目次
国家総合職「教養区分」の2026年度秋試験は、10月4日(日)の8時50分に受付開始、9時20分に試験開始、17時に終了します。9時20分に遅れると受験できないため、その時刻までに受付を済ませ、指定された席に着いておく必要があります。
第1次試験は、基礎能力試験のⅠ部、Ⅱ部、総合論文試験の順に行われます。解答時間はそれぞれ2時間20分、1時間、2時間30分です。受付から終了まで8時間以上あるものの、そのすべてが解答時間ではありません。
基礎能力試験はⅠ部30題、Ⅱ部20題の全問が解答対象です。特にⅠ部は、時間のかかる判断・数的推理をどこで解くか決めておくと、当日の配分が崩れにくくなります。
この記事のポイント
第1次試験の時間割と解答時間
2026年度秋の受験案内には、受付開始・試験開始・終了時刻と、試験種目ごとの解答時間が示されています。Ⅰ部とⅡ部の間など、各種目の細かな開始・終了時刻は、受験票の注意事項や当日の案内でも確認してください。
| 順番 | 内容 | 題数 | 解答時間 |
|---|---|---|---|
| 受付 | 8時50分開始。9時20分までに受付・着席 | — | — |
| 1 | 基礎能力試験Ⅰ部 | 30題 | 2時間20分 |
| 2 | 基礎能力試験Ⅱ部 | 20題 | 1時間 |
| 3 | 総合論文試験 | 1題 | 2時間30分 |
| 終了 | 17時 | — | — |
3種目の解答時間を足すと5時間50分です。9時20分から17時までの7時間40分との差には、試験の説明、問題集の配布、種目間の休憩などが含まれます。「Ⅰ部が140分だから12時に終わる」といった計算で、休憩開始時刻を決めつけないようにしてください。
昼食は持参しておくと、休憩時間を移動に使わずに済みます。ただし、飲食できる場所や時間については試験場の指示に従ってください。
Ⅰ部30題を140分で解く順番
Ⅰ部は、文章理解10題、判断・数的推理14題、時事・情報6題の計30題です。単純平均では1題当たり4分40秒ですが、文章を読む問題と計算を要する問題に同じ時間を割り当てる必要はありません。
次の配分は練習用のモデルケースです。得意分野や実際の問題の難しさに合わせて調整してください。
| 段階 | 目安 | 進め方 |
|---|---|---|
| 全体を見る | 5分 | 問題の配置を確認し、取り組みやすい分野を見つける |
| 解ける問題を先に解く | 85分 | 文章理解や時事・情報、見通しの立つ推理問題から得点を確保する |
| 保留した問題に戻る | 35分 | 時間のかかる判断・数的推理を中心に取り組む |
| マーク・解答を確認する | 15分 | 飛ばした問題、解答番号のずれ、未記入を確認する |
この例なら、最初の90分で一通りの得点を確保し、残り50分で難問への再挑戦と確認をします。1問に長く止まったときは印を付けて先へ進み、戻る時間を残すほうが、解ける問題の未着手を防げます。
Ⅰ部の中で必ず文章理解から解く、といった決まりはありません。模試や過去問で「最初に解くと安定する分野」を確かめておくのが実用的です。
Ⅱ部20題は60分。迷う問題を抱え込まない
Ⅱ部は自然・人文・社会の知識分野から20題が出題され、解答時間は1時間です。単純平均では1題3分ですが、知っているかどうかを短時間で判断できる問題もあります。
たとえば、最初の40分で20題を一巡し、次の15分で迷った問題を見直し、最後の5分でマークを確認する配分が考えられます。これは公式の指定ではなく、時間切れを防ぐためのモデルケースです。
正解がすぐに分からなくても、選択肢を絞れる問題はあります。一方、知識がまったくない問題を長く考えても、解答の根拠が増えないことがあります。まず一巡してから、見直す価値のある問題に時間を使ってください。
総合論文は150分。構成を決めてから書く
総合論文試験は1題、解答時間は2時間30分です。基礎能力試験を終えた後に取り組むため、問題を読んですぐ書き始めるより、問いと資料を確認して答案の筋道を決める時間を取るほうが安定します。
| 作業 | 時間配分の例 | 確認すること |
|---|---|---|
| 設問・資料を読む | 25分 | 何を答える問題か、資料から何が言えるかを整理する |
| 構成を作る | 20分 | 主張、理由、具体例、結論の順を決める |
| 答案を書く | 90分 | 設問への答えから離れずに書き進める |
| 読み直す | 15分 | 論旨の飛躍、書き漏れ、読みにくい表現を確認する |
この例では書き始めるまでに45分を使います。構成に時間をかけすぎて答案が完成しない場合は逆効果なので、過去問で実際に150分を計り、自分が書き切れる配分に直してください。
当日は9時20分より前の着席を基準に動く
受験案内では、9時20分の試験開始に遅れた場合、受験は認められないとされています。受付は8時50分からです。試験場の入口から受付場所まで距離がある場合もあるため、到着時刻を「9時20分ぎりぎり」に設定しないでください。
たとえば8時40分ごろに試験場付近へ着く計画なら、受付開始前に建物や入口を確認できます。これは到着時刻の目安であり、試験場への入場可能時刻を示すものではありません。交通経路と集合場所は受験票で確認してください。
FAQ
第1次試験は何時に終わりますか?
2026年度秋の受験案内では17時終了です。試験後の移動を予定する場合は、退室や駅までの時間にも余裕を持たせてください。
基礎能力試験のⅠ部とⅡ部を行き来して解けますか?
Ⅰ部とⅡ部は別の試験時間です。Ⅰ部の終了後に、その残り時間をⅡ部へ回すことはできません。解く順番を工夫できるのは、それぞれの試験時間内の問題です。
出典・作成方針
- 人事院「2026年度国家公務員採用総合職試験(大卒程度試験)『教養区分』受験案内(秋試験)」:受付・試験の開始終了時刻、出題数、解答時間、実施順、遅刻時の取扱いを確認
- 人事院「国家公務員採用総合職試験(大卒程度試験)「教養区分」:2026年度秋試験の日程を確認
本文の時間配分と到着時刻は、公式の指定ではなく受験準備のためのモデルケースです。試験当日の細かな時間割や運営上の指示は、受験票と試験場での案内を優先してください。

