運営費交付金

東京工業大学の運営費交付金はいくら?過去20年間の推移を解説

東京工業大学の2023年度の運営費交付金は223.6億円でした。2004年度の240.5億円と比べると、16.9億円(7.0%)減っています。

2024年度当初予算に計上された運営費交付金は291.3億円です。こちらは予算額で、決算額とは異なります。

東京工業大学の交付金は19年間で7.0%減少

前年と比較できる年度のうち、増額は8回、減額は11回でした。

単位:億円 実線:東京工業大学 破線:全国平均

期間中の最高額は2004年度の240.5億円、最低額は2013年度の209.4億円でした。直近5年では、2019年度から3.8億円(1.7%)減少しています。

前年からの増額が最も大きかったのは2014年度で、23.1億円増でした。

減額が最も大きかったのは2016年度で、前年より12.2億円減りました。

出典:各年度の決算報告書「運営費交付金」の決算額。全国平均は公開可能な法人値の単純平均です。 2023年度の公式決算報告書

中期目標期間ごとの増減

増減額・増減率は、それぞれの期の最初と最後の決算額を比べたものです。期をまたぐ増減は含みません。

期間期首期末増減
第1期(2004〜2009年度)240.5億円225.3億円-15.2億円(-6.3%)
第2期(2010〜2015年度)218.8億円225.8億円+7.0億円(+3.2%)
第3期(2016〜2021年度)213.6億円237.7億円+24.1億円(+11.3%)
第4期(2022〜2027年度)途中227.1億円223.6億円-3.5億円(-1.6%)

第1期(2004〜2009年度)、第2期(2010〜2015年度)、第3期(2016〜2021年度)、第4期(2022〜2027年度)。第4期は2023年度までの途中経過です。文部科学省の制度資料を参照。

東京工業大学の交付金指数は全国合計と2.1ポイント上回る

2004年度を100とすると、2023年度の東京工業大学は93.0、公開対象法人の交付金決算額合計は90.9です。同じ間に消費者物価指数は111.4まで上昇しました。

指数:2004年度=100

交付金は各法人の検証済み決算額。物価は総務省統計局「消費者物価指数 全国・総合・年度平均」(2020年基準)。法人の統合や比較除外により、合計の母集は年度ごとに異なる場合があります。

物価を考慮すると実質16.6%減少

2004年度の240.5億円は、2023年度価格に換算すると268.0億円に相当します。2023年度の決算額223.6億円と比べると、名目額だけで見るよりも運営基盤の購買力が大きく低下していることが分かります。

単位:億円 実質額は2023年度価格に換算

実質額=各年度の決算額 × 2023年度CPI ÷ 各年度CPI。CPIは全国・総合の年度平均です。

2024年度当初予算では運営費交付金291.3億円を見込む

運営費交付金の年度計画予算見積額は291.3億円です。産学連携等研究収入及寄附金収入等210.3億円に次ぐ規模です。

予算は見込額です。決算実績とは集計段階が異なるため、前年比として扱いません。

2004年度以降の年度計画予算見積り

2004〜2010年度は大学公表の年度計画、2011年度以降は文部科学省の各目明細書を使用しています。

年度当初・年度計画見積額補正額変更後見積額出典区分
2024291.3億円——文科省
2023188.5億円——文科省
2022195.8億円4.8億円200.6億円文科省
2021185.5億円——文科省
2020186.4億円——文科省
2019189.7億円0.0億円189.7億円文科省
2018208.6億円——文科省
2017213.1億円——文科省
2016213.6億円0.0億円213.6億円文科省
2015212.4億円——文科省
2014217.9億円——文科省
2013201.9億円——文科省
2012217.5億円——文科省
2011218.0億円0.2億円218.2億円文科省
2010218.8億円——大学公表
2009220.3億円——大学公表
2008219.8億円——大学公表
2007222.3億円——大学公表
2006217.8億円——大学公表
2005230.5億円——大学公表
2004240.5億円——大学公表
予算の全項目・出典を見る
収入・当初見積額
科目見積額
産学連携等研究収入及寄附金収入等210.3億円(21,034,517千円)
雑収入12.4億円(1,237,531千円)
授業料及入学検定料83.5億円(8,353,474千円)
運営費交付金291.3億円(29,129,285千円)
合計797.0億円(79,697,075千円)
附属病院収入198.9億円(19,890,268千円)
大学改革支援・学位授与機構施設費交付金0.5億円(52,000千円)
支出・当初見積額
科目見積額
借入償還金4.7億円(474,922千円)
施設整備費0.5億円(52,000千円)
教育研究経費387.2億円(38,720,290千円)
診療経費194.2億円(19,415,346千円)
産学連携等研究経費及寄附金事業費等210.3億円(21,034,517千円)
合計797.0億円(79,697,075千円)

出典:2024年度の文部科学省予算資料 p.161

東京工業大学は2023年度に86法人中11位

東京工業大学の223.6億円は、全国平均129.1億円を94.4億円上回り、中央値92.3億円を131.3億円上回っています。

附属病院の有無や規模を含む同じ財務類型(理工系、7法人)の平均は75.7億円です。東京工業大学はこの平均を147.8億円上回ります。

  1. 1東京大学846.8億円
  2. 2京都大学565.6億円
  3. 3東北大学485.1億円
  4. 4大阪大学457.8億円
  5. 5東海国立大学機構443.9億円
  6. 6九州大学396.5億円
  7. 7筑波大学385.2億円
  8. 8北海道大学371.2億円
  9. 9広島大学266.9億円
  10. 10自然科学研究機構265.5億円
  11. 11東京工業大学223.6億円
東京工業大学
223.6億円
全国平均
129.1億円
全国中央値
92.3億円

東京工業大学の年度別運営費交付金決算額

年度決算額前年差前年比全国順位
2023年度223.6億円-3.5億円-1.6%11位/86
2022年度227.1億円-10.6億円-4.5%11位/86
2021年度237.7億円+6.6億円+2.9%11位/89
2020年度231.1億円+3.7億円+1.6%11位/89
2019年度227.3億円+1.1億円+0.5%11位/90
2018年度226.2億円+0.7億円+0.3%11位/90
2017年度225.5億円+12.0億円+5.6%11位/90
2016年度213.6億円-12.2億円-5.4%12位/90
2015年度225.8億円-6.7億円-2.9%12位/90
2014年度232.5億円+23.1億円+11.0%13位/90

この数字を読むときの注意

本記事の長期比較に使うのは、各年度の決算報告書に記載された「運営費交付金」の決算額です。損益計算書の「運営費交付金収益」や、その年度に国が新たに交付した額とは一致しません。

決算額には前年度からの繰越使用や、年度途中の追加交付・補正が含まれる場合があります。運営費交付金だけで法人全体の財務力は測れず、収入構造や支出と合わせて見る必要があります。また、法人統合などで全国順位の母集団は年度ごとに異なります。

出典・集計方法

  • 長期推移は、各法人が公表した決算報告書の「運営費交付金」決算額
  • この決算額には、前年度からの繰越使用や年度途中の追加交付・補正が含まれる場合があり、当年度の新規交付額だけを示すものではない
  • 最新年度の収入・支出内訳は、同じ決算報告書の収入欄・支出欄にある検証済み決算額
  • 全国順位・平均・中央値は同年度の公開可能な法人値で集計
  • 全国比較の合計は各年度の公開可能値の合計で、法人統合や比較除外により母集が年度ごとに異なる場合がある
  • CPIは総務省統計局「消費者物価指数 全国・総合・年度平均」(2020年基準)。実質額は表示年度の価格へ換算
  • 法人統合があった年度や報告期間が12か月に満たない年度などは、通常の比較対象から除外
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