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2026年国家一般職大卒教養のボーダー予想|難化でも合格点は上がる?地域別に徹底分析

2026年の国家一般職大卒「教養区分」は、2025年に新設された区分が2年目を迎え、受験者側の関心が大きく高まった試験です。

特に今年は、申込者数が大きく増えた一方で、採用予定数は地域によって増減が分かれています。そのため、単に「試験が難しかったか」だけでなく、「平均点や標準偏差を踏まえると標準点でどう評価されるか」「受験者がどれくらい増えたか」「採用予定数が増えたか」をあわせて見る必要があります。

この記事では、KomuInfoに集まった自己採点結果・解答ライブ投票データ、人事院公表資料をもとに、2026年国家一般職大卒教養区分の第1次試験合格点・最終合格点が前年と比べてどう動くかを予想します。

この記事のポイント

難易度
基礎能力試験は前年より難化、課題対応能力試験も低得点化しやすい試験だったと見ます。
配点
教養区分の第1次判定では、基礎能力試験4/9、課題対応能力試験1/9の配点比率で見る必要があります。
ボーダー予想
申込者急増を踏まえると、第1次試験合格点・最終合格点は前年より上がる地域が多いと予想します。

結論:教養区分は基礎能力の比重が大きく、ボーダーは上昇地域が多いと予想

2026年の国家一般職大卒教養区分は、試験問題だけを見ると前年より難化寄りです。基礎能力試験の自己採点平均は前年より下がっており、課題対応能力試験も2025年度の公式平均と比べるとかなり低い水準の自己採点結果になっています。

ただし、教養区分では配点比率の見方が重要です。第1次試験合格者は、基礎能力試験課題対応能力試験の成績を総合して決定されます。このうち、基礎能力試験の配点比率は4/9、課題対応能力試験は1/9です。

つまり、課題対応能力試験が難しかったとしても、第1次試験の標準点では、基礎能力試験の影響がかなり大きくなります。逆にいえば、2026年は基礎能力試験が前年より難化しているため、基礎能力試験で平均との差をどれだけ作れたかが重要になります。

一方で、教養区分の申込者数は大幅に増えています。採用予定数がそれに見合うほど増えていない地域では、試験が難しくても、標準点ベースの合格点は上がる可能性があります。

そのため、この記事では、2026年の国家一般職大卒教養区分について、第1次試験合格点は前年より上がる地域が多い最終合格点も前年より上がる地域が多いと予想します。

項目 2026年の見方
基礎能力試験 前年より難化。自己採点平均は約2点低下
課題対応能力試験 自己採点平均が低く、難化寄り
第1次試験の配点 基礎能力試験4/9、課題対応能力試験1/9。基礎能力試験の影響が大きい
競争環境 教養区分の申込者が大幅増。採用予定数は申込者増ほど増えていない
第1次・最終合格点 多くの地域で上昇予想

表のポイントは、難易度とボーダーが必ずしも同じ方向に動くとは限らない点です。試験が難しくなれば素点は下がりやすいですが、標準点では平均点との差が重視されます。さらに申込者数が大きく増えれば、合格に必要な標準点は上がる可能性があります。

教養区分の配点比率を確認する

教養区分のボーダーを考えるうえで、まず確認すべきなのが配点比率です。教養区分では、基礎能力試験、課題対応能力試験、一般教養論文試験、人物試験が使われますが、第1次試験合格者の決定に使われるのは基礎能力試験と課題対応能力試験です。

一般教養論文試験は、第1次試験合格者を対象に評定され、最終合格者の決定時に他の試験種目と総合されます。

試験段階 試験種目 配点比率 第1次判定での扱い
第1次試験 基礎能力試験(多肢選択式) 4/9 第1次合格者決定に使用
第1次試験 課題対応能力試験(多肢選択式) 1/9 第1次合格者決定に使用
第1次試験 一般教養論文試験 2/9 第1次合格後に評定され、最終合格者決定時に使用
第2次試験 人物試験 2/9 最終合格者決定時に使用

この配点から見ると、第1次試験では基礎能力試験の比重が非常に大きいです。課題対応能力試験は満点120点で見た目の点数幅は大きいものの、配点比率は1/9です。

したがって、2026年の教養区分を分析するときは、「課題対応能力試験の平均が低い」ことだけでなく、第1次試験では基礎能力試験4/9の重みがあることを前提に見る必要があります。

標準点とは何か

国家公務員試験では、科目ごとに満点や平均点、得点のばらつきが異なります。そのため、単純な素点だけで比較すると、科目間の難易度差をうまく反映できません。

そこで使われるのが標準点です。標準点は、平均点と標準偏差を使って、受験者の得点が全体の中でどの位置にあるかを反映するための点数です。

項目 意味
素点 実際に取った点数。例:基礎能力試験18点、課題対応能力試験45点など
平均点 受験者全体の平均。試験が難しい年は下がりやすい
標準偏差 得点のばらつき。ばらつきが大きいほど、平均との差の評価が変わる
配点比率 各試験種目が合否判定に占める重み。教養区分では基礎能力試験4/9、課題対応能力試験1/9
標準点 平均点・標準偏差・配点比率を反映した換算点

標準点の基本的な計算式は、次のように表されます。

標準点の式 標準点=10×配点比率×{15×(自分の素点−平均点)÷標準偏差+50}

この式で重要なのは、単に何点取ったかではなく、平均点よりどれだけ上にいるか、そしてその差が標準偏差との関係でどれくらい大きいかです。

さらに教養区分では、基礎能力試験と課題対応能力試験の配点比率が大きく異なります。基礎能力試験は4/9、課題対応能力試験は1/9なので、同じ「平均との差」でも、基礎能力試験の方が第1次試験の標準点に与える影響は大きくなります。

基礎能力試験は前年より難化

まず、国家一般職大卒全体で共通する基礎能力試験を見ます。KomuInfoの自己採点結果では、2025年の基礎能力試験の平均は19.96点、2026年は18.02点でした。

単純比較では、2026年は前年より約1.94点低くなっています。満点30点の試験で約2点の差は小さくありません。

年度 回答数 自己採点平均 中央値 標準偏差
2025年 625 19.96点 20.00点 4.08
2026年 1,281 18.02点 18.00点 4.09
前年差 +656 -1.94点 -2.00点 ほぼ横ばい

2026年は回答数が大きく増えているため、2025年よりも投稿データの厚みがあります。そのうえで平均・中央値がともに下がっているため、基礎能力試験は前年より難化したと見てよいでしょう。

教養区分では、基礎能力試験の配点比率が4/9です。そのため、基礎能力試験が難化したことは、第1次試験の標準点にかなり大きく影響します。

ただし、標準点で見る場合は、平均点の低下も反映されます。2026年の公式平均点が実際に下がれば、基礎能力試験で18点前後だった受験者は、素点だけを見るよりも標準点上では大きく不利にならない可能性があります。

解答ライブ投票でも基礎能力試験は低下傾向

自己採点結果だけでなく、設問別の解答ライブ投票から見ても、2026年の基礎能力試験は前年より取りにくかった可能性があります。

2025年と2026年の基礎能力試験について、設問別の正答率を平均すると、2025年は約65.0%、2026年は約60.9%でした。

年度 ライブ投票ベースの平均正答率 解答割れの印象 難易度判断
2025年 約65.0% 比較的取りやすい問題も多い 標準〜やや易しめ
2026年 約60.9% 中盤以降に正答率が下がる設問が目立つ 難化

ライブ投票は、受験者全体を完全に代表するものではありません。ただし、同じKomuInfo上の投稿データで前年と比較すると、2026年の正答率が下がっていることは重要です。

自己採点平均とライブ投票正答率の両方が下がっているため、基礎能力試験については2026年は前年より難しかったと判断します。

課題対応能力試験も難化寄り。ただし第1次での配点は1/9

教養区分には、行政区分の専門試験の代わりに課題対応能力試験があります。2025年度の人事院公表値では、教養課題対応能力試験の平均点は56.069点、標準偏差は18.662でした。一方、2026年のKomuInfo自己採点結果では、平均44.66点、中央値43.00点、最頻値40点です。

項目 2025年公式値 2026年KomuInfo自己採点
平均点 56.069点 44.66点
中央値 公表なし 43.00点
最頻値 公表なし 40点
標準偏差 18.662 16.59

ここで注意したいのは、2025年は公式平均、2026年は自己採点平均であり、完全に同じ条件の比較ではないことです。ただし、2026年の自己採点平均44.66点は、2025年公式平均56.069点と比べてかなり低くなっています。

この差をすべて難易度差と見ることはできませんが、少なくとも2026年の課題対応能力試験は、受験者が高得点を取りにくい試験だった可能性が高いです。

一方で、教養区分の第1次試験における課題対応能力試験の配点比率は1/9です。したがって、課題対応能力試験の素点差は重要ですが、第1次試験全体では基礎能力試験4/9の影響の方が大きくなります。

注意点:第1次合格と最終合格で見る科目が違う

教養区分では、第1次試験合格者は基礎能力試験と課題対応能力試験の成績を総合して決定されます。一般教養論文試験は、第1次試験合格者を対象に評定され、最終合格者の決定時に他の試験種目と総合されます。

そのため、第1次試験のボーダーを考えるときは、基礎能力試験4/9と課題対応能力試験1/9を中心に見る必要があります。一方、最終合格点を考えるときは、一般教養論文試験2/9と人物試験2/9も重要になります。

特に最終合格では、多肢選択式で一定の点を取っていても、論文や人物試験の評価によって順位が変わる可能性があります。

注意点:行政区分の専門試験とは分けて考える

2026年の国家一般職大卒行政区分では、専門試験(多肢選択式)の自己採点平均が2025年より大きく上がっています。2025年は20.29点、2026年は23.95点であり、行政区分の専門試験は易化寄りと見られます。

ただし、教養区分には行政区分の専門試験はありません。教養区分のボーダーを考える場合は、基礎能力試験と課題対応能力試験を中心に見る必要があります。

つまり、2026年の国家一般職大卒全体では「行政専門は易化」「教養区分は基礎能力・課題対応能力が難化寄り」というように、区分によって見え方が異なります。

教養区分は申込者数が大幅増

2026年の教養区分で最も大きい変化は、申込者数の増加です。国家一般職大卒全体では25,437人から26,429人へ3.9%増ですが、内訳を見ると、増加の中心は教養区分です。

行政区分は減少している一方で、教養区分は4,983人から7,467人へ増えています。増加数は2,484人、増加率は49.8%です。

区分 2025年度申込者数 2026年度申込者数 増減 増減率
行政小計 17,558人 16,085人 -1,473人 -8.4%
技術系小計 2,896人 2,877人 -19人 -0.7%
教養小計 4,983人 7,467人 +2,484人 +49.8%
合計 25,437人 26,429人 +992人 +3.9%

この表から分かるように、2026年は国家一般職大卒全体が一律に増えたわけではありません。むしろ行政区分は減っており、教養区分だけが大きく伸びています。

教養区分は「専門試験なしで受験できる国家一般職大卒」として認知が進んだ可能性が高く、2026年は前年より競争が強まったと考えるべきです。

採用予定数は申込者増ほど増えていない

申込者数が増えても、採用予定数も同じくらい増えていれば、競争環境はそこまで厳しくなりません。しかし、2026年の教養区分では、申込者数の増加に比べて採用予定数の増加は限定的です。

本府省採用予定数は、2025年度・2026年度ともに約220名で据え置きです。地域別に見ると、東海北陸のように増えている地域もありますが、北海道や九州のように減っている地域もあります。

教養区分 2025年度採用予定数 2026年度採用予定数 増減
北海道地域 約110名 約80名 -約30名
東北地域 約40名 約40名 ±0名
関東甲信越地域 約240名 約250名 +約10名
東海北陸地域 約20名 約50名 +約30名
近畿地域 約80名 約80名 ±0名
中国地域 約50名 約50名 ±0名
四国地域 約40名 約30名 -約10名
九州地域 約90名 約60名 -約30名
沖縄地域 約20名 約25名 +約5名

この表は、地域別ボーダーを考えるうえで非常に重要です。特に、申込者が増えているのに採用予定数が据え置きまたは減少している地域では、ボーダーが上がりやすくなります。

なぜ「難化」なのにボーダー上昇を予想するのか

一見すると、試験が難化したなら合格点は下がりそうに見えます。しかし、国家一般職の合格点は単純な素点ではなく、平均点や標準偏差を用いて換算された標準点をもとに決まります。

そのため、全体的に難しくなって平均点が下がった場合、素点そのものは下がっても、標準点上の順位は大きく変わらないことがあります。むしろ、平均点よりどれだけ上にいるかが重要になります。

一方で、教養区分は申込者が約1.5倍に増えています。採用予定数が大きく増えていない地域では、同じ合格者数に対して受験者が増えるため、上位層の競争が強くなります。

要因 素点への影響 標準点・ボーダーへの影響
基礎能力試験の難化 素点は下がりやすい 平均点も下がれば補正される。ただし配点4/9のため、第1次試験への影響は大きい
課題対応能力試験の難化 素点は下がりやすい 平均点低下は補正される。配点は1/9のため、基礎能力ほどの重みはない
教養区分の申込者急増 素点には直接影響しない 競争が強まり、合格に必要な標準点は上がりやすい
採用予定数の据え置き・減少 素点には直接影響しない 合格枠が広がりにくく、ボーダー上昇要因になる

つまり、2026年の教養区分は、素点ベースでは取りにくい試験だったが、標準点ベースでは平均点低下の補正も入り、そのうえで競争環境としてはボーダーが上がりやすいという構図です。

標準点換算で見るモデルケース

ここでは、2026年のKomuInfo自己採点平均と標準偏差を使い、基礎能力試験と課題対応能力試験の標準点を概算します。実際の標準点は人事院が公表する公式平均点・公式標準偏差で決まるため、ここでの数値はあくまで目安です。

概算では、教養区分の配点比率に合わせて、基礎能力試験を4/9、課題対応能力試験を1/9として計算しています。基礎能力試験の平均は18.02点、標準偏差は4.09、課題対応能力試験の平均は44.66点、標準偏差は16.59として扱います。

モデル 基礎能力試験 課題対応能力試験 第1次系の標準点概算 見方
平均付近 18点 45点 約278点 2026年投稿者の平均付近。地域によっては可能性が残るが、競争激化地域では安心しにくい。
やや上位 20点 55点 約320点 平均より上。第1次通過に期待しやすくなるが、高ボーダー地域では十分な余裕とは限らない。
上位寄り 21点 60点 約342点 地域差はあるが、かなり戦いやすい水準。特に基礎能力で平均との差を作れている点が大きい。
かなり上位 23点 70点 約384点 第1次試験ではかなり強い。最終合格では一般教養論文・人物試験の評価が重要になる。

前提として、これはKomuInfo投稿データを使った概算です。公式の平均点・標準偏差が異なれば、実際の標準点も変わります。

ただし、配点比率を正しく反映すると、課題対応能力試験よりも基礎能力試験の影響が大きいことが分かります。たとえば、基礎能力試験で平均より3点程度上回る場合、課題対応能力試験だけで同じ影響を出すよりも、第1次試験の標準点に反映されやすくなります。

地域別の第1次試験合格点・最終合格点予想

ここからは、2025年度の教養区分の合格点と、2026年度の申込者数・採用予定数の変化を踏まえて、地域別に見ます。

2025年度の教養区分は、地域によって合格点に大きな差がありました。たとえば、第1次試験合格点は北海道99点、九州110点だった一方、近畿283点、沖縄290点と高い地域もありました。

教養区分 2025年第1次合格点 2025年最終合格点 2026年予想
北海道 99 337 やや上昇予想
東北 172 391 上昇予想
関東甲信越 193 336 上昇予想
東海北陸 261 434 横ばい〜下落余地あり
近畿 283 498 上昇予想
中国 176 419 やや上昇予想
四国 133 374 上昇予想
九州 110 291 上昇予想
沖縄 290 518 横ばい〜下落余地あり

この予想では、単純に前年の合格点が高い地域を「今年も高い」と見るのではなく、申込者数と採用予定数の変化を重視しています。

また、標準点では平均点・標準偏差が反映されるため、2026年の公式平均点が大きく下がれば、前年と同じ素点でも標準点は変わります。そのため、この記事では素点ボーダーではなく、地域ごとの競争環境を踏まえた標準点ベースの合格点の方向性を予想しています。

地域別に見るボーダー上昇リスク

北海道:採用予定数減でやや上昇に注意

北海道は申込者数がやや減っていますが、採用予定数も約110名から約80名へ減っています。2025年の第1次試験合格点は99点と低めでしたが、2026年は採用予定数減の影響でやや上がる可能性があります。

東北:申込者増・採用予定据え置きで上昇予想

東北は申込者数が増えている一方、採用予定数は約40名で据え置きです。競争圧力は前年より強まるため、第1次試験合格点・最終合格点ともに上昇を予想します。

関東甲信越:申込者増が非常に大きい

関東甲信越は、教養区分の申込者数が2,129人から3,477人へ大きく増えています。採用予定数は約240名から約250名への微増にとどまるため、ボーダー上昇リスクは高いです。

東海北陸:採用予定数増により下落余地あり

東海北陸は申込者数が増えていますが、採用予定数も約20名から約50名へ増えています。採用枠の増加が大きいため、他地域と比べるとボーダーが下がる可能性があります。

近畿:高止まり・上昇に注意

近畿は2025年時点で第1次試験合格点283点、最終合格点498点と高水準でした。2026年は申込者数が増え、採用予定数は約80名で据え置きです。高止まり、またはさらに上がる可能性があります。

中国:やや上昇予想

中国は申込者数が増え、採用予定数は約50名で据え置きです。大幅上昇とまでは言いにくいものの、前年よりやや上がる方向で見るのが自然です。

四国:申込者増・採用予定数減で上昇予想

四国は申込者数が増えている一方、採用予定数は約40名から約30名へ減っています。2025年の第1次試験合格点133点は低めでしたが、2026年は上昇に注意が必要です。

九州:かなり上がりやすい組み合わせ

九州は申込者数が342人から630人へ大きく増え、採用予定数は約90名から約60名へ減っています。これはボーダー上昇要因がかなり強い組み合わせです。2025年の第1次試験合格点110点、最終合格点291点からは、上がる可能性が高いと見ます。

沖縄:前年高水準の反動に注意

沖縄は申込者数が横ばいで、採用予定数は約20名から約25名へ増えています。2025年は第1次試験合格点290点、最終合格点518点と非常に高かったため、2026年は横ばいから下落の余地があります。

モデルケース:2026年教養区分ではどの層が安心しやすいか

ここでは、素点だけでなく標準点の考え方を踏まえて、2026年教養区分の受験者を3つのモデルケースに分けて考えます。実際の合否は地域、一般教養論文試験、人物試験、公式平均点・公式標準偏差によって変わるため、あくまで目安です。

モデル 基礎能力試験 課題対応能力試験 標準点上の見方
安全圏寄り 21点以上 60点以上 平均より明確に上。特に基礎能力で平均との差を作れているため、第1次試験では期待しやすい。
ボーダー付近 18〜20点 45〜59点 平均付近からやや上の層。基礎能力が18点台だと、申込者増が大きい地域では不安が残る。
厳しめ 17点以下 44点以下 2026年の自己採点平均付近または下回る層。第1次判定では基礎能力4/9の影響が大きいため、基礎能力の低さが響きやすい。

基礎能力試験の2026年自己採点平均は18.02点、課題対応能力試験の自己採点平均は44.66点です。したがって、基礎18点・課題45点前後は、受験者投稿ベースでは平均付近と考えられます。

ただし、教養区分は地域別の合格点差が大きいため、同じ標準点でも地域によって見え方は変わります。特に、関東甲信越・近畿・九州のように申込者増の影響が大きい地域では、平均付近の得点では安心しにくいです。

注意点:標準点の概算は公式値ではない

この記事では、KomuInfoに投稿された自己採点結果をもとに、標準点の考え方を説明しています。ただし、実際の標準点は、人事院が集計する全受験者の平均点・標準偏差を使って計算されます。

KomuInfoの自己採点データは、受験者全体を完全に代表するものではありません。試験への関心が高い層や、得点に自信がある層・不安が強い層に偏る可能性があります。

そのため、この記事の標準点換算は「公式ボーダーの断定」ではなく、現時点で得られる投稿データと公表資料をもとにした概算・分析として読んでください。

最終予想:第1次・最終ともに上昇地域が多い

2026年の国家一般職大卒教養区分は、基礎能力試験・課題対応能力試験ともに前年より取りにくかった可能性があります。特に基礎能力試験は、自己採点平均が前年より約2点下がっており、教養区分の第1次試験では配点比率4/9のため影響が大きいです。

課題対応能力試験も、自己採点平均が44.66点にとどまっており、高得点を取りにくい試験だったと見られます。ただし、第1次試験での配点比率は1/9であり、基礎能力試験ほどの重みではありません。

また、標準点では平均点の低下も反映されます。したがって、2026年の公式平均点が大きく下がる場合、受験生の素点が前年より低くても、標準点上の評価が同じように下がるとは限りません。

それでも、教養区分は申込者数が大幅に増えています。採用予定数が大きく増えていない地域では、難化による素点低下よりも、競争激化による標準点ボーダー上昇の影響が大きく出る可能性があります。

したがって、2026年の教養区分については、第1次試験合格点は前年より上がる地域が多い最終合格点も前年より上がる地域が多いと予想します。

予想区分 該当地域 理由
上昇予想 東北、関東甲信越、近畿、四国、九州 申込者増に対して採用予定数が据え置き・微増・減少のため
やや上昇予想 北海道、中国 地域によって申込者・採用予定数の動きは異なるが、競争緩和とは言いにくいため
横ばい〜下落余地あり 東海北陸、沖縄 採用予定数の増加や前年高ボーダーの反動が考えられるため

特に注意したいのは、九州です。申込者が大きく増えた一方で採用予定数が減っており、2025年の低めの合格点から上昇する可能性が高いと考えられます。

受験生はこの予想をどう見ればよいか

この記事のボーダー予想は、合否を断定するものではありません。特に国家一般職は、標準点換算、一般教養論文試験、人物試験、地域別の合格者数などが絡むため、素点だけで合否を決めることはできません。

ただし、2026年の教養区分については、「試験が難しかったからボーダーは下がる」と単純に考えるのは危険です。標準点では平均点の低下が補正され、さらに申込者数の増加が大きいため、地域によっては前年より厳しい競争になっている可能性があります。

自己採点で平均付近だった人は、地域別の動きも見ながら、次の試験や官庁訪問に向けて準備を進めることが重要です。一方、基礎能力・課題対応能力の両方で平均を上回っている人は、過度に不安になりすぎず、一般教養論文試験・人物試験・志望先研究に力を入れる段階です。

FAQ

2026年の国家一般職大卒教養区分は難化しましたか?
基礎能力試験は、自己採点平均・ライブ投票正答率の両方から見て前年より難化したと考えられます。課題対応能力試験も、2026年の自己採点平均が低く、難化寄りと見ています。
教養区分の第1次試験では何が重視されますか?
第1次試験合格者は、基礎能力試験と課題対応能力試験の成績を総合して決定されます。配点比率は基礎能力試験4/9、課題対応能力試験1/9であり、基礎能力試験の影響が大きくなります。
一般教養論文試験は第1次試験の合格判定に使われますか?
一般教養論文試験は、第1次試験合格者を対象に評定され、最終合格者決定時に他の試験種目と総合されます。第1次試験合格者の決定は、基礎能力試験と課題対応能力試験の成績を総合して行われます。
標準点とは何ですか?
標準点は、素点を平均点・標準偏差・配点比率に基づいて換算した点数です。単に何点取ったかではなく、全体平均との差や得点のばらつきを踏まえて評価されます。
試験が難化したなら、ボーダーは下がるのではないですか?
素点ベースでは下がる可能性があります。ただし、国家一般職は標準点で判定されるため、全体が難化して平均点も下がる場合、合格点が単純に下がるとは限りません。2026年は教養区分の申込者数が大きく増えているため、標準点ベースのボーダーは上がる地域が多いと予想します。
2026年に特にボーダー上昇が心配な地域はどこですか?
東北、関東甲信越、近畿、四国、九州は上昇に注意が必要です。特に九州は、申込者数が大きく増えた一方で採用予定数が減っており、前年より厳しくなる可能性があります。
東海北陸や沖縄はどう見ればよいですか?
東海北陸は採用予定数が増えているため、他地域よりボーダーが下がる余地があります。沖縄は2025年の合格点が非常に高かった一方、2026年は申込者数が横ばいで採用予定数がやや増えているため、横ばいから下落の可能性もあります。

出典・作成方針

  • 人事院「2025年度 国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験) 合格点及び平均点等一覧」
  • 人事院「2025年度 国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験)実施状況」
  • 2026年度国家一般職(大卒程度)受験案内における教養区分の配点比率
  • 人事院公表資料に基づく2025年度・2026年度の申込者数、採用予定数
  • KomuInfoに投稿された2025年・2026年の自己採点結果、解答ライブ投票結果、正答率データ :contentReference[oaicite:0]{index=0}

本記事は、公式発表済みの資料とKomuInfoに寄せられた投稿データをもとに作成しています。自己採点結果やライブ投票は受験者全体を完全に代表するものではないため、合格点を断定するものではありません。第1次試験合格点・最終合格点の予想は、難易度、標準点の考え方、教養区分の配点比率、申込者数、採用予定数、前年合格点を総合して判断しています。

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