刑務官

【2026年度】刑務官高卒の日程・問題数・正答公表まとめ

2026年度の刑務官採用試験(高卒程度試験)は、2026年9月20日(日)に第1次試験が行われます。基礎能力試験は40題・90分、作文試験は1題・50分です。多肢選択式試験の正答番号は、試験翌日ではなく9月24日(木)11時から人事院が公表します。

2026年9月9日時点では申込受付はすでに終了しており、受験予定者が確認しておきたいのは受験票です。受験票のダウンロード期間は9月4日(金)13時から9月17日(木)17時までとなっています。

刑務官試験は、筆記だけで終わる試験ではありません。通常区分では第2次試験に個別面接、身体検査、身体測定、体力検査があり、2026年度からは体力検査の合格基準も変わりました。試験日程だけでなく、「何問解くのか」「自己採点をいつできるのか」「第1次合格に作文がどう関係するのか」まで整理しておくと、試験後の動きも分かりやすくなります。

この記事のポイント

第1次試験
2026年9月20日(日)
基礎能力試験
40題・90分+作文1題・50分
正答番号
9月24日(木)11時から公表

2026年度の刑務官高卒の日程

申込みから最終合格までの日程をまとめます。第1次試験から第1次合格発表までは約3週間半、第2次試験を経て11月24日に最終合格者が発表される流れです。

項目 2026年度の日程
申込受付 7月10日(金)9:00~7月23日(木)
受験票ダウンロード 9月4日(金)13:00~9月17日(木)17:00
第1次試験 9月20日(日)
正答番号公表 9月24日(木)11:00~10月1日(木)17:00
第1次試験合格発表 10月14日(水)9:00
第2次試験 10月22日(木)~10月28日(水)
最終合格発表 11月24日(火)9:00
成績閲覧 12月15日(火)9:00~2027年1月29日(金)17:00

第2次試験は期間中の好きな日を選べるわけではありません。第1次試験合格通知書で日時が指定され、原則として変更は認められません。

第1次試験は基礎能力40題と作文1題

通常の刑務A・刑務B・社会人区分では、第1次試験で基礎能力試験と作文試験を受けます。武道区分では、これに柔道または剣道の実技試験が加わります。

試験種目 問題数 時間 内容
基礎能力試験 40題 90分 知能20題・知識20題
作文試験 1題 50分 文章表現力、課題への理解力など
実技試験 武道区分のみ。柔道または剣道

基礎能力試験40題の内訳は、知能分野20題と知識分野20題です。知能分野は文章理解7題、課題処理7題、数的処理4題、資料解釈2題。知識分野は自然科学5題、人文科学8題、社会科学6題、情報1題となっています。

40問を90分で解くため、1問平均は約2分15秒

90分で40題なので、単純平均では1題あたり2分15秒です。ただし、文章理解や資料解釈、数的処理に同じ時間をかける必要はありません。知識問題を早めに処理し、時間のかかる問題に余裕を残す形が現実的です。

試験当日は9時から受付が始まり、9時30分に試験開始、作文試験は12時50分までの予定です。武道区分では、作文終了後に昼食を取り、午後に実技試験が行われます。

第1次合格は、通常区分なら基礎能力試験で決まる

刑務官試験で特に間違えやすいのが、作文試験の扱いです。通常の刑務A・刑務B・社会人区分では、第1次試験合格者は基礎能力試験の成績によって決定されます。作文試験は第1次試験当日に実施しますが、第1次合格者だけを対象に評定し、最終合格者を決める段階で使われます。

基礎能力試験の基準点は原則として満点の30%です。40題の場合は12点が基準点の目安になります。ただし、12点を取れば第1次試験に合格できるという意味ではありません。基準点はあくまで最低条件で、実際の第1次合格ラインは受験者の成績や区分・地域などによって変わります。

なお、最終合格では作文試験にも別に定める基準点があります。作文が基準点に達しなければ、基礎能力試験や人物試験の成績にかかわらず不合格となります。

正答番号は9月24日11時に公表

2026年度の刑務官採用試験では、多肢選択式試験の正答番号が9月24日(木)11時から人事院の「正答番号の公表」ページに掲載されます。掲載終了は10月1日(木)17時です。

国家一般職高卒や税務職員では第1次試験翌日に正答番号が公表されますが、刑務官高卒は日程が異なります。9月20日に受験しても、公式解答による自己採点ができるのは9月24日からです。

公表されるのは多肢選択式試験の正答番号です。作文試験について模範解答や「正答番号」が掲載されるわけではありません。

自己採点の点数は、そのまま最終的な得点ではない

基礎能力試験は40題なので、公式正答と照合すれば40点満点の素点を確認できます。ただし、刑務官試験では素点をそのまま最終得点として使うのではなく、受験者の平均点や標準偏差を使って「標準点」に換算します。武道区分を除く場合、最終合格では基礎能力試験4/7、作文試験1/7、人物試験2/7という配点比率で総合されます。

モデルケース:9月20日に受験した後はどう動くか

たとえば、刑務Aの通常区分を受験した人を考えます。

時期 モデルケース
9月20日 基礎能力40題と作文1題を受験
9月24日 公式正答で自己採点。例として24点/40点だったとする
10月14日 第1次合格発表を確認
10月22~28日 指定日に個別面接、身体検査、身体測定、体力検査
11月24日 最終合格発表

この例で24点だった場合、原則12点の基準点は超えています。ただし、「24点なら合格」とは判断できません。第1次合格は受験者全体の成績との関係で決まるため、自己採点はまず自分の素点を把握するための数字として見るのが適切です。

一方、第1次合格後は筆記だけを見ていても足りません。第2次試験まで最短で8日程度しかないため、面接対策と体力検査の準備は第1次合格発表を待たずに進めておく方が余裕があります。

第2次試験では面接・身体検査・体力検査がある

通常区分の第2次試験では、人物試験、身体検査、身体測定、体力検査が行われます。人物試験は個別面接で、最終合格時の配点比率は2/7です。身体検査、身体測定、体力検査は点数を競う試験ではなく、基準を満たしているかどうかで合否判定されます。

試験 主な内容 扱い
人物試験 人柄、対人的能力などを見る個別面接 得点化・配点比率2/7
身体検査 主として一般内科系検査 合否判定
身体測定 視力の測定 合否判定
体力検査 立ち幅跳び・反復横跳び・上体起こし 合否判定

なお、武道区分は第1次試験で柔道または剣道の実技試験を行い、第2次試験では体力検査を行わないため、通常区分とは合格者の決定方法が異なります。

2026年度から体力検査の基準が変更

2026年度は、武道区分を除く刑務官試験の体力検査に重要な変更があります。従来の一律の「基準」に代わり、第1水準と第2水準の2段階で判定する方式になりました。

具体的な数値は次のとおりです。表を見るときは、第1水準だけを見るのではなく、第2水準も確認してください。

種目 性別 第1水準 第2水準
立ち幅跳び 男子 199cm以上 174cm以上
立ち幅跳び 女子 144cm以上 121cm以上
反復横跳び 男子 47回以上 40回以上
反復横跳び 女子 39回以上 32回以上
上体起こし 男子 22回以上 17回以上
上体起こし 女子 15回以上 9回以上

2026年度の判定方法を簡単に言えば、3種目すべてで第2水準以上を取り、そのうち少なくとも1種目は第1水準以上に到達する必要があります。

逆に、1種目でも第2水準を下回れば不合格です。また、3種目すべてが第2水準以上でも、すべて第1水準未満なら不合格になります。第2水準を下回らない限り、最大2種目までは第1水準未満でも合格できる仕組みです。

「高卒程度」でも高校卒業そのものが受験条件ではない

刑務官の高卒程度試験は、名称から「高校を卒業した人だけの試験」と受け取られがちですが、2026年度の受験資格は主に年齢で定められています。

区分 2026年度の年齢要件
刑務A・刑務A(武道) 1997年4月2日~2009年4月1日生まれの男子
刑務B・刑務B(武道) 1997年4月2日~2009年4月1日生まれの女子
刑務A(社会人) 1986年4月2日~1997年4月1日生まれの男子
刑務B(社会人) 1986年4月2日~1997年4月1日生まれの女子

このほか、日本国籍など受験資格上の条件があります。自分がどの区分に当たるかは、年齢だけでなく受験案内全体で確認しておく必要があります。

また、2026年度からは別に「刑務官採用試験(大卒程度試験)」も新設されています。高卒程度試験とは申込時期も第1次試験日も異なるため、検索するときは両者を混同しないよう注意してください。

結局、2026年度の刑務官高卒はどこを見ればいいか

第1次試験前の受験者は、9月17日17時までに受験票を確保し、9月20日の試験に備えるのが最優先です。筆記対策では40題・90分という時間配分を意識しつつ、作文1題・50分まで含めて当日の流れを想定しておく必要があります。

試験後は9月24日11時の公式正答公表を待ち、基礎能力試験を40点満点で自己採点します。ただし、自己採点結果はあくまで素点です。12点という基準点だけで合否を判断せず、10月14日の第1次合格発表まで、面接と体力検査の準備も並行して進めるのが現実的です。

特に2026年度は体力検査の基準が変わっています。「昔の基準をクリアできるから大丈夫」と考えず、第1水準・第2水準の両方を使って現在の状態を確認しておくと、本番直前になって慌てにくくなります。

FAQ

受験票はいつまでダウンロードできますか?
2026年9月17日(木)17時までです。ダウンロード後はA4サイズの普通紙に印刷し、受験票の案内に従って作成します。
9時30分の試験開始に遅れた場合でも受験できますか?
試験開始時刻の9時30分に遅れた場合、受験は認められません。受付は9時から始まるため、試験場には余裕を持って到着する必要があります。
試験当日に作文も受けるのに、なぜ第1次合格には使われないのですか?
通常区分では、第1次合格者を基礎能力試験の成績で決めた後、その合格者について作文を評定する仕組みだからです。作文は最終合格の判定に使われ、別に定める基準点にも達する必要があります。
自己採点で12点を超えていれば第2次試験の準備を始めるべきですか?
12点は原則的な基準点であり、第1次合格ラインではありません。ただし、第1次合格発表から第2次試験までは最短8日程度しかないため、合格の可能性がある場合は面接や体力検査の準備を早めに始めておく方が余裕があります。
体力検査は3種目すべて第1水準を超える必要がありますか?
ありません。2026年度からは、3種目すべてで第2水準以上を満たし、少なくとも1種目が第1水準以上であれば体力検査は合格となります。1種目でも第2水準を下回る場合は不合格です。
武道区分も第1次合格は基礎能力試験だけで決まりますか?
いいえ。武道区分では、基礎能力試験が基準点以上で、実技試験がAまたはB評価の受験者について、基礎能力試験の標準点と実技試験による加算点を合計して第1次合格者を決定します。

出典・作成方針

日程、問題数、受験資格、配点、体力検査基準は2026年度の公式資料を基準に整理しています。採用試験の日程や試験場などは変更される場合があるため、受験前には人事院の国家公務員試験採用情報NAVIで最新情報を確認してください。モデルケースの24点は制度の読み方を示すための例であり、2026年度の合格点を示すものではありません。

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