.9点 |
| 平均点の最低年度 | 2024年:18.8点 |
公式平均点と投稿データの正答率分析は、母集団が異なります。KomuInfoの投稿者には、自己採点に関心が高い層や得点が高めの層が多く含まれる可能性があります。
そのため、投稿データだけを見て「今年は簡単だった」と断定するのは避けるべきです。公式統計は、過去の得点水準やばらつきを知るための参考材料として扱うのが適切です。
ボーダーを考える材料にはなるが、断定はできない
正答率分析は、当該年度の試験の重さや、設問ごとの回答傾向を考える材料になります。特に、Aランク問題の多さ、Cランク問題の少なさ、最多解答と正答の不一致がなかった点は、年度の特徴を把握するうえで参考になります。
一方で、ボーダーは、採用予定数、受験者数、他科目の得点状況、年度ごとの受験者層、地域ごとの採用状況などによって変わります。正答率分析だけで合格最低点や合否を判断することはできません。
本記事の数値は、合否を判断するためのものではなく、基礎能力試験の難易度感や設問ごとの特徴を整理するための参考資料としてご覧ください。
まとめ:易しめの中で、一部の問題に差が出た
- 2025年国家一般職・基礎能力試験は、投稿データ上では易しめ
- 平均正答率は65.0%、中央正答率は62.1%
- Aランク17問、Bランク10問、Cランク3問で、Aランクが最多
- 正答率30%未満の問題は0問
- 最多解答と正答が一致しなかった問題も0問
- 解答割れ問題は5問あり、No.21では上位差1.2ptとかなり回答が割れた
- 一方で、正答率90%超の問題も4問あった
今回の分析は、KomuInfoに投稿された回答データをもとにした参考値です。自己採点分布や専門試験の状況、公式統計とあわせて確認することで、2025年国家一般職試験の全体像をより立体的に振り返ることができます。
