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【2026年度】特別区Ⅲ類の日程・問題数・正答公表まとめ

2026年度の特別区職員Ⅲ類採用試験は、2026年9月13日(日)に第1次試験が行われます。事務(一般事務)は教養試験と作文、2026年度から新たに募集が始まった土木造園・建築・機械・電気は専門試験が第1次試験です。

受験後の確認で特に注意したいのが、2026年度から教養試験の問題と正答が公表されなくなったことです。事務の教養試験は問題冊子を持ち帰ることもできません。技術系の専門試験も、問題・正答ともに公表されません。2025年度までと同じ感覚で「試験後に公式正答を見て自己採点する」と考えている場合は注意が必要です。

一方、事務の作文問題は持ち帰ることができ、ホームページでは9月24日(木)午前10時以降に公表される予定です。第1次合格発表は10月23日(金)、第2次試験を経て、最終合格発表は11月20日(金)となっています。

この記事のポイント

第1次試験
2026年9月13日(日)。第1次合格発表は10月23日(金)
問題数
事務は教養50題中45題解答+作文1題、技術系は専門30題必須解答
正答公表
2026年度は教養・専門とも公式正答を公表しない

2026年度の特別区Ⅲ類は9月13日に第1次試験

2026年度の申込受付は6月25日(木)午前10時から7月16日(木)午後5時まででした。第1次試験は全区分共通で9月13日(日)に実施されます。

項目 2026年度の日程
申込受付 6月25日(木)10:00~7月16日(木)17:00
受験票交付 8月13日(木)10:00以降
第1次試験 9月13日(日)
作文問題のWeb公表 9月24日(木)10:00以降
第1次合格発表 10月23日(金)10:00
第2次試験 10月30日(金)または11月2日(月)の指定された1日
最終合格発表 11月20日(金)10:00

事務(一般事務)は午前9時30分集合、午後2時45分終了予定です。技術系の土木造園(土木・造園)、建築、機械、電気は午前9時30分集合、午前11時50分終了予定となっています。実際の試験会場は受験票で指定されます。

第2次試験は10月30日または11月2日のどちらかを自由に選ぶ方式ではありません。第1次合格者ごとに特別区人事委員会が指定した1日に受験します。

事務は教養45題解答と作文、技術系は専門30題

同じ特別区Ⅲ類でも、事務と技術系では第1次試験の内容が大きく異なります。事務は教養試験と作文の2つ、技術系は職種ごとの専門試験です。

試験区分 試験 問題数 試験時間
事務(一般事務) 教養試験 50題中45題解答 2時間
事務(一般事務) 作文 1題必須 1時間20分
土木造園(土木) 専門試験 30題必須 1時間30分
土木造園(造園) 専門試験 30題必須 1時間30分
建築 専門試験 30題必須 1時間30分
機械 専門試験 30題必須 1時間30分
電気 専門試験 30題必須 1時間30分

事務の「50題中45題」は、好きな45題を自由に選ぶという意味ではありません。知能分野28題はすべて解答し、知識分野22題から17題を選択します。合計で45題です。

教養試験は知能28題が必須

知能分野は28題すべてが必須解答です。出題分野は、文章理解、判断推理、数的処理、資料解釈、空間把握。文章理解には英文も含まれます。

知識分野は22題のうち17題を選択します。社会では現代社会、日本史、世界史、地理、倫理、政治・経済、理科では物理、化学、生物、地学、そのほか国語・芸術が出題範囲です。

知能分野は28題を避けることができないため、数的処理や判断推理が苦手でも、その分野を丸ごと捨てる受け方はできません。一方、知識分野には5題分の選択余地があります。試験当日は、解ける分野を見極めながら17題を選ぶことになります。

作文は600字以上1,000字程度

事務では教養試験に加えて、課題式の作文1題が出題されます。試験時間は1時間20分、字数は600字以上1,000字程度です。

ただし、教養試験の成績が一定点に達しなかった場合、作文は採点対象になりません。作文だけで大きく挽回する前提ではなく、まず教養試験で必要な水準を確保することが前提になります。

2026年度からⅢ類でも技術系5区分を募集

2026年度の大きな変更点が、特別区Ⅲ類で技術系職種の募集が始まったことです。新設されたのは、土木造園(土木)、土木造園(造園)、建築、機械、電気の5区分です。

技術系の第1次試験では教養試験や作文ではなく、高校卒業程度の専門試験30題を1時間30分で解答します。

試験区分 主な出題分野
土木造園(土木) 数学・物理・情報、構造力学、水理学、土質力学、測量、社会基盤工学、土木施工など
土木造園(造園) 数学・生物・情報、造園計画、造園施工管理、造園植栽、測量など
建築 数学・物理・情報、建築構造設計、建築構造、建築計画、建築法規、建築施工など
機械 数学・物理・情報、機械設計、機械工作、原動機、生産技術・電子機械など
電気 数学・物理、電気回路、電気機器、電力技術、電子計測制御、電子技術、通信技術、情報など

各区分とも30題すべて必須解答です。事務の知識分野のような選択問題ではないため、出題範囲を広く押さえる必要があります。

2026年度は教養・専門の正答が公表されない

試験後に最も間違えやすいのが正答公表の扱いです。2025年度の特別区Ⅲ類では、教養試験の問題と五肢択一式の正答が特別区人事委員会のホームページで公表されていました。

しかし、2026年度以降は取り扱いが変更されました。Ⅲ類の事務で実施する教養試験について、問題の持ち帰りと公式公表が廃止されています。試験案内でも、教養試験の「問題及び正答は公表しない」と明記されています。

2026年度から始まる技術系の専門試験も同様に、問題冊子を持ち帰ることはできず、問題・正答とも公表されません。

試験 問題持ち帰り 問題公表 正答公表
事務・教養試験 不可 なし なし
事務・作文 あり 正答を設定する試験ではない
技術系・専門試験 不可 なし なし

国家公務員試験などのように「試験翌日や後日に公式正答を確認し、自己採点する」という流れは2026年度の特別区Ⅲ類では使えません。

なお、正答番号は公表されませんが、個人別成績の情報提供を希望することはできます。第1次試験の教養試験または専門試験の際、解答用紙に希望の有無をマークします。第1次試験で不合格となった場合は、希望者に総合得点と順位が通知されます。第2次試験を受験した人についても、希望者には第1次試験と第2次試験の総合得点・順位が通知されます。確認できるのは公式の成績情報であり、問題ごとの正答番号ではありません。

作文問題だけは9月24日に公表予定

教養・専門と違い、作文問題は試験当日に持ち帰ることができます。さらに、第1次試験後に公式サイトなどでも公表されます。

公表方法 予定日時
特別区人事委員会ホームページ 9月24日(木)10:00以降
各区役所・特別区自治情報・交流センター 9月25日(金)以降

作文には五肢択一式のような「正答番号」はありません。9月24日に確認できるのは出題された作文課題です。

2026年度は1,358人が申込み、事務は1,335人

2026年8月13日時点で特別区人事委員会が公表している実施状況では、Ⅲ類全体の申込者数は1,358人です。採用予定数は合計215人程度となっています。

試験区分 採用予定数 申込者数 申込者÷予定数
事務(一般事務) 130人程度 1,335人 約10.3
土木造園(土木) 25人程度 7人 約0.28
土木造園(造園) 7人程度 2人 約0.29
建築 29人程度 6人 約0.21
機械 12人程度 4人 約0.33
電気 12人程度 4人 約0.33
合計 215人程度 1,358人 約6.3

数字を見ると、申込みのほとんどを事務が占めています。事務は採用予定130人程度に対して1,335人が申し込み、単純な「申込者数÷採用予定数」では約10.3となります。

一方、2026年度から新設された技術系5区分は、採用予定数の合計85人程度に対して申込者は23人です。すべての技術系区分で、申込者数が採用予定数を下回っています。

受験資格は2005年4月2日から2009年4月1日生まれ

2026年度Ⅲ類の年齢要件は、2005年4月2日から2009年4月1日までに生まれた人です。試験の出題程度は高校卒業程度とされています。

また、日本国籍を有することなどの受験資格があります。「高校卒業程度」は試験問題の難易度を示す表現であり、単純に「高校を卒業した人だけが受験できる」という意味ではありません。実際の受験可否は、年齢要件など試験案内に定められた条件で確認する必要があります。

モデルケース|事務を受験した場合はどう動くか

たとえば2026年度の事務(一般事務)を受験する高校生をモデルケースにすると、第1次試験当日の流れは「教養試験2時間+作文1時間20分」です。教養は50題すべてを解くのではなく、知能28題を必須で解答し、知識22題から17題を選びます。

9月13日の試験終了後、教養問題の冊子は持ち帰れません。2026年度は教養問題も正答番号も後日公表されないため、公式正答による自己採点をして合否を予測することはできません。

作文問題は持ち帰ることができ、9月24日午前10時以降には公式サイトにも掲載される予定です。その後は10月23日午前10時の第1次合格発表を確認します。合格した場合は10月30日または11月2日に個別面接を受け、11月20日に最終合格発表という流れです。

したがって、2026年度の特別区Ⅲ類は「試験直後の自己採点」よりも、まず第1次試験を終えた段階で面接対策へ切り替えるほうが現実的です。公式正答の公表を待ってから面接準備を始めることはできないためです。

結局、試験後は何を確認すればいいのか

第1次試験後に公式に確認できる大きな予定は、9月24日の作文問題公表と10月23日の第1次合格発表です。教養・専門の正答公表日は設定されていません。

第1次合格発表から第2次試験までは最短で1週間しかありません。正答の公表を待つ期間はないため、事務・技術系とも第1次試験後から個別面接の準備を進めておくほうが余裕があります。

なお、事務の教養試験は2026年度も50題中45題解答・2時間という形式です。過去に公表された教養問題に加え、特別区人事委員会が掲載している例題も試験形式の確認に利用できます。技術系5区分は2026年度からⅢ類で新たに募集が始まった区分です。

FAQ

正答が公表されなくても、自分の成績は確認できますか?
個人別成績の情報提供を希望できます。第1次試験の教養試験または専門試験の解答用紙で希望の有無をマークし、第1次不合格者には希望者へ総合得点と順位が通知されます。第2次試験を受験した人についても、希望者には第1次・第2次試験の総合得点と順位が通知されます。ただし、問題ごとの正答番号が開示されるわけではありません。
技術系は教養試験や作文も受けますか?
2026年度の土木造園(土木・造園)、建築、機械、電気の第1次試験は、各区分の専門試験30題です。事務で実施する教養試験と作文は課されません。
第1次合格発表を見てから面接対策を始めても間に合いますか?
第1次合格発表は10月23日、第2次試験は10月30日または11月2日なので、間隔は最短で1週間です。2026年度は教養・専門の公式正答も公表されないため、第1次試験後から面接対策を進めておくほうが準備時間を確保できます。
過去問も見られなくなったのですか?
過去に公表された問題は引き続き確認できます。また、2026年度以降に公表しない教養試験・専門試験については、公式サイトで例題が掲載されています。

出典・作成方針

日程、問題数、試験時間、問題・正答の公表方法、採用予定数、申込者数、個人別成績の情報提供については、特別区人事委員会の2026年度公式資料をもとに整理しています。「申込者÷採用予定数」は試験の状況をつかむための参考値であり、正式な受験倍率・最終倍率ではありません。

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