雑記

ChatGPTの「この会話は長さの上限に到達しています」とは?メッセージ制限の仕組みと対処法を解説

ChatGPTを長時間利用していると、突然「この会話は長さの上限に到達しています」と表示されることがあります。

本記事では、ChatGPTにおける「会話の上限」についてわかりやすく解説します。

会話上限の正体:「トークン制限」

ChatGPTは会話の履歴すべてを保持して文脈を理解しています。しかし、一度の会話で利用できる「トークン数」には上限があります。

トークンとは?

  • トークンは、単語や記号の単位(例:「こんにちは」は1~2トークン)
  • GPT-4では1会話あたり128,000トークン(約10万字相当)が上限

つまり、長時間のやり取りが蓄積すると、この上限に達してしまうことがあります。

なぜ会話が打ち切られるのか?

トークン上限に達すると、ChatGPTはこれ以上前の履歴を文脈に含めることができません。

結果として、

  • 文脈がうまく保持されない
  • モデルが過去の内容を忘れる
  • 上限通知と共に、新しいチャットを始めるよう案内される

といった状況になります。

新しいチャットを始めれば続きができる

重要なのは、会話の上限に達しても、機能が使えなくなるわけではないという点です。

対処法:

  1. 新しいチャットを開く
  2. 前の会話の要点を1~2行で伝える
  3. 続きの依頼をする

例:

「前のチャットで、⚪︎⚪︎について会話していました。その続きをお願いします」

これで、実質的に会話を引き継ぎながら再開することが可能です。

おわりに

  • 「上限=使用不可」ではない
  • 会話履歴が保存されているため、自分でコピペして要点を伝えれば再利用可能
  • チャット履歴は左メニューや履歴からいつでも確認・再開可能

ChatGPTのトークン制限は、多くの機能的AIが抱える技術的制約の一つですが、それを理解して使えば、実質無限に会話を継続できます

Web上には「上限エラーが出た」「途中で止まった」という投稿が見られますが、正しく対処すれば問題ありません。

新しいチャットで続きを書いてもらう——この基本ルールを知っておくことで、ChatGPTを効率よく活用できるようになります。