独立行政法人

【2015年】独立行政法人の年収ランキング

昨今の物価上昇を背景に、民間企業では賃上げの波が広がりつつあります。
これに呼応する形で、公務員や公的機関においても給与体系の改定や処遇改善の動きが注目されています。

本ランキングは、各法人が「独立行政法人の役職員の給与水準の公表方法等について(ガイドライン)」に基づき公開している事務系職員の年収に関する公式データを、当サイトが独自に集計・作成したものです。

対象となる給与額は、ガイドラインで定められた算出基準に則り、諸手当を含む平均給与月額の12カ月分に期末・勤勉手当(ボーナス)を合算した「年間給与総額」をベースとしています。
時間外勤務手当(残業代)は含まれておらず、各法人の純粋な処遇水準を 2015 年度の対象年度の数値で比較しています。

一般に公的法人の給与は、生活コストの高い都市圏に位置する法人が上位に来る傾向があります。また、年功的な賃金体系により「平均年齢」が高いほど年収も押し上げられる点には留意が必要です。

事務系職員の年収ランキングTOP3
東京都練馬区 平均47.6歳
中期目標管理法人
1
中期目標管理法人

労働政策研究・研修機構

平均年収
877.4万円
1位は労働政策研究・研修機構で、平均年収は877.4万円、平均年齢は47.6歳でした。

労働政策研究・研修機構は、雇用や労働に関する政策研究と行政職員の研修を担う独立行政法人であり、日本の労働政策形成を支える専門的な研究機関として位置づけられています。

厚生労働省の政策立案を支援するため、雇用情勢、労働市場、賃金、働き方、労使関係など幅広いテーマについて調査研究を実施しています。

国内外の労働政策に関するデータ収集や国際比較研究も行われており、研究成果は政策提言や調査報告書、統計資料などの形で公表されています。

また、労働行政に携わる職員を対象とした研修事業も重要な役割の一つであり、労働基準監督官や公共職業安定所職員などに対する専門研修が行われています。

研究部門と研修部門を併せ持つ機関として、学術研究と実務教育を結びつけながら、労働政策の質の向上や行政能力の強化に貢献しています。

このように労働政策研究・研修機構は、研究と人材育成の両面から日本の労働政策を支える重要な政策研究機関の一つとなっています。

労働政策研究・研修機構の給与詳細・モデル給与を見る
東京都港区 平均46.3歳
中期目標管理法人
平均年収
871.1万円
第2位にランクインしたのは年金積立金管理運用独立行政法人です。

GPIFの名でも知られる同法人の平均年収は871.1万円(平均年齢46.3歳)となっています。

トップ層に共通する特徴として、民間賃金が高い地域に所在していることによる手当の加算が挙げられますが、同法人もその例外ではありません。公務員準拠の俸給体系を維持しつつ、期末・勤勉手当(ボーナス)において民間企業と同等の支給水準が確保されていることが、この安定した年収実績を支えています。

また、職員の職種構成や役職者の比率といった人員構成の構成比も、全法人の平均値を左右する重要な変数です。本調査の結果からは、高度な事務処理能力を有する職員が安定的に定着し、組織としての成熟度が高い様子がうかがえます。

地域コストと職責の重さが反映された、納得感のある給与水準を維持しているといえそうです。

年金積立金管理運用独立行政法人は、公的年金の積立金を管理・運用することを目的として設立された独立行政法人であり、世界最大級の機関投資家の一つとして知られています。

厚生年金保険および国民年金の積立金を長期的な視点で運用し、将来の年金給付を安定的に支える役割を担っています。

運用資産は国内外の株式や債券、外国資産などに分散投資されており、基本ポートフォリオに基づいてリスク管理を行いながら長期的な収益の確保を目指しています。

運用は主に外部の資産運用会社に委託する形で行われており、GPIF自身は資産配分の管理や運用機関の評価、リスク管理などを中心としたガバナンス機能を担っています。

また、ESG投資やスチュワードシップ活動にも積極的に取り組み、企業の持続的成長や市場の健全な発展を促す役割も果たしています。

このように年金積立金管理運用独立行政法人は、日本の公的年金制度を支える資産運用機関として、国内外の金融市場に大きな影響力を持つ重要な存在となっています。

年金積立金管理運用独立行政法人の給与詳細・モデル給与を見る
東京都千代田区 平均43.7歳
国立研究開発法人
3
国立研究開発法人

日本医療研究開発機構

平均年収
863.7万円
3位は日本医療研究開発機構で、平均年収は863.7万円、平均年齢は43.7歳でした。

日本医療研究開発機構は、医療分野の研究開発を総合的に推進することを目的として設立された国立研究開発法人であり、日本版NIHとも呼ばれる研究推進機関として知られています。

文部科学省、厚生労働省、経済産業省など複数の省庁にまたがる医療研究予算を一元的に管理し、基礎研究から臨床研究、実用化までを見据えた研究開発の支援を行っています。

がん、再生医療、感染症、難病対策、創薬研究など幅広い分野の研究プロジェクトを支援しており、大学や研究機関、企業との連携を通じて医療技術の実用化を推進しています。

また、研究費の配分やプロジェクトマネジメント、研究成果の社会実装に向けた支援などを行うことで、日本の医療研究の競争力強化に貢献しています。

国際共同研究や海外研究機関との連携も進められており、世界的な医療研究ネットワークの中で日本の研究力を高める役割も担っています。

このように日本医療研究開発機構は、医療研究の戦略的推進と研究成果の社会還元を担う中核機関として、日本の医療・生命科学分野の発展を支える重要な存在となっています。

日本医療研究開発機構の給与詳細・モデル給与を見る

4位以下の全ランキングは下記の表で詳しく確認できます

2015年度 年収ランキング

順位 法人名 平均年収
1 労働政策研究・研修機構 877.4万円
2 年金積立金管理運用独立行政法人 871.1万円
3 NEW 日本医療研究開発機構 863.7万円
4 理化学研究所 862.8万円
5 住宅金融支援機構 837.6万円
6 都市再生機構 829.9万円
7 新エネルギー・産業技術総合開発機構 820万円
8 中小企業基盤整備機構 819万円
9 工業所有権情報・研修館 818.4万円
10 国際協力機構 813.7万円
11 エネルギー・金属鉱物資源機構 807.4万円
12 国際交流基金 796.9万円
13 科学技術振興機構 792.7万円
14 宇宙航空研究開発機構 791.6万円
15 国際観光振興機構 782.9万円
16 国際農林水産業研究センター 779.3万円
17 北方領土問題対策協会 774万円
18 製品評価技術基盤機構 768.5万円
19 農林漁業信用基金 766.6万円
20 農畜産業振興機構 765.3万円
21 福祉医療機構 761.7万円
22 国立公文書館 761.4万円
23 農業者年金基金 758.9万円
24 航海訓練所 754.4万円
25 建築研究所 750.4万円
26 情報通信研究機構 749.6万円
27 日本貿易振興機構 746.5万円
28 港湾空港技術研究所 743.4万円
29 教職員支援機構 741.5万円
30 国民生活センター 737.3万円
31 海洋研究開発機構 735.4万円
32 日本スポーツ振興センター 734.6万円
33 情報処理推進機構 730.6万円
34 NEW 医薬基盤・健康・栄養研究所 730.2万円
35 水資源機構 726.2万円
36 防災科学技術研究所 725.7万円
37 勤労者退職金共済機構 724.6万円
38 日本芸術文化振興会 724万円
39 産業技術総合研究所 723万円
40 環境再生保全機構 722.9万円
41 鉄道建設・運輸施設整備支援機構 722.3万円
42 日本原子力研究開発機構 722万円
43 森林研究・整備機構 715.2万円
44 国立重度知的障害者総合施設のぞみの園 712.9万円
45 医薬品医療機器総合機構 712.4万円
46 郵便貯金簡易生命保険管理・郵便局ネットワーク支援機構 709.9万円
47 日本学生支援機構 707.8万円
48 日本高速道路保有・債務返済機構 706.9万円
49 造幣局 702.8万円
50 国立環境研究所 698.3万円
51 農業・食品産業技術総合研究機構 695.4万円
52 農林水産消費安全技術センター 693.7万円
53 国立成育医療研究センター 690.3万円
54 国立精神・神経医療研究センター 683.7万円
55 労働安全衛生総合研究所 683.4万円
56 国立長寿医療研究センター 680.1万円
57 高齢・障害・求職者雇用支援機構 679.8万円
58 土木研究所 677.1万円
59 日本学術振興会 674.8万円
60 国立国際医療研究センター 671.5万円
61 国立がん研究センター 665.8万円
62 自動車事故対策機構 656.8万円
63 物質・材料研究機構 654.5万円
64 自動車検査独立行政法人 654万円
65 国立特別支援教育総合研究所 653.1万円
66 労働者健康福祉機構 649万円
67 国立循環器病研究センター 648.3万円
68 統計センター 647.7万円
69 家畜改良センター 646.4万円
70 国立印刷局 641.6万円
71 海技教育機構 641.2万円
72 水産研究・教育機構 640.4万円
73 航空大学校 639.1万円
74 国立文化財機構 633.2万円
75 国立科学博物館 632.2万円
76 奄美群島振興開発基金 622.1万円
77 経済産業研究所 616.7万円
78 国立美術館 613.4万円
79 大学入試センター 612.4万円
80 国立青少年教育振興機構 610.7万円
81 交通安全環境研究所 601.8万円
82 空港周辺整備機構 601.8万円
83 電子航法研究所 601万円
84 国立病院機構 600.9万円
85 海上技術安全研究所 596.1万円
86 駐留軍等労働者労務管理機構 577.7万円
87 国立女性教育会館 555.4万円
88 地域医療機能推進機構 546万円
89 国立高等専門学校機構 540.6万円
90 日本司法支援センター 525万円
91 酒類総合研究所 506万円
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