【2026】裁判所事務官の試験日程・問題数・正答公表の有無まとめ

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裁判所事務官を受ける場合、まず確認したいのは「いつ受けるのか」「何問出るのか」「自己採点できるのか」の3点です。

特に裁判所事務官は、国家公務員一般職や地方上級と比べて、試験日程や試験種目の組み方が少し違います。一般職試験(大卒程度区分)では、第1次試験日に基礎能力試験、専門試験、論文試験まで実施されるため、当日の負担も大きめです。

また、正答番号は多肢選択式については公表されますが、論文試験や人物試験は自己採点できる形式ではありません。受験後にどこまで点数感を確認できるのかも、あらかじめ把握しておくと落ち着いて準備しやすくなります。

この記事のポイント

日程
令和8年度の大卒程度区分は、第1次試験が2026年5月9日(土)、最終合格発表が2026年7月29日(水)予定です。
問題数
一般職(大卒程度区分)は、基礎能力試験30題、専門試験30題、論文試験1題が中心です。
正答公表
多肢選択式の正答番号は公表対象です。論文試験・作文試験・人物試験は、正答番号で自己採点する形式ではありません。

裁判所事務官の令和8年度試験日程

令和8年度の裁判所事務官採用試験は、大卒程度区分と高卒者区分で実施時期が大きく異なります。大卒程度区分は春から夏にかけて、高卒者区分は夏から秋にかけて進む流れです。

区分 主な日程 確認ポイント
一般職試験
裁判所事務官
大卒程度区分
申込受付:2026年3月13日(金)10:00〜4月6日(月)
第1次試験:2026年5月9日(土)
第1次合格発表:2026年5月28日(木)
人物試験:2026年6月8日(月)〜7月3日(金)
最終合格発表:2026年7月29日(水)
第1次試験日に、基礎能力試験・専門試験・論文試験が行われます。
総合職試験
裁判所事務官
院卒者区分・大卒程度区分
申込受付:2026年3月13日(金)10:00〜4月6日(月)
第1次試験:2026年5月9日(土)
第1次合格発表:2026年5月28日(木)
第2次筆記試験:2026年6月6日(土)
最終合格発表:2026年7月29日(水)
一般職よりも試験段階が多く、政策論文や専門記述なども含まれます。
一般職試験
裁判所事務官
高卒者区分
申込受付:2026年7月1日(水)10:00〜7月10日(金)
第1次試験:2026年9月13日(日)
第1次合格発表:2026年10月6日(火)
人物試験:2026年10月16日(金)〜10月29日(木)
最終合格発表:2026年11月13日(金)
大卒程度区分とは時期が異なります。受験案内の掲載時期も別に確認が必要です。

大卒程度区分を受ける人は、5月上旬の第1次試験が大きな山場になります。第1次試験の合格発表から人物試験までの期間も長くないため、筆記対策と並行して面接で話す材料も整理しておきたいところです。

一般職(大卒程度区分)の問題数と試験種目

裁判所事務官の一般職試験(大卒程度区分)は、基礎能力試験、専門試験、論文試験、人物試験で構成されます。筆記試験だけを見ると、基礎能力30題、専門30題、論文1題という組み合わせです。

試験種目 形式 問題数・内容 時間
基礎能力試験 多肢選択式 30題
知能分野24題、知識分野6題
2時間20分
専門試験 多肢選択式 30題
必須:憲法10題、民法10題
選択:行政法、刑法、経済理論から1科目10題
1時間30分
論文試験 小論文 1題 1時間
人物試験 個別面接 人柄、資質、能力などを確認 指定された日時

表だけを見ると「30題ずつ」と分かりやすいですが、専門試験は法律科目の比重が大きい点に注意が必要です。憲法と民法は必須で、残り10題は行政法・刑法・経済理論から選ぶ形です。

基礎能力試験は知能分野が24題と多く、数的処理、文章理解、判断推理などの処理力が得点に直結しやすい構成です。知識分野は6題ですが、短期間で詰め込みにくい分野もあるため、直前期は出題範囲を広げすぎないことも大切です。

総合職の裁判所事務官は試験構成が異なる

裁判所事務官には、一般職試験のほかに総合職試験もあります。総合職試験は、政策の企画立案等に係る高い能力を重視する試験とされており、一般職試験よりも選考段階が多くなります。

総合職試験でも、第1次試験の基礎能力試験は30題、専門試験(多肢選択式)も30題です。ただし、第2次試験以降で政策論文試験や専門試験(記述式)などが加わるため、一般職と同じ感覚で準備すると負担感が大きくなります。

裁判所事務官として働くことを考える場合でも、「一般職で現場の事務処理能力を軸に進むのか」「総合職で政策立案等も含むキャリアを目指すのか」で、試験対策の方向性は変わります。

注意点:第1次試験日に論文まで実施される

一般職試験(裁判所事務官、大卒程度区分)では、論文試験も第1次試験日に実施されます。ただし、論文試験は第2次試験の種目として扱われます。

そのため、筆記の当日は多肢選択式だけでなく、小論文まで書く前提で時間と体力を見ておく必要があります。直前期に択一だけへ偏りすぎると、当日の後半で書く力が落ちることがあります。

正答番号は公表されるのか

裁判所の採用情報ページでは、過年度の試験問題と正答番号が掲載されています。少なくとも多肢選択式の基礎能力試験、専門試験については、正答番号を確認できる形式です。

試験種目 正答公表の考え方 自己採点のしやすさ
基礎能力試験 多肢選択式の正答番号が公表対象 自己採点しやすい
専門試験
多肢選択式
多肢選択式の正答番号が公表対象 自己採点しやすい
論文試験・作文試験 正答番号で採点する形式ではない 自己採点は難しい
人物試験 面接試験のため正答番号はない 点数感は把握しにくい

受験後に得点感を確認したい場合は、多肢選択式の正答番号を使って自己採点するのが基本です。一方で、論文や人物試験は「何点取れたか」をその場で判断しにくいため、択一の自己採点結果だけで最終結果を決めつけない方がよいでしょう。

日程と問題数の読み方

裁判所事務官の試験は、試験種目そのものが特別に多いというより、1日の中でこなす内容が重い試験です。一般職(大卒程度区分)では、基礎能力30題、専門30題、小論文1題を同じ日に受けるため、当日の集中力の配分が重要になります。

また、専門試験は「憲法・民法が必須」という点が特徴です。国家一般職のように複数科目を広く選択する感覚ではなく、法律科目をある程度しっかり固める必要があります。

正答番号の公表があるため、択一試験については受験後に自分の位置をある程度確認できます。ただし、合否は配点比率や論文・面接も含めて判断されるため、自己採点だけで一喜一憂しすぎないことも大切です。

補足:高卒者区分は受験案内の確認が必要

令和8年度の一般職試験(裁判所事務官、高卒者区分)は、公式日程では第1次試験が2026年9月13日(日)とされています。一方で、受験案内は別途掲載予定とされているため、問題数や細かな試験内容は必ず最新の受験案内で確認してください。

FAQ

裁判所事務官の第1次試験日はいつですか?
令和8年度の一般職試験(裁判所事務官、大卒程度区分)は、2026年5月9日(土)が第1次試験日です。高卒者区分は2026年9月13日(日)予定です。
裁判所事務官の問題数は何問ですか?
一般職(大卒程度区分)は、基礎能力試験が30題、専門試験(多肢選択式)が30題、論文試験が1題です。専門試験は憲法10題、民法10題が必須で、残り10題を行政法・刑法・経済理論から選びます。
裁判所事務官の正答番号は公表されますか?
多肢選択式の基礎能力試験と専門試験については、過年度の正答番号が公式ページで公表されています。論文試験、作文試験、人物試験は正答番号で自己採点する形式ではありません。

出典・作成方針

  • 裁判所「採用試験情報」
  • 裁判所「令和8年度 裁判所職員採用試験日程」
  • 裁判所「令和8年度 裁判所事務官 受験案内」
  • 裁判所「試験問題・正答番号一覧」
  • 裁判所「試験の概要」

この記事は、裁判所が公表している採用試験情報をもとに、受験生が日程、問題数、正答公表の有無を確認しやすいよう整理しています。年度により日程や受験案内の内容が変わる場合があるため、出願前には必ず裁判所の公式情報を確認してください。

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