運営費交付金

香川大学の運営費交付金はいくら?過去20年間の推移を解説

香川大学の運営費交付金は、2004年度の117.2億円から2025年度の105.9億円へ、11.3億円、9.6%減少しました。

ただし、変化は一直線ではありません。2015年度に102.2億円まで低下した一方、前年度を上回った年もあります。どの時期に、どの程度動いたのかを長期推移から確認します。

2026年度当初予算では98.7億円を見込みます。予算と決算は単純比較できません。

2025年度の全国順位は全法人の決算収集完了後に更新します。参考として、2024年度は85法人中35位です。

香川大学の交付金は21年間で9.6%減少

2004年度の117.2億円から、2025年度は105.9億円となりました。この間には前年度を上回った年度が9回、下回った年度が12回あり、一直線の変化ではありません。

単位:億円 実線:香川大学 破線:全国平均

期間中の最高額は2004年度の117.2億円、最低額は2015年度の102.2億円でした。直近5年では、2021年度から2.7億円(2.5%)減少しています。

前年からの決算額の増加が最も大きかったのは2014年度(+6.2億円)、減少が最も大きかったのは2006年度(-8.0億円)です。長期の増減率だけでなく、年度ごとの振れも合わせて見る必要があります。

出典:各年度の決算報告書「運営費交付金」の決算額。全国平均は公開可能な法人値の単純平均です。 2025年度の公式決算報告書

交付金の減少は法人化後ずっと続いたわけではない

第1期は-10.4%、第2期は-4.6%、第3期は+3.5%、第4期は途中経過で+2.8%です。増減の時期は異なり、法人化後の全期間が同じ方向に動いたわけではありません。

期間期首期末増減
第1期(2004〜2009年度)117.2億円105.0億円-12.1億円(-10.4%)
第2期(2010〜2015年度)107.2億円102.2億円-5.0億円(-4.6%)
第3期(2016〜2021年度)104.9億円108.6億円+3.7億円(+3.5%)
第4期(2022〜2027年度)途中103.0億円105.9億円+2.9億円(+2.8%)

第1期(2004〜2009年度)、第2期(2010〜2015年度)、第3期(2016〜2021年度)、第4期(2022〜2027年度)。第4期は2025年度までの途中経過です。文部科学省の制度資料を参照。

香川大学の2025年度の財務構造

運営費交付金は収入の22.8%

収入計463.6億円のうち、運営費交付金は105.9億円です。自己収入とその内訳を重ねて合計せず、収入全体の構成と自己収入の内訳を分けて示します。

運営費交付金22.8%自己収入63.5%産学連携等研究収入・寄附金等4.8%その他8.8%
  • 運営費交付金 105.9億円
  • 自己収入 294.4億円
  • 産学連携等研究収入・寄附金等 22.4億円
  • その他 40.9億円

附属病院収入が運営費交付金を上回る

附属病院収入は257.4億円で、自己収入の87.4%を占めます。運営費交付金105.9億円より151.5億円多い金額です。

附属病院87.4%授業料・入学金等11.0%その他の自己収入1.6%

支出の30.5%を教育研究経費が占める

支出計459.3億円のうち、教育研究経費は139.9億円です。

2025年度の収入予算は433.5億円、収入決算は463.6億円でした。差は決算報告書上の予算と実績の差です。

決算報告書上、収入計と支出計の差は4.3億円です。この差額は企業会計上の利益を示すものではありません。

2026年度当初予算では運営費交付金98.7億円を見込む

運営費交付金の年度計画予算見積額は98.7億円です。附属病院収入233.8億円が運営費交付金を上回ります。

予算は見込額です。決算実績とは集計段階が異なるため、前年比として扱いません。

2004年度以降の年度計画予算見積り

2004〜2010年度は大学公表の年度計画、2011年度以降は文部科学省の各目明細書を使用しています。

年度当初・年度計画見積額補正額変更後見積額出典区分
202698.7億円——文科省
202597.7億円4.2億円101.9億円文科省
202497.2億円——文科省
202394.7億円——文科省
202295.4億円——文科省
202198.9億円——文科省
202094.7億円——文科省
201998.3億円——文科省
2018105.0億円0.1億円105.1億円文科省
2017102.9億円——文科省
2016104.4億円0.0億円104.4億円文科省
201599.3億円——文科省
2014105.8億円——文科省
201393.9億円——文科省
2012105.1億円——文科省
2011107.2億円——文科省
2010107.2億円——大学公表
2009104.3億円——大学公表
2008103.1億円——大学公表
2007106.8億円——大学公表
2006108.5億円——大学公表
2005116.5億円——大学公表
2004117.2億円——大学公表
予算の全項目・出典を見る
収入・当初見積額
科目見積額
大学改革支援・学位授与機構施設費交付金0.2億円(22,600千円)
雑収入2.4億円(236,803千円)
施設整備費補助金11.8億円(1,177,510千円)
産学連携等研究収入及寄附金収入等20.8億円(2,077,643千円)
附属病院収入233.8億円(23,383,436千円)
運営費交付金98.7億円(9,872,673千円)
合計406.7億円(40,667,508千円)
授業料及入学検定料39.0億円(3,896,843千円)
支出・当初見積額
科目見積額
教育研究経費140.1億円(14,006,319千円)
合計406.7億円(40,667,508千円)
借入償還金13.7億円(1,369,606千円)
施設整備費12.0億円(1,200,110千円)
産学連携等研究経費及寄附金事業費等20.8億円(2,077,643千円)
診療経費220.1億円(22,013,830千円)

出典:2026年度の文部科学省予算資料 p.196

香川大学の年度別運営費交付金決算額

年度決算額前年差前年比全国順位
2025年度105.9億円+0.0億円+0.0%—
2024年度105.9億円-0.4億円-0.4%35位/85
2023年度106.3億円+3.3億円+3.2%34位/86
2022年度103.0億円-5.6億円-5.2%34位/86
2021年度108.6億円+2.9億円+2.8%34位/89
2020年度105.7億円-2.6億円-2.4%36位/89
2019年度108.3億円-1.6億円-1.4%35位/90
2018年度109.9億円+6.0億円+5.7%35位/90
2017年度103.9億円-1.1億円-1.0%38位/90
2016年度104.9億円+2.7億円+2.7%37位/90

この数字を読むときの注意

本記事の長期比較に使うのは、各年度の決算報告書に記載された「運営費交付金」の決算額です。損益計算書の「運営費交付金収益」や、その年度に国が新たに交付した額とは一致しません。

決算額には前年度からの繰越使用や、年度途中の追加交付・補正が含まれる場合があります。運営費交付金だけで法人全体の財務力は測れず、収入構造や支出と合わせて見る必要があります。また、法人統合などで全国順位の母集団は年度ごとに異なります。

出典・集計方法

  • 長期推移は、各法人が公表した決算報告書の「運営費交付金」決算額
  • この決算額には、前年度からの繰越使用や年度途中の追加交付・補正が含まれる場合があり、当年度の新規交付額だけを示すものではない
  • 最新年度の収入・支出内訳は、同じ決算報告書の収入欄・支出欄にある検証済み決算額
  • 全国順位・平均・中央値は同年度の公開可能な法人値で集計
  • 全国比較の合計は各年度の公開可能値の合計で、法人統合や比較除外により母集が年度ごとに異なる場合がある
  • CPIは総務省統計局「消費者物価指数 全国・総合・年度平均」(2020年基準)。実質額は表示年度の価格へ換算
  • 法人統合があった年度や報告期間が12か月に満たない年度などは、通常の比較対象から除外
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