国家一般職

【2026年度】国家一般職高卒の日程・問題数・正答公表まとめ

2026年度の国家公務員採用一般職試験(高卒者試験)は、第1次試験が2026年9月6日(日)に実施される予定です。試験翌日の9月7日(月)11:00には、人事院が多肢選択式試験の正答番号を公表します。第1次試験の自己採点をする場合は、この公式正答が基準になります。

問題構成は区分によって異なります。受験者の多い「事務」区分では、基礎能力試験40題、適性試験120題、作文試験1題を受験します。一方、技術・農業土木・林業では、適性試験や作文試験ではなく専門試験が課されます。単純に「何問正解したか」だけで合否が決まる試験ではない点にも注意が必要です。

ここでは、2026年度の試験日程、問題数、試験時間、正答番号の公表日時に加え、試験後に自己採点するときの見方まで整理します。

9月6日の試験実施について

人事院は2026年9月1日、台風24号の進路によっては公共交通機関の運行に支障が生じるおそれがあるとして、試験実施に変更がある場合は国家公務員試験採用情報NAVIで案内すると発表しています。2026年9月2日時点では、第1次試験日は9月6日(日)の予定です。直前は人事院の最新情報を確認してください。

この記事のポイント

第1次試験
2026年9月6日(日)。受付開始12:50、試験開始13:15
事務区分の問題数
基礎能力40題+適性120題+作文1題
公式正答・自己採点
9月7日(月)11:00公表。適性は誤答・複数マーク・飛ばしも減点

2026年度の国家一般職高卒の日程

まず、申込みから最終合格までの日程をまとめます。第1次試験から第1次合格発表までは約1か月、第1次合格発表から第2次試験まではかなり短いため、面接対策は第1次合格を確認してから始めるのではなく、筆記試験後から進めておく方が余裕があります。

項目 2026年度の日程
申込受付 6月12日(金)9:00~6月24日(水)
第1次試験 9月6日(日)
正答番号公表 9月7日(月)11:00~9月14日(月)17:00
第1次試験合格発表 10月8日(木)9:00
第2次試験 10月14日(水)~10月23日(金)
最終合格発表 11月17日(火)9:00
成績閲覧 12月8日(火)9:00~2027年1月29日(金)17:00

第2次試験の具体的な日時は、第1次試験合格通知書で指定されます。原則として日時変更は認められません。なお、人事院は日程について今後変更となる場合があるとしています。

第1次試験当日の時間は13:15開始

2026年度の受験案内では、第1次試験日の受付開始は12:50、試験開始は13:15とされています。終了予定は試験区分によって異なり、16:55または17:00です。

時刻 内容
12:50 受付開始
13:15 試験開始
16:55または17:00 試験終了予定

実際には試験説明や答案用紙の配布などもあるため、「試験時間の合計=会場にいる時間」ではありません。受験票に記載された試験場と案内を事前に確認しておく必要があります。

国家一般職高卒の問題数と試験時間

第1次試験の構成は「事務」と「事務以外」で大きく異なります。事務区分では基礎能力・適性・作文、技術などでは基礎能力・専門試験を受験します。

試験種目 対象区分 問題数 試験時間
基礎能力試験 全区分 40題 1時間30分
適性試験 事務 120題 15分
作文試験 事務 1題 50分
専門試験 技術・農業土木・林業 40題解答 1時間40分

したがって、事務区分の受験者は「40題+120題+作文1題」と整理すると分かりやすくなります。ただし、適性試験は15分で120題を処理するスピード検査であり、基礎能力試験と同じ感覚で1問ずつ時間をかけて解く試験ではありません。

基礎能力試験40題の内訳

基礎能力試験は全区分共通で40題、90分です。知能分野20題と知識分野20題に分かれています。2026年度の出題予定数は次のとおりです。

分野 科目 出題予定数
知能分野 文章理解 7題
課題処理 7題
数的処理 4題
資料解釈 2題
知識分野 自然科学 5題
人文科学 8題
社会科学 6題
情報 1題

知能分野20題、知識分野20題でちょうど半分ずつです。文章理解と課題処理だけで14題を占める一方、2026年度は「情報」も1題の出題予定となっています。

技術・農業土木・林業は専門試験40題

事務以外の区分では、適性試験と作文試験の代わりに専門試験があります。解答数は40題、試験時間は100分です。ただし、技術区分だけは「問題冊子に40題しかない」という意味ではありません。

区分 出題・解答方法
技術 100題出題・40題解答。必須20題+選択20題
農業土木 40題出題・40題解答
林業 40題出題・40題解答

技術区分は、数学・物理・情報の必須問題20題に加え、電気・情報系、機械系、土木系、建築系の選択A~Dから一つを選び、20題を解答する構成です。なお、2026年度は高卒者試験の「農業」区分が休止されています。

正答番号は9月7日11時に人事院が公表

2026年度の第1次試験は9月6日(日)です。多肢選択式試験の正答番号は、その翌日の9月7日(月)11:00から公表されます。掲載終了は9月14日(月)17:00です。

試験 公式正答の公表
基礎能力試験 公表あり
適性試験 公表あり
専門試験 公表あり
作文試験 正答番号の対象外

人事院が公表するのは「正答番号」であり、作文試験に模範解答が公表されるという意味ではありません。また、公表直後はアクセスが集中してつながりにくくなる可能性があると人事院が案内しています。電話による正答番号の照会には回答していません。

自己採点は「正解数を全部足す」だけではない

国家一般職高卒で特に注意したいのが、自己採点結果と実際の合否判定の違いです。最終的な得点には、単純な正解数ではなく、受験者全体の平均点と標準偏差を使って換算した「標準点」が使われます。

さらに事務区分の適性試験では、単純な正解数がそのまま素点になるわけではありません。人事院の2026年度資料では、誤答、二つ以上マークした解答、解答を飛ばした問題があると、その数だけ正解数から減点する方式とされています。

モデルケース:事務区分を自己採点した場合

たとえば、基礎能力試験が40題中28題正解だったとします。これは基礎能力試験の素点としては28点です。

一方、適性試験120題について「95題正解、10題誤答、15題を飛ばした」という結果だった場合、正解数だけを見ると95題ですが、適性試験の素点は95-10-15=70となります。

試験 自己採点例 素点
基礎能力 28/40 28
適性 正解95・誤答10・飛ばし15 70

ここで「28+70=98点だから何点相当」と判断することはできません。基礎能力と適性はそれぞれ別に標準点へ換算され、配点比率も異なります。2026年度の事務区分では、基礎能力試験が4/9、適性試験が2/9、作文試験が1/9、人物試験が2/9です。

事務区分は基礎能力の比重が大きい

試験種目ごとの配点比率を見ると、事務区分では基礎能力試験が全体の4/9を占めています。一方、技術・農業土木・林業では専門試験の比率が4.7/9と大きく、区分によって重視される試験が異なります。

区分 基礎能力 専門 適性 作文 人物
事務 4/9 2/9 1/9 2/9
事務以外 2.3/9 4.7/9 2/9

第1次試験の合否では、事務区分は基礎能力試験と適性試験、事務以外の区分は基礎能力試験と専門試験の標準点を合計して判定します。事務区分の作文試験は第1次試験当日に受験しますが、第1次試験合格者を対象に評定され、最終合格者の決定に反映されます。

「6割取れば合格」とは限らない

多肢選択式試験には原則として満点の30%という基準点がありますが、30%を超えれば合格という意味ではありません。基準点以上の受験者について標準点を算出し、地域・区分ごとの競争の中で第1次合格者が決まります。また、基準点に達しない試験種目が一つでもある場合は、他の試験種目の成績にかかわらず不合格となります。

試験後は9月7日に自己採点、10月8日に第1次合格発表

第1次試験後の流れを時系列で見ると、まず翌日11時から公式正答で自己採点ができます。その後、第1次合格発表までは約1か月あります。

ただし、第1次合格発表は10月8日、第2次試験は早ければ10月14日です。最短では6日ほどしかありません。事務区分では第2次試験の人物試験が最終得点の2/9を占めるため、筆記試験後は自己採点結果を確認しつつ、志望動機や官庁研究、面接カードの準備を並行して進めるのが現実的です。

FAQ

自己採点の点数だけで第1次合格か分かりますか?
自己採点だけで合否を確定することはできません。基礎能力試験と適性試験は、それぞれの素点を平均点・標準偏差を使って標準点に換算し、その合計で第1次合格者が決まります。正式な第1次合格発表は2026年10月8日(木)9:00です。
作文試験は第1次試験の合否に使われますか?
第1次試験合格者の決定には使われません。作文試験は第1次試験当日に実施されますが、第1次試験合格者を対象に評定され、最終合格者の決定に反映されます。
適性試験は空欄にした方が安全ですか?
空欄にして減点を避けられる仕組みではありません。2026年度の人事院資料では、誤答だけでなく、二つ以上マークした解答や解答を飛ばした問題も、その数だけ正解数から減点するとされています。

出典・作成方針

日程・問題数・配点等は2026年9月2日時点の人事院公表資料を基に整理しています。試験実施状況や日程が変更された場合は、人事院の最新発表を優先してください。モデルケースの正解数は制度の読み方を示すための参考例であり、2026年度受験者の平均点や合格点を示すものではありません。

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