運営費交付金

山形大学の運営費交付金はいくら?過去20年間の推移を解説

山形大学の運営費交付金は、2004年度の121.0億円から2025年度の119.8億円へ、1.2億円、1.0%減少しました。

ただし、変化は一直線ではありません。2020年度に110.0億円まで低下した一方、前年度を上回った年もあります。どの時期に、どの程度動いたのかを長期推移から確認します。

2026年度当初予算では105.4億円を見込みます。予算と決算は単純比較できません。

2025年度の全国順位は全法人の決算収集完了後に更新します。参考として、2024年度は85法人中32位です。

山形大学の交付金は21年間で1.0%減少

2004年度の121.0億円から、2025年度は119.8億円となりました。この間には前年度を上回った年度が13回、下回った年度が8回あり、一直線の変化ではありません。

単位:億円 実線:山形大学 破線:全国平均

期間中の最高額は2009年度の134.1億円、最低額は2020年度の110.0億円でした。直近5年では、2021年度から9.3億円(8.4%)増加しています。

前年からの決算額の増加が最も大きかったのは2008年度(+8.6億円)、減少が最も大きかったのは2010年度(-12.6億円)です。長期の増減率だけでなく、年度ごとの振れも合わせて見る必要があります。

出典:各年度の決算報告書「運営費交付金」の決算額。全国平均は公開可能な法人値の単純平均です。 2025年度の公式決算報告書

交付金の減少は法人化後ずっと続いたわけではない

第1期は+10.8%、第2期は-3.9%、第3期は-0.7%、第4期は途中経過で+7.9%です。増減の時期は異なり、法人化後の全期間が同じ方向に動いたわけではありません。

期間期首期末増減
第1期(2004〜2009年度)121.0億円134.1億円+13.1億円(+10.8%)
第2期(2010〜2015年度)121.5億円116.8億円-4.7億円(-3.9%)
第3期(2016〜2021年度)111.3億円110.5億円-0.8億円(-0.7%)
第4期(2022〜2027年度)途中111.0億円119.8億円+8.8億円(+7.9%)

第1期(2004〜2009年度)、第2期(2010〜2015年度)、第3期(2016〜2021年度)、第4期(2022〜2027年度)。第4期は2025年度までの途中経過です。文部科学省の制度資料を参照。

山形大学の2025年度の財務構造

運営費交付金は収入の22.2%

収入計539.2億円のうち、運営費交付金は119.8億円です。自己収入とその内訳を重ねて合計せず、収入全体の構成と自己収入の内訳を分けて示します。

運営費交付金22.2%自己収入61.3%産学連携等研究収入・寄附金等7.2%その他9.3%
  • 運営費交付金 119.8億円
  • 自己収入 330.5億円
  • 産学連携等研究収入・寄附金等 38.9億円
  • その他 50.0億円

附属病院収入が運営費交付金を上回る

附属病院収入は281.5億円で、自己収入の85.2%を占めます。運営費交付金119.8億円より161.7億円多い金額です。

附属病院85.2%授業料・入学金等12.5%その他の自己収入2.3%

支出の31.2%を教育研究経費が占める

支出計507.0億円のうち、教育研究経費は158.0億円です。

2025年度の収入予算は484.1億円、収入決算は539.2億円でした。差は決算報告書上の予算と実績の差です。

決算報告書上、収入計と支出計の差は32.2億円です。この差額は企業会計上の利益を示すものではありません。

2026年度当初予算では運営費交付金105.4億円を見込む

運営費交付金の年度計画予算見積額は105.4億円です。附属病院収入253.8億円が運営費交付金を上回ります。

予算は見込額です。決算実績とは集計段階が異なるため、前年比として扱いません。

予算の全項目・出典を見る
収入・当初見積額
科目見積額
附属病院収入253.8億円(25,384,835千円)
合計463.0億円(46,296,420千円)
長期借入金収入2.1億円(206,487千円)
雑収入5.4億円(539,132千円)
産学連携等研究収入及寄附金収入等38.0億円(3,795,603千円)
施設整備費補助金6.2億円(623,021千円)
運営費交付金105.4億円(10,542,413千円)
大学改革支援・学位授与機構施設費交付金0.2億円(20,000千円)
授業料及入学検定料51.8億円(5,184,929千円)
支出・当初見積額
科目見積額
合計463.0億円(46,296,420千円)
借入償還金9.5億円(950,356千円)
施設整備費8.5億円(849,508千円)
診療経費244.3億円(24,434,479千円)
教育研究経費162.7億円(16,266,474千円)
産学連携等研究経費及寄附金事業費等38.0億円(3,795,603千円)

出典:2026年度の文部科学省予算資料 p.143

山形大学の年度別運営費交付金決算額

年度決算額前年差前年比全国順位
2025年度119.8億円+5.5億円+4.8%
2024年度114.3億円+1.7億円+1.5%32位/85
2023年度112.6億円+1.6億円+1.4%31位/86
2022年度111.0億円+0.5億円+0.5%31位/86
2021年度110.5億円+0.5億円+0.4%32位/89
2020年度110.0億円-7.2億円-6.1%32位/89
2019年度117.2億円+1.5億円+1.3%30位/90
2018年度115.7億円0.0億円0.0%31位/90
2017年度115.7億円+4.4億円+4.0%31位/90
2016年度111.3億円-5.5億円-4.7%34位/90

この数字を読むときの注意

本記事の長期比較に使うのは、各年度の決算報告書に記載された「運営費交付金」の決算額です。損益計算書の「運営費交付金収益」や、その年度に国が新たに交付した額とは一致しません。

決算額には前年度からの繰越使用や、年度途中の追加交付・補正が含まれる場合があります。運営費交付金だけで法人全体の財務力は測れず、収入構造や支出と合わせて見る必要があります。また、法人統合などで全国順位の母集団は年度ごとに異なります。

出典・集計方法

  • 長期推移は、各法人が公表した決算報告書の「運営費交付金」決算額
  • この決算額には、前年度からの繰越使用や年度途中の追加交付・補正が含まれる場合があり、当年度の新規交付額だけを示すものではない
  • 最新年度の収入・支出内訳は、同じ決算報告書の収入欄・支出欄にある検証済み決算額
  • 全国順位・平均・中央値は同年度の公開可能な法人値で集計
  • 全国比較の合計は各年度の公開可能値の合計で、法人統合や比較除外により母集が年度ごとに異なる場合がある
  • CPIは総務省統計局「消費者物価指数 全国・総合・年度平均」(2020年基準)。実質額は表示年度の価格へ換算
  • 法人統合があった年度や報告期間が12か月に満たない年度などは、通常の比較対象から除外
SNSでシェア
SNSでシェア