原子力損害賠償・廃炉等支援機構の平均年収は914.8万円で、前年と比較して横ばいです。
6位(全18法人)で、全特殊法人等の中でもトップクラスの高水準です。
原子力損害賠償・廃炉等支援機構の事務系職員の平均年収・ボーナス
年収推移
年収分布(他法人比較)
原子力損害賠償・廃炉等支援機構の発表によると、2024年度の事務系職員の平均年収は914.8万円、ボーナスは248.6万円でした。
5年前(2019年)の平均年収は940.5万円でしたので、当時と比較するとおよそ25.7万円減少しています。また、10年前(2014年)と比較すると、平均年収はおよそ42.7万円増加しています。
原子力損害賠償・廃炉等支援機構は、原子力事故による損害賠償の円滑な実施と原子力発電所の廃炉作業の支援を目的として設立された法人であり、日本の原子力事故対応において重要な役割を担う機関です。
2011年の東京電力福島第一原子力発電所事故を受けて設立され、原子力事業者による損害賠償の支援や廃炉作業の推進を行う組織として機能しています。
被害を受けた住民や事業者に対する損害賠償が円滑に行われるよう資金援助や制度運営を行うほか、原子力事業者の経営支援なども行われています。
また、福島第一原子力発電所の廃炉に向けた技術開発や研究支援などにも取り組んでおり、安全で着実な廃炉作業の推進を支えています。
政府や関係機関、研究機関などと連携しながら、原子力事故後の復興や原子力施設の安全確保に向けた取り組みが進められています。
このように原子力損害賠償・廃炉等支援機構は、原子力事故に伴う損害賠償と廃炉作業の支援を通じて、日本の原子力政策と復興の取り組みを支える重要な法人となっています。
組織構成と分布
職員数推移
年齢別職員数分布
原子力損害賠償・廃炉等支援機構の発表によると、2024年度の事務系職員の人数は56人、平均年齢45.7歳でした。
5年前(2019年)の職員数は52人でしたので、当時に比べるとおよそ4人増加しています。また、10年前(2014年)と比較しても、組織規模はおよそ15人増加しています。
職位別年間給与の分布状況(事務・技術職)
人数、最高年収、最低年収等の詳細
| 役職 | 人員 | 平均年齢 | 平均年収 | 最高 | 最低 |
|---|---|---|---|---|---|
| 執行役員 | 7人 | 54.5歳 | 1328.6万円 | 1540.2万円 | 1171.9万円 |
| 審議役 | 14人 | 54.9歳 | 1049.2万円 | 1428.9万円 | 790万円 |
| 調査役 | 23人 | 42.9歳 | 809.4万円 | 1051万円 | 531.4万円 |
| 主査 | 12人 | 35.3歳 | 657.3万円 | 723.7万円 | 579.9万円 |
※該当者が4人以下の場合は、個人が特定される恐れがあるため、一部をハイフンで表記しています。
※年収には、時間外勤務手当(残業代)は含まれていません。
ラスパイレス指数
ラスパイレス指数の推移
出典: 役職員の報酬・給与等について – 内閣府(2025年6月公表)
ラスパイレス指数とは、国家公務員の給与水準を「100」とした場合に、各法人の給与がどの程度の水準にあるかを比較した指標です。
数値が100を超えれば国より高く、100を下回れば国より低いことを意味します。この指数は、単に平均額を比べるのではなく、「もし法人の職員構成(学歴や経験年数)が国と同じだったら?」と仮定して算出されるため、年齢構成の違いに左右されない純粋な給与水準の比較が可能です。
ただし、比較対象は全ての国家公務員ではなく、主に一般行政事務を行う職員が対象です。そのため、高級官僚(指定職)などは含まれておらず、「現場を支える事務職同士の比較」という側面が強い指標です。
モデル給与
モデル給与例の月額及び年間給与は、本給、本給の調整額、地域手当を基礎に算出されています。
年収ランキング
全法人の中で上位 33% に位置しています。
作成方針と出典
KomuInfo編集部が、各独立行政法人等の公表資料をもとに作成しています。
役職員の報酬・給与等について – 内閣府 を使用しています。
平均年間給与や役職別の人数は公表資料の定義に沿って整理しています。個人が特定されるおそれがある区分は非公表やハイフン表記になるため、記事内でもその前提で読んでいます。
